『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドル・佐久間まゆが、ハイクオリティーなフィギュアになって登場。まゆ役の声優・牧野由依さんに、その魅力を語ってもらった。

 『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する、アイドルの佐久間まゆ。その魅力的な表情と、ピンクで統一されたキュートな衣装を忠実に再現した1/8スケールフィギュア“アイドルマスター シンデレラガールズ 佐久間まゆ フィールマイハートver.”(13932円[税込])が、amiamiより発売されることになった(10月発売予定。予約受付中)。

 これを記念して、佐久間まゆ役の牧野由依さんに、フィギュアの魅力や、役作りのポイント、声優・歌手として活動している自身の近況などを語ってもらった。

牧野由依(まきのゆい)

1986年1月19日生まれ、三重県出身。3歳から子役として芸能活動を開始し、4歳よりピアノを始める。声優としては、『アイドルマスター シンデレラガールズ』を始め、数々のテレビアニメに出演。また、歌手としても資生堂のCMソングを歌うなど幅広く活動しており、2018年3月21日にはミニアルバム『WILL』をリリースした。

リボンの部分にただならぬ情熱とこだわりを感じる

――まゆのフィギュアをご覧になって、いかがですか?

牧野リボンがいいですね! まゆちゃんといえば、リボンがポイントですが、躍動感がすごいです。原型師さんの気合を感じました。これ、きっとリボンの動き次第で、立ったときのバランスも変わってくるから、調整もたいへんですよね。

――本当にすばらしいクオリティーですよね。牧野さんは、こういったフィギュアを買われたことはありますか?

牧野自分で買ったことはないんですけれど、見させていただく機会は多くて。いろいろ見比べてみると、フィギュアの進化がわかるのでおもしろいですね。原型師さんやメーカーさんが、切磋琢磨しながらいいものを作ろうとしているのが伝わってきます。今回のまゆちゃんのフィギュアも、写真を見たときからすごいなと思っていたんですが、実物を拝見したら、その躍動感に圧倒されました。

――こちらのフィギュアで、一押しポイントを挙げるとしたら?

牧野先程も少し話に出ましたが、やっぱり、リボンですね。リボンに、ただならぬこだわりと情熱を感じます。まゆちゃんにとってリボンは、プロデューサーさん(『アイドルマスター』シリーズのファン)と繋がるためのツールでもあります。

――まゆ担当のプロデューサーさんには、たまらないですね。ちなみに、もしよろしければ、ご自身でフィギュアの写真を撮っていただければと思うのですが……。

牧野はい、ぜひ! 何枚撮ってもいいんですか!?

――大丈夫です(笑)。

牧野これ、かわいいなあ……。あ、こういう角度もいいな……。(しばし撮影)

――お写真を拝見してもよろしいですか?

牧野はい。こんな感じになりました。

牧野1枚目は、私がいちばんかわいいと思う角度で撮りました。背景も相まって、まゆちゃんがスタジオで撮影しているみたい(笑)。改めて見ても、マイクに巻き付いているリボンとか、本当に装飾が細かいですよね。2枚目は、まゆちゃんのプロデューサーさんがステージの袖から覗いていたら、こういう角度で見えるんじゃないかな……というアングルを狙ってみました。

――そんな、まゆのフィギュアに対する牧野さんの満足度は?

牧野もちろん200%です!

――ひとつじゃ満足できない! 2個ほしい! ということですね(笑)。

牧野むしろ3個は必要ですね。観賞用と保存用、それと布教用に(笑)。これまでにも、さまざまなフィギュアを拝見しましたが、やっぱり自分が演じさせていただいている子が、いちばんかわいいと思えます。

――ちなみに、もしご自身がフィギュア化されるとしたら、こんなデザインにしてほしい……といった要望はありますか?

