『World of Tanks: Mercenaries』配信開始記念イベントリポート。第二次世界大戦が、もし史実通りに終結していなかったら……自由だァァァッ!!

プレイステーション4、Xbox One、Xbox 360で配信されている、タンクバトルゲーム『World of Tanks Console』が、2018年6月26日のアップデートにて、『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』へと生まれ変わった。その配信を記念した関係者向けイベントをリポートする。

 ウォーゲーミングが、プレイステーション4、Xbox One、Xbox 360で配信しているタンクバトルゲーム『World of Tanks Console』が、2018年6月26日のアップデートにて、『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』として生まれ変わった。

 『World of Tanks』とは、全世界で1億3000万人以上の会員数を誇る、大人気のオンラインタンクバトルゲーム。オンライン対戦がメインとなるPC版とは異なり、『World of Tanks Console』では、ひとりでも遊べるようなコンテンツが満載で、独自の展開により新たな人気を獲得している。そして今回、さらなる独自要素を盛り込むべく、『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』と名前を変えて、大型アップデートが実施されたのだ。

 それを記念して、ウォーゲーミングジャパン本社にて、“『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』配信開始記念イベント”が関係者向けに行われた。このイベントでは、『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』のベータ版を先行試遊できたほか、開発を担当している海外のウォーゲーミングのスタッフたちが登場し、本作に関する説明を行った。

ちなみにウォーゲーミングジャパンには、いたるところに戦車に関する模型などが展示されている(
超かっけぇ……)。

 登壇したのは、ウォーゲーミング・シニアゲームデザイナーであるダロルド・ヒガ氏と、ウォーゲーミングCISリージョナル・パブリッシングプロダクトディレクターを担当する、アナスタシア・プリビルスカヤ氏。まずは、ウォーゲーミングの成り立ちについてから、アナスタシア氏から語られた。

ダロルド・ヒガ氏

アナスタシア・プリビルスカヤ氏

 ベラルーシで1998年に設立されたウォーゲーミングは、骨太な戦略シミュレーションゲーム『MASSIVE ASSAULT』シリーズを続々とリリースし、コアなファンたちからは支持を得る、硬派なデベロッパーとして知られていた。そして、2010年に『World of Tanks』をロシアで配信開始。その後、2011年に中国、EU、アメリカでのリリースが開始されると、人気は一気に大爆発。その後もアップデートや、別タイトルなどのリリースを経て、今もなお根強い人気を誇るタイトルだ。

 そして『World of Tanks Console』は、ウォーゲーミングウェストが開発する、家庭用ゲーム機専用の『World of Tanks』作品。基本的なルールやシステムなどに変更点はなく、遊びかたやモードに大きな違いがあるのが特徴で、その大きな目玉となっているのが、人との対戦要素がない独自のモード(いわゆる“PvE”モード)“ウォー・ストーリーズ”。戦争の最中で起きた史実のできごとを体験できるほか、史実とは異なる“if”もストーリー上で体験できるのが大きな魅力だ。

 一見、PC版とまったく同じようなゲームのようだが、アナスタシア氏は「コピー&ペーストで作られたゲームではありません。イチから見直して作り直しています」と念押しするほど、こだわりを持って制作されているようだ。

 今回の大型アップデートにて実装される『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』については、ダロルド氏が解説。前述したifストーリーを実装したところ、史実体験以上にファンからの反響が多くあったそうで、それならばと完全オリジナルストーリーを展開することにしたという。

 物語のテーマは“第二次世界大戦が、もし違う形で終結していたら?”というもの。1942年から第二次世界大戦は始まるが、日本がミッドウェー海戦で空母(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を失わず、アメリカとドローという形で終わっていたら? 独ソ戦では、ドイツがソ連をそこまで追い詰めなかったら?

 第二次世界大戦が史実より長引いた結果、国家への忠誠は失われてしまい、社会は荒廃。そして、1948年にアメリカとソ連のあいだで、核戦争が勃発する。しかし、当時の技術では核を数発しか使えなかったため、人類が全滅するほどまでは至らなかった。……といった感じで、本作は核戦争後の世界が舞台となっているのだ。

このキャラクターたちが物語に登場するようだ。ちなみに、アナスタシア氏は右から2番目のキャラクター“「Lost Renegade”のモデルになっている。うーん、どちらも超美人!

 これらのストーリーに紐づいた完全オリジナルストーリーがウォー・ストーリーズに加わるほか、対戦モードでも戦車やマップが追加される。一部マップは、従来の人気マップが世界観の設定に合わせたものになるとのこと。

 なお、今回から使用できる車輛(マーセナリーズ車輛)はかなりユニークで、これまでのように、各国の技術ツリーを開発して解放していくのではなく、“契約ミッション”をクリアーすることで解放される。また、マルチプレイでは新国家“マーセナリー国家”が追加され、リリース時には5台の車輛が登場。今後も続々と追加を予定しているそうだ。

 マーセナリーズ車輛の特徴は、史実にはない戦車だということ。核戦争後が舞台なためか、傭兵たちが各国の戦車のパーツを組み合わせて作った、オリジナルな車輛が登場する。

 また、これまでは“軽戦車”、“重戦車”、“駆逐戦車”など、史実通りの種別で戦車が分けられていたが、マーセナリーズ車輛は偵察型など、戦車の役割によってカテゴリ分けされているのも大きな特徴。おかげで、どう使いこなせばいいか、すぐに分かるようになっている。

試遊で使用できた戦車“The Trinity”は、車体がソ連のT-44、砲塔はアメリカのM26パーシング、砲身はV号戦車パンターから拝借して作られた戦車のようだ。

 『World of Tanks: Mercenaries(マーセナリーズ)』は、よりゲームらしく、とにかく“自由”な展開をみせていくことが分かった今回のイベント。最後には、アナスタシア氏との記念撮影会がなぜかスタートしつつ、イベントは終了となった。……これも自由ってことか!

美人すぎて筆者もドッキドキ。目の前にすると、思わずBT-7で即座に逃げ出したかった……。

 会場では、今回実装されたウォー・ストーリーズ“The Heist”の試遊ができた。このミッションでは、ドイツのエージェントが雇った傭兵団に参加し、同盟を結んだアメリカとソ連の連合軍を相手に、戦いをくり広げていく。

 たった数人の精鋭部隊で敵基地を壊滅させるという、史実ではありえないようなミッションを託されるため、気分はまさに映画のスーパーヒーロー。ボス戦車などの登場や、自分だけで何十輌も破壊するできるような、よりゲームらしい物語とミッションが味わえた。

 その後のミッションも、核兵器の破壊を狙ったり、敵基地からの脱出を目指すものなど、バラエティ豊かなステージが用意さされている。ひとりでも協力プレイでも遊べるモードになっているので、これを期に戦車ゲームを遊んでみたい! という人や、PC版をプレイしている歴戦の戦車乗りたちにも、オススメできるコンテンツになっている。ぜひダウンロードして、まずはプレイしてみよう。



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