子どもが安心して遊べるオープンワールドを? いやいや、大人にもぶっ刺さりでしょ! おもちゃ連動ADV『スターリンク』インタビュー【E3 2018】

ユービーアイソフトより2019年発売予定のオープンワールドADV『スターリンク バトル・フォー・アトラス』の魅力を、実機プレイとインタビューで紹介。

 ユービーアイソフトが開発中の『スターリンク バトル・フォー・アトラス』は、宇宙の危機を救うために7つの惑星を旅するオープンワールドゲームだ。

 E3 2018では任天堂の『スターフォックス』とのコラボが発表(Nintendo Switch版のみ)。フォックスの愛機“アーウィン”のフィギュアとともに宮本茂氏がステージに登壇し、客席は盛大な拍手に包まれた。

 最大の特徴は、ゲーム内の戦闘機と連動している外付けフィギュア。実物のフィギュアのパーツを取り換えることで、ゲーム内の武器や装甲も同じように切り替わる。

 このフィギュアがよくできていて、かちゃかちゃ触っているだけで童心に帰れる……というより、大人だからこそ興奮できる作り込みである。ブースターや廃熱機構など、細部に至るまでこだわりが散見し、ビーム兵器のような“謎テクノロジー”もワクワクのフォルムで立体化されている。

 肝心のゲーム部分も、“子ども向け”と侮れない骨太なバランスだ。

 E3会場に展示されていたデモ版では、“敵施設の破壊”と“巨大ボスとの対決”という戦闘パートをプレイできたのだが、油断すると平気で撃墜されるほど敵が手強く、スキルや武器の組み合わせを本気で考える楽しさを味わえた。

 たとえば、グラビティキャノンで動きを固定したところに強力なミサイルをぶち込んだり。威力は高いがリーチの短い火炎放射を活かすために、パイロットの特殊能力で時間の流れを遅くしたり。デモ版で使えた5種類の武器だけでも、いろいろな戦術を試すことができた。

使いやすいガトリング、近接向けの火炎放射、チャージして放つグラビティキャノンなど、5種類の武器から2つを組み合わせて装備できた。

 ウリである“フィギュアと連動したパーツ換装”は、ドッグファイト中だろうが、敵に囲まれていようが、好きなタイミングで自由に行える。フィギュアを組み立てている間はゲーム画面にポーズがかかり、完全にリアルタイムというわけではないが、それでも自分自身の手で愛機をカスタマイズする高揚感は本作ならではである。

 残念ながら、デモ版ではオープンワールドの探索はできなかったが、スキルポイントの割り振りや、パイロットごとの必殺技に似た要素もあり、正統派のアドベンチャーゲームとしてデザインされているのが感じられた。

 さて、そんな『スターリンク バトル・フォー・アトラス』プロデューサーのマシュー・ローズ氏にインタビューを実施。オープンワールドゲームとしての内容や、込められた想い、スターフォックスコラボの情報などをお聞きした。

マシュー・ローズ氏(文中ではマシュー)
『スターリンク バトル・フォー・アトラス』プロデューサー

“ゲーマーキッズ”が安心して遊べるオープンワールドを作りたかった

――実際に遊んでみると、戦闘に歯ごたえがあり、年齢を問わずに楽しめるゲームであると感じました。メインターゲットとしては何歳くらいを想定しているのでしょうか?

マシュー年齢はあまり考えず、“ゲーマーキッズ”向けの大作オープンワールドゲームとして作っています。

 よくあるキッズ向けタイトルは、“ボクのはじめてのゲーム”というような、簡単でシンプルな内容であることがほとんどですよね。ですが、今の若いお父さん・お母さんはゲームで育ってきた世代で、その子どもたちもゲームに慣れ親しんでいます。

 私にも5歳と7歳の息子がいますが、すでにキッズ向けゲームは卒業してしまいました。だからといって、FPSやオープンワールドゲームは小さな子どもが遊ぶのにふさわしくない描写も多い。

 『スターリンク』は、そうした子ども達にも安心してAAAタイトルを楽しんでほしいと考えて作りました。結果として、幅広い層に受け入れてもらえるゲームになったようでうれしいです。

――オープンワールドではどんなことができるのでしょうか。

マシューメインクエストやサブクエストはもちろん、パズルやダンジョン、シークレット要素を探す楽しみもあります。

動植物のDNAを採集する要素もあるそうだ。

マシュー7つの惑星は、環境も生物もそれぞれ大きく異なっていて。今回プレイしていただいたクリスタルの星以外にも、個性あふれる美しい星々を探索できます。

 『スターリンク』のオープンワールドに特徴的なのは、戦況がリアルタイムに変化することですね。たとえ星から敵を追い出しても、しばらくするとヤツらはふたたび侵略にやってきます。ですから防衛ベースやタレットを配置して、プレイヤーがいなくても敵から星を守ってくれる環境を整えることが重要です。

――本作のプレイにフィギュアは必須なのでしょうか。
マシューフィギュアが無くてもストーリーはすべて楽しむことができますし、スターター・パックに含まれる内容だけでも武器を組み替える遊びは体感していただけます。ですが、やはり本作独自のクールな要素ですし、できればフィギュアも集めて欲しいですね。

 今回のデモ版でお見せした機体やパーツは一部でしかありません。加えて、発売後のDLCでも新しい機体を増やしていくつもりです。

――フォックスも含めて、各パイロットにはどのような能力が備わっているのでしょうか。

マシュー科学者のメイスンは、衛星兵器に強力な攻撃を要請できます。アンダーグラウンドに生きるシェードはステルスが得意で、エイリアンのジャッジは時間の流れを遅くできます。

 フォックスは、まだ秘密です(笑)。ただ、彼も主人公のひとりとしてストーリーにしっかり組み込まれていて、フォックスがどうやってアトラスにやってきたのかも説明されます。

――『スターフォックス』とのコラボはどのように決まったのでしょうか?

マシュー任天堂さんに『スターリンク』をご覧いただいたのは昨年のE3、つまり皆さんと同じタイミングです。その後、京都でプレゼンさせていただき、この完璧なコラボが実現しました。

 フォックスの性格も、アーウィンの性能も、すべて原作通りに再現するよう心掛けています。だって、我々はみんな『スターフォックス』の大ファンですからね。

――最後にメッセージをお願いします。

マシューずっと愛情を注いできたゲームですから、日本の皆さんにこのゲームをプレイして頂けることにとてもワクワクしています。オープンワールド経験の奥深さにきっと驚かれることでしょう。パーツを交換して自分のスターシップを構築する、魔法のような瞬間を楽しんでいただきたいです。



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