『無双OROCHI3』には北欧神話の影も? 神格化や神器などもっと知りたい新要素を古澤Pにとことん聞いた!【E3 2018】

2018年6月12日~14日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2018”。会期中に実施した『無双OROCHI3』古澤正紀プロデューサーへのインタビューをお届け。

 2018年6月12日~14日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2018”。 本イベント中に、『無双OROCHI3』プロデューサーの古澤正紀氏に、実機プレイを交えつつ詳しくお話を伺うことができた。

 本作については、2018年6月9日に実施された公式生放送にて、発売日が2018年9月27日に決定したことを始め、さまざまな情報が公開されている。そこで今回のインタビューでは、それらの情報を改めてさらいつつ、さらに突っ込んだお話も伺った。

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プロフィール

古澤正紀氏(ふるさわ まさき)

コーエーテクモゲームスの著名な作品から人気キャラクターが多数参戦した『無双☆スターズ』のプロデュースを担当。本作でもプロデューサーとしてチームをまとめる。

 まずは、神器と神術について。配信で明らかになった通り、本作には16種類の神器が存在し、登場キャラクターたちは、神器を使った新たなアクション“神術”をくり出すことができる。
 神術は、Rボタンと攻撃ボタンの組み合わせでくりだす仕組みで、通常攻撃、チャージ攻撃、無双乱舞(無双奥義)それぞれのボタンに対応する三種の神術を使うことが可能。神術を使う際に消費する神術ゲージは時間経過で自然に増加していくが、マップ内に点在する“アンカー”(ゼウスが世界を融合するときに打ち込んだ楔)のそばで神器を出す(Rボタンのみを押す)と、素早く増加していく。

 この、本作のアクションの鍵を握るであろう“神器”についてさらに詳しくお話を聞いた。

――神器は、進めていくうちに獲得していくような感覚なのですか?
古澤いえ、仲間に入ったらすぐに使えるイメージですね。
――どのキャラクターがどの神器を使うかは、決まっているわけですか?
古澤そうですね。
――と言うことは、そこも含めてキャラクターの個性になっていると。
古澤まさにおっしゃる通りで、たとえば井伊直虎は、空中に浮いた敵に攻撃を当てると威力が上がるというアクションタイプなのですが、彼女の神器では、敵を集めながら浮かせるという神術を使うことができます。そこに既存のアクションでうまく割り込んでいくと、これまで以上に爽快なアクションにつなげられる……という仕組みになっています。このように、もともとのキャラクターの個性を活かすタイプや、欠点を補うタイプなど、いろいろな組み合わせがありますね。
――従来の『無双OROCHI』シリーズですと、アクションタイプは“スピードタイプ”、“テクニックタイプ”、“パワータイプ”がありましたが、それは今回も同様ですか?
古澤はい、今回もあります。
――では、キャラクターそれぞれのアクションもありつつ、ほかの3種類のタイプと16種類の神器のいずれなのかというところで、さらに個性付けがされると。
古澤そうですね。まず170人全員が別々の武器でオリジナルのアクションをする、という部分の個性がベースにあり、さらにそれをカテゴライズしていく要素として、タイプと神器があるということです。また、神器は16種類ですが、同じ神器を使っていても、キャラクターによって違った技があります。ですので、『無双』シリーズをよく遊ばれている方でも、新鮮さを感じながらプレイしてもらえるかなと思います。

――ちなみに神器については、配信の中では“レーヴァテイン”と“ネクタル”、“ブリージンガメン”の3つが公開されていましたね。北欧神話由来のものもあったりしますし、そちらのほうからも何かあったりするのかな、と想像しているユーザーもいるようですが……?
古澤ああ。鋭いですね(笑)。
――おお! ということは、あながち間違った推測ではないと?
古澤そうですね。北欧神話の武器も取り入れているということは……ですね。
――いまのところはゼウスしか出てきていないけれども……?
古澤あと、4人新キャラがいますので、その中にはもしかしたら、と。
――ユーザーさんは読みが鋭いですね(笑)。
古澤そうですね。よく見てらっしゃるなと思います。

 また、配信では若干わかりにくかった“合体神術”についても、改めてレクチャーを受けることができた。合体神術は、合体神術ゲージがフルに溜まったときに使えるもので、操作キャラクター3人に、あらかじめサポートに設定しておいた4人のキャラクターも加わり、合計7人で攻撃する強力な術だ。強力なぶん、合体神術ゲージはかなり溜まりにくいが、ヒット数(画面左上に表示されている数字)が上がるほど溜まりやすくなる仕組みになっている。十分にヒット数を上げてからチャージ神術を敵に当てて一気にゲージを溜める、というのが理想だ。
 なおサポート役の4人には、パラメータを底上げする役割もあるとのこと。操作キャラ3人に加えて、どんな組み合わせの4人を選んで戦線に出るか? ここも工夫しがいがありそうだ。

