ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、2018年5月7〜9日に開催するカンファレンスイベント“Unite Tokyo 2018”の講演情報を公開した。

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

『Unite Tokyo 2018』講演一覧を一部公開 4/21(土)開催のトレーニングデイも発表

Unityユーザーのための国内最大のカンファレンス“Unite Tokyo 2018”の講演内容を一部公開_01

 マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は、2018年5月7・8・9日の3日間にわたり、Unity に関する国内最大のカンファレンスイベント『Unite Tokyo 2018』の講演の一部を公開しました。また、イベントに先駆けて4月21日に開催する『Unite Tokyo 2018トレーニングデイ』のチケット販売をスタートしました。

Unite Tokyoとは
 Unite Tokyo 2018は、Unityユーザーのためのテクニカルな講演やブース出展が数多く行われる、国内最大のUnityカンファレンスイベントです。Unity本社からゲームエンジンを開発している精鋭スタッフも来日し、Unityの最新機能解説をはじめ様々な講演が行われます。

Unityユーザーのための国内最大のカンファレンス“Unite Tokyo 2018”の講演内容を一部公開_02
前回Unite 2017 Tokyoのイベント会場の様子

Unite Tokyo 2018公式サイト
http://events.unity3d.jp/unitetokyo2018/index.html

開催日程(予定)
日程/時間/内容
2018年5月7日(月)/18:00-20:00/基調講演、関係者懇親会
2018年5月8日(火)/10:00-20:00/カンファレンス、参加者懇親会
2018年5月9日(水)/10:00-20:00/カンファレンス

講演情報が一部公開
 あらゆる分野のUnityユーザーに向けた数々の講演内容が発表されました。その一部をご紹介します。

現在までに公開しているUnite Tokyo 2018講演一覧
http://events.unity3d.jp/unitetokyo2018/index.html

アーティスト向け
講演タイトル:アーティストがUnityでサクッといいビジュアルを作るテクニック講座
講演者:Mike Geig (Software Developer|Unity Technologies)
講演内容
 最近公開されたデモプロジェクト『Neon』や『Book of the Dead』でご覧いただけるように、Unityではアーティストがより質の高いグラフィックスを実現できるような、より進化したツールとワークフローを提供しています。本講演ではUnityにおけるクリエイティブなプロトタイピングのプロセスおよびハイエンド・グラフィクスについてお話しします。ポストプロセッシングスタック、ライティング、高画質レンダーパイプライン(HD Render Pipeline)などの様々なツールをご紹介します。

講演タイトル:『崩壊3rd』開発者が語るアニメ風レンダリングの極意
講演者:Jack He (Technical Director|miHoYo Technology Co., LTD)
講演内容
 本講演では、Unityによる高品質なセルシェーディングとイラストレーションスタイルのアニメ風レンダリングを実現する方法をご紹介します。モバイルからハイエンドPCまで、ほとんどのプラットフォームにおける実装に対応した内容でお届けします。

プログラマー向け
講演タイトル:その最適化、本当に最適ですか!? ~正しい最適化を行うためのテクニック~
講演者:Valentin Simonov (Field Engineer|Unity Technologies)
講演内容
 このセッションでは、一見単純そうに見えて実際は複雑で困難な最適化のケースを例に、特にモバイルプラットフォームにおけるパフォーマンスのテストを行う際の注意点をお話します。IL2CPPで生成されたコードとアセンブリについて詳細に掘り下げ、JITを含むプラットフォーム別の各種挙動について詳しく解説します(残念ながらあなたのゲームには適さないこともあり得るのですが……)。

講演タイトル:アセットバンドルが超ラク!待望の Addressable Asset System & リソースマネージャー詳細解説
講演者:大前 広樹 (日本担当ディレクター|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
講演内容
 かつて人類を悩ませたアセットバンドル。悩みは今、過去のものになりました。Unity 2018.2 から実装された「Addressable Asset System」とリソースマネージャーを活用してゲーム開発からアセットのロード戦略までを楽しくスマートに解決しましょう。このセッションでは、ツールの使い方とプログラミング方法の両面から解説します。

学校関係者や教育関係者向け
講演タイトル:Unityを教える -教育現場でのUnity活用-
講演者
 簗瀨 洋平 (プロダクト・エヴァンジェリスト|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
 荒川 巧也 (教員|日本工学院専門学校)
 志村 淳 (ゲームクリエイター科長|専門学校デジタルアーツ仙台)
 加藤 智紀 (LITALICOワンダー事業部 事業企画グループ エンジニア|株式会社LITALICO)
講演内容
 Unityは小学生向けのプログラミング教室から中学・高校、大学の研究まで教育の現場で幅広く使われています。本セッションでは実際に現場で教えている講演者4名が、事例を交えつつ実際どのようにUnityを教えているか、どのような問題点があるかなどをお話ししていきます。