牧野ファンの方目線で作っていただくとしたら、ピアノを弾いているところ……かな。でも、美しくされると照れくさいので、砕けた感じのデザインがいいですね。毎年、お正月になると、その年の干支のツナギを着て、海岸でアホなことをするのが恒例行事なんですけど、そのときの姿をフィギュア化するとおもしろいかも。今年は戌年なので、顔は犬、体は獅子舞の格好をして写真を撮りました。ソロライブのグッズとして、そのときの写真を使ったりもしたんです(笑)。

まゆは“プロ意識が高い”

――改めて、佐久間まゆというアイドルについてお聞きします。牧野さんにとって、まゆとはどのような存在ですか?

牧野もう5年くらいの付き合いになりますが、本当に、プロデューサーさんに対する愛情が深いですよね。プロデューサーさんとの出会いがきっかけで、アイドルの世界に入ってきた女の子なので、最初のころは“世界の中心がプロデューサーさん”というイメージが強かったです。それが少しずつ変わってきて、いまでは周りの仲間にも、気を配れるようになって。あと、読者モデル出身でプロ意識が高いところも、彼女の特筆するべきポイントです。ステージ上でのパフォーマンスや、ひとつひとつのお仕事に対する取り組みからも、そうした意識が感じられます。

――まゆ役が決まっての、初めての収録はどのような様子でしたか?

牧野めちゃくちゃ時間がかかりましたね。初回の収録では、セリフひとつひとつにディレクションがあったんです。もともとオーディションのときに、60ページほどの台本をいただいていたので、そちらを読みながら役作りをしていたのですが、収録時にいただいた台本とは異なる部分もあって。少しずつ擦り合わせながら、まゆちゃんのイメージを作っていきました。

――今回のフィールマイハートのように、まゆの衣装は、かわいらしいデザインのものが多いですが、牧野さんご自身は、どういったファッションがお好きですか?

牧野私の場合は、まゆちゃんとは真逆ですね。シャツにダメージジーンズといったようなラフな格好をすることが多いですし、最近だと大人っぽい、きれい目の服も着るようになりました。『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブでは、いまでもまゆちゃんのような衣装を着させていただいていますが、じつはスカートのフワフワ感を出すために、パニエ(アンダースカートの1種)を5枚入れていて。このフィギュアの衣装は、パニエが2枚なんですが、1枚1枚が相当厚いんじゃないかな(笑)。いつも私たちが履いているものだと、1枚や2枚じゃ、あのフワフワ感が出ないんです。でも、ボリュームアップしているぶん、足元がぜんぜん見えなくて。階段を降りるときなどは、毎回ちょっと怖いんです。

――そんなご苦労があったんですね。ライブでは、ヒールの高い靴を履いて踊られていますが、あれも、かなりたいへんなのでは?

牧野めちゃくちゃたいへんです! ただ、フィールマイハートみたいに足首が固定されている場合は、じつは見た目よりも動きやすいんですよ。

――なるほど! カカトのズレが抑えられるんですね。

牧野そうなんです。しかもこの衣装は、ヒール部分も細すぎず、つま先の角度も傾斜を抑えたデザインなので、足にかかる負担は、かなり軽減されるんじゃないかなと思います。私もこういった衣装でライブに出させていただくことも多いですが、最初のころは、重心が前にかかってしまってフラフラしていました。でも、体幹を鍛えるようになってからは安定してきて。いまでも、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブリハーサルが始まると、みんなで自主的に集まって、体幹のトレーニングをしています。

偶然の出会いから上富良野町のPR大使に!?

――牧野さんは、北海道上富良野町のPR大使に就任されたそうですね。牧野さんは三重県のご出身ということですが、どういった経緯があったのでしょうか。

牧野きっかけは、“富良野ラベンダーティー”だったんです。私はお茶が好きで、ジャスミンティーなどを好んで飲んでいたのですが、ある日、最寄り駅にある自動販売機で、ポッカサッポロフード&ビバレッジさんの富良野ラベンダーティーをたまたま見かけて。買って飲んでみたら、これがすごくおいしくて、ハマったんですよね。それから、駅に行ったら毎回買っていたんですけど、期間限定の商品だったみたいで、秋ごろになると自販機の陳列から消えてしまって……。

