『The Last of Us Part II』安息の地を奪われたエリーは復讐の旅へ――ジョエルについての言及も【E3 2018】

2018年6月12日~14日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大級のゲームイベント“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2018”。その最終日に、『The Last of Us Part II』についてのQ&Aセッションが行われた。

 2018年6月12日~14日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大級のゲームイベント“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2018”。その最終日に、『The Last of Us Part II』についてのQ&Aセッションが行われた。

 今回のQ&Aセッションでは、冒頭に“PlayStation E3 2018 Showcase”でお披露目された映像が改めて紹介され、それに紐付いた質疑応答となっている。

写真右からディレクター・ライターを務めるNeil Druckmann氏、ライターのHalley Gross氏、CO.ディレクターのAnthony Newman氏,同じくCO.ディレクターのKurt Margenau氏の3人。

この世界に、パーティーが楽しめるほどのコミュニティが存在するとは……。

 『The Last of Us Part II』の舞台は前作から5年後の世界が描かれ、エリーも少女から女性へと成長しつつある時期。映像の冒頭では、教会でのパーティーシーンが描かれているが、ここは“ジャクソン”というコミュニティー内にあり、そこはエリーにとってようやくたどり着いた安息の地だという。そこでエリーは、ディーナという女性と密接な関係を築きつつあるようで、彼女のキスシーンにつながるシーンはインパクト大。このキスシーンでは唇と唇、肌と肌が柔らかく触れ合い、頬がほんのり赤らむという表現がリアルタイムで描画されている。こうしたフェイシャルは今回採用している新エンジンで実現できたという。

 そして映像は暗転し、エリーが敵の首にナイフを刺しているシーンへ。ここでエリーが戦っている相手は、シアトルで発足した“セラファイト”という組織のメンバーだという。映像でもわかる通り、この組織は捕まえた人物をロープに吊るし、ナイフで腹を割いて内臓を引きずり出して殺害する、という残虐な行為も平気で行う。

 なぜ、そのセラファイトとエリーが戦っているのか、因果関係についてはハッキリした回答はなかったが、エリーにとっての安息の地“ジャクソン”に暴力的なできごとが起こって、彼女は復讐の旅に出るとの言及があり、これはセラファイトが“ジャクソン”を襲ったということなのだろう。映像ではエリーの無慈悲な様子も描かれるが、これは彼女の正義のための復讐心が相当なものであると同時に、その要因を作ったセラファイトの行為もかなり非道だったことが想像できる。そうした背景もあり、ときには顔をしかめたくなる暴力表現もできる限りリアルに表現することが必要だと考えているのだという。

 戦闘で目立ったところでは、走ったりしゃがんだり、攻撃を避けたりといった一連のアニメーションがリアルに表現されている点。とくに、エリーは小柄で非力なので、クルマの下や草むら(草むらでは草の高さでステルス度合い変動する)、さまざまな隙間などに隠れながらの戦闘が可能になっているとのこと。前作のように瓶を投げて敵の注意を逸らすことも可能だが、本作では敵AIも向上しているので、つねに緊張感のある戦いが実現しているという。ちなみに、映像では刺さった矢を抜いているシーンがあったが、矢が刺さった状態を放っておくと照準が合わせづらくなったりと戦闘にも影響が出るのだとか。

 また、Paris Games Week 2017の映像と同様、今回も人間との戦いが描かれているが、インフェクテッド(感染者)ももちろんこの世界の脅威として登場し、新たなタイプも感染者もいるという。

 そしてジョエルについては、本作にも「登場する」とのこと。ただ、今回のプレイヤーキャラクターはエリーのみ(前作はジョエルとエリー)ということで、ジョエルがどんな立ち位置で登場するのかは、気になるところだ。