2018年4月27日、2017年に発売されたゲームソフトの中から、とくにゲームファンに愛されたソフトを表彰する“ファミ通アワード2017”受賞式がコンラッド東京にて開催。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の2本がゲーム・オブ・ザ・イヤーに輝いたほか、各賞の受賞タイトル・受賞者が発表された。
“ファミ通アワード2017”は、2017年1月1日~2017年12月31日までに発売または配信された家庭用ゲーム機のソフトや、スマートフォンや携帯電話、PCなどで、2017年の時点でサービスが行われているゲームを対象に、ユーザーから厚く支持され、かつゲーム業界の発展に多大な貢献をしたと認められる、優れたゲームを表彰する祭典。ファン投票によって受賞作を選定するもので、2005年の初開催から数えて13回目を迎える。
各賞の受賞タイトル・受賞者は以下の通り。
ゲーム・オブ・ザ・イヤー
2017年、もっとも優れており、なおかつ印象に残った作品に送られる賞。ファミ通アワード優秀賞タイトルより選出される。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』/任天堂
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』/スクウェア・エニックス
優秀賞(五十音順)
ゲームの世界観や斬新さ、奥深さ、ゲームファンを惹きつける魅力など、総合的に優れた作品に贈られる賞。
『スーパーマリオ オデッセイ』/任天堂
『スプラトゥーン2』/任天堂
『Xenoblade2(ゼノブレイド2)』/任天堂
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』/任天堂
『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』/カプコン
『どうぶつの森 ポケットキャンプ』/任天堂
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』/スクウェア・エニックス
『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』/スクウェア・エニックス
『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』/スパイク・チュンソフト
『バイオハザード7 レジデント イービル』/カプコン
『Fate/Grand Order』/FGO PROJECT
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』/PUBG Corporation
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』/ポケモン
『モンスターストライク』/ミクシィ
ルーキー賞
『仁王』/コーエーテクモゲームス
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』/PUBG Corporation
『Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ・ドーン)』/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
フェイバリットアプリ賞
年間でもっともユーザーに愛されたゲームアプリに贈られる賞。
『LINE:ディズニー ツムツム』/LINE
特別賞
革新的なアプローチでゲーム業界に新たな潮流をもたらした作品、技術、商品に贈られる賞。
『UNDERTALE(アンダーテイル)』/ハチノヨン
Nintendo Switch/任天堂
最優秀キャラクター賞
もっとも印象に残った、お気に入りのゲームキャラクターに贈られる賞。
リンク/任天堂
最優秀ゲームメーカー賞
もっとも活躍したゲームメーカーや開発会社に贈られる賞。
スクウェア・エニックス
MVP
ゲーム業界においてもっとも活躍し、影響を与え、輝いていた人物に贈られる賞。
堀井雄二/アーマー・プロジェクト
2017年の国内家庭用ゲーム市場規模は3917.5億円(ファミ通調べ)と、ハードとソフトともに11年ぶりに前年からプラスとなる好調を見せた年で、多くのヒットタイトルが登場。その影響を受けてか、ゲーム・オブ・ザ・イヤーも2005年の『キングダムハーツIII』、『バイオハザード4』、2006年の『ファイナルファンタジーXII』、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』、2007年の『モンスターハンターポータブル 2nd』、『スーパーマリオギャラクシー』に次いで、4回目のダブル受賞となっている。
【ファミ通アワード2017 ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞コメント追記】
ゲーム・オブ・ザ・イヤー『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の受賞ステージには、藤林秀麿ディレクター(写真左より2番目)と青沼英二プロデューサー(写真右から2番目)が登壇。藤林氏は、「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は発売されてから1年以上経っていますが、これまでいろいろな方から応援の声をいただいております。こういった賞がいただけたのは、そうやって応援してくれる皆さんのおかげだと思います。そのお礼をなかなか言う機会がありませんでしたが、ここで感謝の気持ちを述べさせていただきます。ありがとうございました。」と感謝の気持ちをコメント。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去り氏時を求めて』の受賞ステージでは、シリーズのシナリオデザインを担当する堀井雄二氏(写真中央)が登壇。「(優秀賞、MVPでも選出されたので)今日はしゃべるのが3回目なので、何を言っていいのかわかりませんが、『ドラゴンクエストXI』はみんなでがんばって作った作品で、このような素晴らしい賞をもらえて感謝しています。とくに、僕は『ゼルダの伝説』はディスクシステムの頃から遊んでいますが、『ドラクエ』と同じく歴史ある作品といっしょにこういった賞をいただけてすごくうれしく思っています」と、『ゼルダの伝説』とのダブル受賞の感激を語っていた。