――悲しい別れが……。

牧野でも、去年の5月くらいに、また自販機に並んでいるのを見かけて、嬉しくなってしまって。その喜びをツイートしたら情報が広まって、宝探しのように富良野ラベンダーティーを探すことが、ファンの皆さんのあいだでブームになったんです。そうしたやり取りを、ポッカサッポロフード&ビバレッジの方がご覧になられていて、「いつも応援してくださって、ありがとうございます」と、富良野ラベンダーティーを大量に送ってきてくださったんですよ。それがご縁で、昨年の私のライブの来場者の方に、富良野ラベンダーティーを配ることになりまして。さらに、富良野ラベンダーティーの原材料を作っている、上富良野町のPR大使もやってみませんか? という話になったんです。

――そうだったんですか。やっぱり、好きなものは「好き!」と言ったほうがいいですよね。

牧野本当にそうですよね。上富良野町では、ラベンダー畑の一角に、私専用の区画も用意していただいて。畑のオーナーになると、メロンとか野菜とか、いろいろ送ってもらえるのでお得なんですよ。ほかの区画も、オーナーさんを募集しているみたいなので、いま応募していただいたら、ご近所さんになれますね(笑)。ちなみに、7月15日に“かみふらの 花と炎と四季彩まつり”というお祭りがあるんですけど、そちらにもゲストとして出演させていただくことになりました。

――ファンの皆さんには、ぜひご近所さんになっていただきたいですね。牧野さんのソロ活動ということですと、6月にはライブも開催されましたね。

牧野はい。昨年の7月に喉を傷めて以降、まったく声が出ない状態が続いていました。歌い手にとって、声が出ない状態というのは、計り知れないくらい怖いことで……。もう、声のお仕事はできないんじゃないかと、毎日不安でした。治療を続けても、もとの状態に戻るかどうかはわからないと言われていたので、声が出て、また会話ができるようになったときは、本当に嬉しかったですね。そのあいだも、ありがたいことにレギュラーのお仕事は継続させていただいて。回復してからはアルバムの収録などで歌いましたが、いざライブとなると、やっぱり不安で。人前に出て歌うのが約1年ぶりで、いままでこんなにあいだが空いたことはなかったので、緊張しました。

――不安を払拭するのもたいへんだったのでは?

牧野「絶対に大丈夫」と、自分に言い聞かせてやるしかなかったです。ひたすら練習して、体調も整えて、3日前にはもう一度病院に行って、精密検査をしてもらって。“備えあれば憂いなし”という状態ですよね。当日は、大勢のファンの方がいっしょに盛り上がってくれて。本当に楽しい時間を過ごせました。

――ファンの皆さんの応援も、後押しになったというわけですね。

牧野そうですね。1年前と同じ会場で、同じ2デイズのライブだったので、それまでの不安やトラウマを、すべて塗り換える気持ちで挑みました。「休養前よりもパワーアップしたステージを見てもらいたい!」という思いが強かったですね。

――今後ますますのご活躍、期待しています。それでは最後に、まゆのプロデューサーさんおよび、牧野さんのファンの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

牧野まゆちゃんは、今年の選抜総選挙では7位に選んでいただき、またまたトップ10入りを果たすことができました。本当に、大勢の方が応援してくださっているアイドルであり、その声を担当していることの嬉しさと、責任の重さを改めて感じているところです。私自身も、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブには出演させていただいていますが、会場に来てくださったプロデューサーの皆さんに「まゆちゃんが本当にいたら、あんな感じだよな」と思っていただけるように、これからも精一杯がんばります。そして、そこで得た経験は、私自身の活動にも活かせると思っているので、まゆちゃんだけではなく、牧野由依の応援も、よろしくお願いします!

 なお、こちらの記事とは別バージョンのインタビューが、amiamiにも掲載されている。フィギュアに対するコメントを、より掘り下げた内容になっているので、まゆのプロデューサー諸氏&牧野由依さんのファンの方は、そちらも要チェックだ!

 amiamiのインタビュー記事はこちらでチェック!
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