 さらに、気になる新キャラクターや、“神格化”についてもお聞きした。

――ゼウスはかなり使っておもしろいキャラクターに仕上がっているようですね。
古澤配信でも、パワフルで使いやすいキャラクターだというのは伝わったと思います。動き自体は遅いのですが、非常にパワフルですし、コンボを当てていくことで帯電したような状態になり、パワーアップするのが特徴になっています。パワーアップ状態だと、攻撃している途中に雷が落ちるなど、攻撃が強力になります。
――わりと少ないヒット数で、簡単にパワーアップ状態にできるんですね。
古澤はい、2~30人の敵に攻撃を当てるとこの状態になりますね。そうすると空中攻撃もバンバンできて、弾もいっぱい出せるようになって、と……。
――これは相当強そうですね。
古澤新キャラクターですし、“神”ですので。ある程度色を付けたかったのと、いつものパターンだけではつまらないよね、というところもあって、わりと振り切った感じになりました。
――ストーリー的には、ゼウスは敵ポジションになるのでしょうか?
古澤そうですね。敵として登場はします。でも、お見せしている通りプレイアブルにもなるので……途中で使えるようになる、ということですね。
――これは、ゼウスのストーリーモードが解放されるようなイメージなのか、それともストーリーの途中で使用できるようになるのでしょうか?
古澤どちらかというと、後者ですね。今回、ストーリーは一本道の重厚なものにしようと思っているんです。
――つまり各武将ごとのストーリーというわけではないんですね。
古澤そうですね。その代わりに、1本の濃密なストーリーを楽しむ中で、ステージが進むごとに仲間がどんどん入っていくので、そこでまたリフレッシュして新しいキャラクターのアクションを楽しみながら、どんどんステージを進めてもらう、というイメージです。

――ちなみに新たなメインビジュアル(上の画像)で描かれている影は、手前がゼウスですよね?
古澤そうですね。
――うしろの帽子の人は……。
古澤誰でしょうね……(笑)。
――このポジションにいるということは、神様なのかなと想像するのですが……?
古澤新キャラクターのひとりではある、とだけお伝えしておきます(笑)。
――そこは続報で、ということですね(笑)。では神格化についても教えてください。神格化するキャラクターは全部で8人ということで、すでに幸村と趙雲は発表されていますが、残り6人が誰なのかが気になります。
古澤1本のストーリーの中で、どういったタイミングで、誰が神格化することになるのかは、楽しみにしていてほしいです。選びかたとしては、ストーリーを語っていくうえでキーとなる人、という考えで選んでいます。来月くらいには、少しずつお話できると思いますので、もう少しお待ちください。

 インタビューは以上となる。さすがにクリティカルな部分は秘されたものの、期待感をますます加速させるような情報をたっぷり語っていただけたように思う。

 なおこのインタビュー時には、Nintendo Switch版で、画面分割による“おすそわけプレイ”を体験させていただいた。Joy-conひとつだけではボタンが足りないため、キャラクター切り替えをスティック押し込みで行うなど、若干通常の操作とは異なる部分はあるものの、問題なくプレイが可能。1台のNintendo Switchを用意するだけで、いつでもどこでも友人とふたりプレイができるとなると、これは遊びの幅が広がりそうだ。

 神術は、キャラクターごとに使い勝手が異なり、さまざまなキャラクターを操作する楽しみがさらに増しそうな印象。とくにR+通常攻撃ボタンで出る神術はゲージ消費も少なく、気軽に使っていける。陸遜の場合、これで神速アクション風の、高速移動しつつ攻撃するアクションが出るので、非常に快適。彼をお気に入りにする人が多くなるかも?

 ちなみにこの試遊時には、ガラシャを操作し、弓型の神器を使ったアクションを確認することもできた。TPS風に狙いをつけて放つ神術などもあり、新鮮なプレイ感が楽しめそうだ。
 なお本作では、『無双☆スターズ』などと同様に、体力が尽きてゲームオーバーになった場合に、直前のチェックポイントからやり直すことができる仕様になっているとのこと。時間をかけて数千人斬りをしたのに、ちょっと油断したせいでいちからやり直しに……といった事態が避けられるのはうれしいポイントだ。

 短時間の限られた試遊でも、神術を組み込んだ新しいアクションの楽しさは十分に感じることができた。あとは、推しのこのキャラや、あのキャラでも遊んでみたい……と期待感は高まるばかり。今後の続報に要注目だ。



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