2018年2月10日~11日、千葉・幕張メッセにて開催されている、ゲームファンとゲーム大会の祭典“闘会議2018”。開催初日、音楽ステージにて、Nintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン2』の人気キャラクター、テンタクルズによるライブ“ハイカライブ”が行われた。
『スプラトゥーン』のキャラクターのライブといえば、過去に“闘会議2016”や“ニコニコ超会議2016”などで、シオカラーズによる“シオカライブ”が開催されてきたが、テンタクルズによるライブは今回が初となる。ライブは、“シオカライブ”と同様の巨大スクリーンにテンタクルズが映し出しだされる方式で行われた。
開演前からブースへの入場規制がかけられるほど大勢のファンが詰めかけたライブは、ゲームでおなじみの“ハイカラニュース”からスタート。テンタクルズにとって、人間界初のライブということで、緊張していることを明かしつつ、「ぬりたく~る…テンタクル!!」というお決まりの挨拶でニュースを終えると、スクリーンにヒメとイイダが姿を現す。そして、1曲目に披露されたのは、『スプラトゥーン2』のフェス中にハイカラスクエア広場で流れる『ウルトラ・カラーパルス』。フェス中に広場にいるクラゲたちのように……と、まではいかないものの観客は全力でサイリウムを振りテンタクルズのふたりを応援。コールアンドレスポンスも完璧で会場のボルテージは開幕から一気に上昇した。
自己紹介を挟みつつ、ヒメが「一気にたたみかけんぞ!」と力強く宣言した後には、『リップル・リフレイン』、『レッド・ホット・エゴイスト』というアツい楽曲が連続で披露された。『レッド・ホット・エゴイスト』では、なんとイイダがショルダーキーボードを持って登場し、見事な演奏を魅せた。その後のMCでは、つぎがふたりの最後の曲であることが告げられたものの、「このあと、あの方たちが登場するんですよ!」とライブはまだ続く様子。そして、披露された『フルスロットル・テンタクル』のサビでは、サビでヒメが拳を振り回すのに合わせて、観客がタオルを振り回すなど、大いに盛り上がった。
ハイカライブではテンタクルズの代表曲の1つ「フルスロットル・テンタクル」も演奏される。
そのサビの部分でヒメが拳を振り回すのに合わせて、会場のみなさんもタオルを振り回し、一緒にライブを盛り上げていただきたい! https://t.co/MDChW0UsrC
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP)
2018-02-09 20:01:10
テンタクルズの後に登場したのは、もちろん、アオリとホタルのふたりによるユニット“シオカラーズ”。ふたりは、これまでの激しい雰囲気から一変して、やさしいメロディーが印象的な『あさってColor』を歌い上げ観客を魅了した。続いての『スプラトゥーン』を代表する楽曲のひとつ『濃口シオカラ節』では、開幕から客席にクラップを煽ると熱気は最高潮に! これでライブは終了かと思いきや、「もう1曲あるのわすれてた」と再びシオカラーズが登場。そして、なんとここで、つぎが本当の最後の曲ということで、テンタクルズのふたりを呼び込み、『イマ・ヌラネバー!』を4人で披露。ファン待望の夢の共演に大歓声が上がった。曲中には観客も「ラララ」で参加し、会場が一体となったところで、ライブは終了となった。
筆者は『スプラトゥーン』のライブを初めて生で観たのだが、とにかく楽しそうに活き活きと歌って踊る姿が印象的だった。ヒメの激しいダンス合わせて動く王冠(個人的にお気に入りのポイント)や、DJプレイ披露したり、ショルダーキーボードを演奏したりするイイダなど、細部にまでこだわりが感じられた。そして、最後のテンタクルズとシオカライブが並んでいる姿を観た瞬間には、取材で行っていたにも関わらず、感動のあまり思わず涙を流してしまっていた。30分という短い時間でありながらも、本当に密度の濃いライブだったんじゃないかと。最後にいちファンとしての意見を言われてもらうと、欲を言えば、もっと長い時間ライブを観ていたいという想いがあるので、ぜひ『スプラトゥーン』のワンマンライブの開催をお願いします!
ハイカライブ”セットリスト
- ウルトラ・カラーパルス(テンタクルズ)
- リップル・リフレイン(テンタクルズ)
- レッド・ホット・エゴイスト(テンタクルズ)
- フルスロットル・テンタクル(テンタクルズ)
- あさってColor(シオカラーズ)
- 濃口シオカラ節(シオカラーズ)
- イマ・ヌラネバー!(テンタクルズ&シオカラーズ)