日本一ソフトウェアは、プレイステーション4用ソフト『シルバー2425』最新情報を公開した。既存シナリオの登場人物やシステムに加えて、リメイクで追加される新規シナリオの概要も紹介している。
より真相に近づける追加シナリオ
熱烈なファンを多数もつ『シルバー事件』シリーズ。『シルバー2425』は、リメイクにあたっての高画質化や、システムのブラッシュアップなどが行われているだけでなく、『シルバー2425』独自の要素として、4つの“新規シナリオ”が追加される。
追加シナリオ〈white out〉
時系列的に『シルバー事件』と『シルバー事件25区』の間の物語。
25区のメインの1人であるシロヤブが、凶悪犯罪課に所属するキッカケとなった事件が描かれる。追加シナリオ〈black out〉
『シルバー事件25区』に収録されたすべてのチャプターをクリアすることでアンロックされるシナリオ。気になる内容については、是非自分の目で確かめてほしい。
追加シナリオ〈UTSUTSU〉
「シルバー事件」とは何だったのか?その容疑者「ウエハラカムイ」とは何者だったのか?
フリージャーナリスト・モリシマトキオは、自身による"24区の総括"をある人物に送る―。追加シナリオ〈YUKI〉
現代を舞台とした、新たな登場人物「ユキ」の物語。
女子高生であるユキが通学に使用する雛代駅では、ここのところ連続で人身事故が発生している。
そして、ユキにはその原因に心当りがあった。
『シルバー事件』ストーリー
現代を騒がせる連続殺人事件と、その陰に見え隠れする20年前の伝説的事件“シルバー事件”。重厚な謎がカルト的人気を誇るアドベンチャーゲーム『シルバー事件』がPS4に再誕する。
国家によって完全に計画され造られた都市「カントウ24区」。
24署凶悪犯罪二課のクサビは、帰宅途中に突如何者かに発砲される。
そこから次々と謎の連続殺人事件が発生する。
クサビは事件を追う内に、20年前の伝説的事件「シルバー事件」の犯人、
ウエハラカムイに行き当たる。
はたしてカムイとは何者なのか、「シルバー事件」とは何だったのか。
幾多の事件は「シルバー事件」へと回帰する。
キャラクター紹介
24署の公安特殊部隊に所属し、ウエハラカムイ逃走時に捕獲作戦に参加する。
捕獲作戦以降、凶悪犯罪課特別捜査官として24署の面々とカムイを追う。
上司にあたるクサビには「デカチン」とニックネームで呼ばれる。
24署凶悪犯罪課のベテラン捜査官。
20年前に起きた「シルバー事件」でウエハラカムイを逮捕し、その功績が認められ公安部所属となるも、かつての上司だったコトブキの誘いにより凶悪犯罪課発足時のメンバーとなる。私生活では娘に嫌われることを恐れる普通の父親だが、捜査においては本能的な直感を発揮する。
クサビとパートナーを組む24署凶悪犯罪課捜査官。生真面目な性格で、犯罪抑止・事件解決に情熱を注ぐ。意図的にエリートコースを外れたとも思える経歴を持ち、そこには隠された目的があるように思える。
「シルバー事件」の容疑者。強度の精神症と診断され、24区内IMM病院精神科に収容されカウンセリングによる治療を受けていた。
24署凶悪犯罪課の紅一点。頭脳明晰でいて眉目秀麗な彼女だが、廻りから煙たがれているのも事実である。科学的な根拠やデータを元にした捜査が得意なため、直感を重視するクサビとは対立することもしばしば。
24署凶悪犯罪課を設立した凶悪犯罪対策本部長。足で捜査することこそ少ないが、凶悪犯罪課を後方で支え、個性の強い面々をひとつにまとめる人望の厚い人物。いかなるときも冷静な判断を下す、信頼の出来る頼れる上司。
クサビの古い同僚で、クサビと同じ24署凶悪犯罪課のベテラン捜査官。
署内には不在のときが多く、まわりには気分屋と思われているが、その実、丹念な調査や聞き込みなど、着実に足で確かな情報を見つけている。他刑事のサポートにも力を惜しまず、派手な活躍こそないが、冷静沈着でそつがない敏腕刑事。
『シルバー事件25区』ストーリー
国家によって“理想的な社会”が管理された都市、カントウ25区。謎の殺人事件を巡り、3つの視点からストーリーが展開していく。
24区構造をテストサンプルとした理想管理社会「カントウ25区」。
25区内の犯罪因子となりうるものを排除する中央警察組織「凶悪犯罪課」や郵政事業連盟「地域調整課」によって、25区は犯罪や差別のない、理想的な社会が象られていた。
