ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2018年5月25日発売予定のプレイステーション4用ソフト『Detroit: Become Human』について、スピンオフムービー“Tokyo: Become Human”命篇を公開した。
以下は、メーカーリリースを引用して掲載
PlayStation4用ソフトウェア『Detroit: Become Human』スピンオフムービー"Tokyo: Become Human"命篇を公開
PlayStation4用ソフトウェア『Detroit: Become Human』スピンオフムービー
アンドロイドを“救いたい”という声に応え、もう一つの選択をアンロック
"Tokyo: Become Human"命篇を公開
アンドロイドを“救う”、“救わない”あなたの選択は?
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation4用ソフトウェア『Detroit: Become Human』の発売(2018年5月25日(金))に先駆け、"Tokyo: Become Human"命篇を公開しました。
「Tokyo: Become Human」は、感情を持たないはずのアンドロイドが人間のように感情を表し主人公に選択を迫るストーリー。人と同等以上の外見や知性を持ったアンドロイドを人として扱い“救う”結末と、モノとして扱い“救わない”選択を描いています。
命篇は、5月16日(水)に公開したアンドロイドをモノとして扱い“救わない”姿を描いた"Tokyo: Become Human" モノ篇と対をなすもう一つの選択。モノ篇が公開されたタイミングで、SNS上では「救いたかった」「救うシーンも見たい」という声が上がり、命篇の公開に至ることとなりました。また「アンドロイドは今後どう扱っていくのか」、「その選択が正しいのか考えさせられる」といった様々なレビューが展開されております。いずれやってくるであろう、人とアンドロイドとの共存。感情を持たないはずのアンドロイドが人のように感情を表した時、あなたは人としてアンドロイドを扱いますか?モノとして扱いますか?ぜひ「命篇」、「モノ篇」を見比べて、お考え下さい。
※“Tokyo: Become Human”モノ篇の視聴はコチラ
特別インタビュー
<アンドロイド司書役:保紫 萌香さんインタビュー>
Q. アンドロイド役を演じるにあたって気をつけたことはありますか。
A. できるだけ生気がないように見せることです。笑う時は口角を上げて目を細める、部分的に顔を動かすこと、瞬きを極力しないこと、歩き方に気をつけて演じました。
Q. アンドロイド役でオファーを受けた時の率直な感想を教えてください。
A. 面白そうと同時に難しそうだとも思いました。感情を持つ人間が、感情のないモノを演じ、その中で感情が芽生えるという二重のお芝居に難しさを感じました。
Q. 監督のオーダーで難しかった演技やシーンはありますか?
A. 「救わない」を選択した方の結末で、実は司書は感情を持っていて、それを隠しているということを最後の表情で見せて欲しい、というオーダーがありました。その絶望感を、短い時間の中で、より深く真実として自分の中に起こし、観ている方にも伝わるようにしなければならなかったので難しかったです。
<高校生松島役:望月 歩さんインタビュー>
Q. 選択によって分岐する物語を演じていただきましたが、松島の選択として共感する方はどちらですか。
A.「救う」選択を選んでしまうと思います。松島を演じる中でアンドロイドと共に過ごした時間は決して悪いものじゃなく、むしろ心地よい場所だったように感じました。その思い出を自分自身としても大切にしたいなと思う気持ちが強いように感じましたし、アンドロイドが人に見えてしまうので「救う」選択に共感します。
Q. 視聴者に感じてほしいことを教えてください。
A.正直アンドロイドは、「モノ」だと思います。でもそのモノが訴えかけてきたらどうするのだろう。松島のように、その選択で大きく未来が変わるかもしれない。この物語を通して、この時私ならこうするとか、そういう一つの選択肢を考えてくださったら嬉しいなと思います。
<特殊メイクアップアーティスト JIRO インタビュー>
Q. アンドロイドに見せるために注力したポイントはなんですか。
A. 肌をアンドロイドにする為に緑の色素が入っているクリームで赤みを消し、カバー力のあるファンデーションを顔、首、耳の中までたたき込み、血管やムラを隠し肌を均一化しました。その上から人工的な皮膚感を表現する為、全体的にパールのパウダーを重ね、ハイライト部分は人間の皮膚には無い反射を強調する為、更にしっかりと重ね入れました。髪の生え際はエアブラシを用いてあえて人工的なクッキリとしたヘアラインに見えるようペイントし、眉やもみ上げも、あえて直線的に整え、無機質なイメージにしました。瞳は、虹彩が目立たない黒めのカラーコンタクトを使用し、感情の無い目を演出しました。
<出演者プロフィール>
■望月 歩(Ayumu Mochiduki)
2000年9月28日生まれ。
2014年、宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証』にて中学生・柏木卓也役を怪演。話題となる。その後TBSドラマ「マザー・ゲーム」「アンナチュラル 」、NTVドラマ「母になる」他で、独特な印象的な演技をするなど、行く末を期待されている存在。
■保紫 萌香(Moeka Hoshi)
1995年8月23日生まれ。
講談社ミスID2016グランプリを受賞。「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」(MBS/TBS)「ザ・ブラックカンパニー」(CSフジテレビTWO)JUJU Music Video「東京」(監督:萩原健太郎)に主演し500万回再生を突破。主演映画「少女邂逅」(監督:枝優花)が6月30日新宿武蔵野館ほか全国順次公開 。
<特殊メイクアップアーティストJIROプロフィール>
東京芸術大学卒業後、特殊メイクの道に入り、有限会社自由廊を設立。現在では特殊メイク・造形製作にとどまらず、クリエイティブディレクターとして、映画、ドラマ、CM等、映像の業界にとどまらず多方面で活躍中。独自の哲学に基づいた豊かな表現力と、確固たる技術力は、国内外を問わず高く評価されておりフェイスペイント&特殊メイク・造型&アート界の改革者として注目を浴びている。TV東京系「TVチャンピオン」特殊メイク王選手権で2連覇を達成後、認定チャンピオンとなる。世界70カ国で読まれている『Make-up Artist Magazine』にて「世界の注目アーティスト10人」に選出された。最先端のペイント技術を用いた作品制作を手掛けており、その発想力とクオリティの高さで世界を魅了している。2017年、自身初の作品集『Amazing JIRO -SPECIAL MAKEUP-』(出版社:リトル・モア)を発売。