産業分野の技術者向け
講演タイトル:Unity × 自動車:CADインポートと写実的なグラフィクスの実現
講演者:Luc Vo Van (Senior Solution Developer Automotive|Unity Technologies)
講演内容
 本講演では、CADデータをUnityにインポートする方法を学ぶことができます。CADデータのテッセレーションおよび準備の方法をご説明した上で、最近公開された高画質レンダーパイプラインを使用して物理的に自然なモデル用マテリアルを作成する方法をご紹介します。また、そうしたマテリアルを、便利で低コストなフォトリアリスティックのセットアップで作成する方法もご説明します。

チケット価格がお安くなる早期割引キャンペーンを実施(4月10日まで)

日程/チケット価格
早割・3DAYS(一般)/19,900円(2018年4月10日まで)
早割・3DAYS(学生)/4,900円(2018年4月10日まで)
3DAYS(一般)/29,900円
3DAYS(学生)/9,900円

 チケットを早めにご購入いただくとチケット価格がお得になる早期割引キャンペーンを実施しています。チケット枚数には限りがありますので、参加予定の方はお早めにご購入ください!

チケットのご購入はWebまたはUnity Meetupアプリから
https://meetup.unity3d.jp/jp/event/624

法人向けのまとめ買い・請求書払い
 10枚以上のチケットまとめ買い、および請求書払いをご希望の方は専用フォームよりお申込みください。運営事務局からメールにてご案内をお送りします。

Unite Tokyo 2018 まとめ買いお申込みフォーム(2018年4月13日受付締切、2018年4月20日までのお振込必須)
http://urls.unity3d.jp/unitetokyo2018-ticket-bulk

4月21日(土)Unity公式トレーニングデイを開催

 Unite Tokyo 2018のメインカンファレンスに先駆け、Unityの最新機能を集中的に学ぶ2つの公式ワークショップを行います。各コース定員約40名となりますので、チケットはお早めにお買い求めください!

Unityユーザーのための国内最大のカンファレンス“Unite Tokyo 2018”の講演内容を一部公開_03

開催日程
 2018年4月21日(土)
 コースA:C#JobSystem & ECSでCPUを極限まで使い倒そう / 11:30-15:30
 コースB:ProBuilderで学ぶレベルデザイン / 17:00-21:00
所要時間:各コース約4時間
会場:TECH PLAY SHIBUYA(東京・渋谷)
チケット価格:各コース4,900円(税込)
定員:各コース40名

チケットのご購入はWebまたはUnity Meetupアプリから

コースA:C#JobSystem & ECSでCPUを極限まで使い倒そう
https://meetup.unity3d.jp/jp/event/636

コースB:ProBuilderで学ぶレベルデザイン
https://meetup.unity3d.jp/jp/event/637

豊富な開発経験を持つプログラマーに向けた高度な技術トレーニングのコースA

Unityユーザーのための国内最大のカンファレンス“Unite Tokyo 2018”の講演内容を一部公開_04

講演タイトル:C#JobSystem & ECSでCPUを極限まで使い倒そう
所要時間:約4時間
講演者
 大西 康満(ディベロッパーリレーションマネージャー・エンジニア|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
 黒河 優介(ディベロッパーリレーションエンジニア|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
講演内容
 C# Job System、ECS(Entity Component System)がUnity2018で使えるようになりました。
 C# Job SystemはUnityのシステムと親和性が高く、安全なマルチスレッドプログラミングを容易にする新機能です。ECSは非常に高速な、新しいオブジェクトの管理システムです。この二つを組み合わせて、CPUのパワーを非常に効率よく利用することができます。Job Systemに関しては講義とワークショップ中心、ECSに関しては講義と長めの個別の質疑応答中心の内容を予定しています。
※このセッションは、受講者がUnity上での基本的なC#プログラミング・マルチスレッドプログラミングに関する基本的な知識を持っている前提で行います。
※ご参加にはノートPC、電源アダプタのお持ち込みが必須となります。

プログラマー、レベルデザイナー、プランナーに有用な開発トレーニングのコースB

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講演タイトル:ProBuilderで学ぶレベルデザイン
所要時間:約4時間
講演者
 池和田 有輔(エバンジェリスト|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
 大野 功二(QAマネージャー|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
講演内容:人気アセットProBuilderはUnityに統合され、3Dゲームのレベルデザインを行う上で欠かすことのできないツールとなりました。
 今回、Unite Tokyo 2018開催に先立ち、ProBuilderの操作を一通りマスターし、その使いやすさや柔軟性を実感していただくと共に、レベルデザインのコツを学ぶためのワークショップを開催いたします。
※ご参加にはノートPC、電源アダプタのお持ち込みが必須となります。

開催概要

開催日時
メインカンファレンス:2018年 5月7日(月) ~9日(水)
トレーニングデイ:2018年4月21日(土)

来場者数
3日間で延べ6,000名規模

会場
東京国際フォーラム(JR有楽町駅から徒歩1分)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1