しかし、ある日25区の中心ともいえるベイサイドタワーランドで、謎の死体が見つかる。
身体に無数の穴をあけ、エレベーター内で立ったまま死んでいたマンション管理人の死体と、損傷のない女性の死体。そして、部屋に飛び散った大量の血痕。
突如起きたこの異常な殺人に、「凶悪犯罪課」、「地域調整課」がそれぞれ動き出す。
『シルバー事件25区』ではこの殺人事件を、中央警察組織「凶悪犯罪課」の視点で描いた 〈Correctness〉、郵政事業連盟「地域調整課」の視点で描いた 〈Matchmaker〉、元ジャーナリスト・モリシマトキオの視点で描いた 〈Placebo〉の3つのストーリーから追っていく。
キャラクター紹介
『シルバー事件』の主人公と同一人物。25区凶悪犯罪課のひとりとして凶悪犯罪を追っていく。
ベイサイドタワーランドでの事件から、シロヤブ、クロヤナギらと捜査をともにする。
24区でのウエハラカムイ逃亡当時、フリージャーナリストとして事件を追っていたが、記憶を失ってしまう。
自分が誰なのか、ここはどこなのか、何も分からない状態で目が覚めたのは、25区内の、謎の男が所有した一隻のボートの中だった。
モリシマに、25区での事件を調べるよう次々と依頼をする謎の男。
この男は何者なのか、そして何故自分は記憶を失ったのか―ー。
記憶を取り戻すためにも、モリシマは謎の男からの依頼を遂行していく。
(凶悪犯罪科)
“ジャブロー”の愛称で親しまれる若手刑事。
“犯罪は伝染する”とされる25区で、凶悪犯罪を追う。
仕事中にエステに行ったり、コンパニオンやチャットレディを副業とするなど、傲慢な性格と型破りな行動から「和製ダーティハリー」と呼ばれる。
凶犯課の中でも頭は切れ、腕も立つ。
(地域調整課)
過去にヤクザ「オキアイ組」や、
24区公安警察特殊部隊に所属した
複雑な過去の持ち主。
口うるさい面もあるが、後輩であるオオサトをなにかと目にかける、世話焼きの一面もある。
(地域調整課)
ツキの下につく新米刑事。
常に緊張感が薄く、指示を聞き間違えることもしばしば。
本人は知らないが、自身の持つ秘密の為に地域調整課に手厚く保護されている。
ゲームシステム
シナリオの評価が高い本作だが、ゲームシステムにもスタイリッシュなセンスが光る。ここからは特徴的な要素を紹介する。
<フィルム・ウィンドウ>
画面内に複数のウィンドウを表示させてテキストを読み進めていく『シルバー事件』シリーズならではのシステム。同じ場面上で「ムービーが流れる傍らでテキストを読み進める」といった演出も存在する。
■フェイス・ウィンドウ
キャラクターの顔が表示されるウィンドウ。画面上に複数キャラクターが存在する場合、話しているキャラクターの顔に枠が入るなど、シナリオをスムーズに読み進めていく上で重要なウィンドウとなる。【シルバー事件】
フェイス・ウィンドウを複数表示させ枠で台詞主を示すことで、テンポよくテキストを読み進められる。【シルバー事件25区】
1つのイラストであっても台詞主のキャラに枠を入れ、より明確にシナリオを読み進められる。■メニュー・ウィンドウ
『シルバー事件』では、操作ウィンドウが「M」「C」「I」「S」の文字で表示され、それぞれ「MOVEMENT(移動)」「CONTACT(接触)」「INPLEMENT(道具)」「SAVE(セーブ)」が意味されている。『シルバー事件25区』では、キャラクターにコンタクトをとりたい時は「ジンブツ」アイコン、 アイテムの使用は「アイテム」アイコンなど、携帯用アプリで配信されていた頃から一新されている。
どちらもシンプルでわかりやすい、飽きのない操作性がデザインされている。
他にも、『シルバー事件』シリーズならではのスタイリッシュな演出が多く存在する。
<テイストの異なるイラスト>
『シルバー2425』ではユーザーを飽きさせないポイントとして、シナリオ毎にイラストのタッチが異なる。 それぞれのシナリオ、キャラクターに合った描写のため、より臨場感を感じ、『シルバー事件』シリーズの世界に入り込むことができる。
■シルバー事件
Transmitter編 〈デコイマン〉より Transmitter編 〈パレード〉より Placebo編 〈ユメ〉より ■『シルバー事件25区』
〈Correctness〉より 〈Matchmaker〉より 〈Placebo〉より