あのEVOがついに日本上陸!!

 あなたはEvolution Championship Seriesというゲーム大会を知っているだろうか? Evolution Championship Series、通称“EVO”は、毎年アメリカ・ロサンゼルスで行われている、世界規模のeスポーツのゲーム大会だ。そのEVOが、2018年についに日本上陸! 本記事では、日本中だけではなく世界中からトップレベルのプレイヤーが集まった、大会初日の模様をリポートしていくぞ。

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メーカーブースには気になる最新ゲームも!

 会場には、協賛するメーカーのブースも設営されている。公式グッズやアーケードコントローラのパーツの販売、そして、まだ未発売となっている最新対戦ゲームの試遊が行えるなど、大会に参加する以外にも楽しみどころが満載のイベントとなっている。

 SNKブースでは、現在発売中の『ザ・キング・オブ・ファイターズXIV』の最新バージョンを設置。次回追加される新キャラクター、オズワルドが使用できた。このキャラクターは『ザ・キング・オブ・ファイターズXI』に登場しており、本作で久々の復活を果たしている。

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 さらに、同社が手掛ける最新ゲーム、『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』もアピール。PVが観られる場所には、コスプレをしたコンパニオンさんの姿も。

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露出度の高い衣装に、海外勢もニッコリ。多くの参加者が写真を撮っていたが、日本人はコンパニオンさんだけを撮ることが多いのに対し、外国人は自分もいっしょに写真を撮る場合が多かった。これもお国柄?

 バンダイナムコエンターテインメントブースでは、長い歴史を持つ『ソウルキャリバー』シリーズの最新作を公開。海外で根強い人気を持つシリーズなだけに、日本人よりも外国人のプレイヤーが集中していたのが印象的だ。

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御剣とソフィーティアを始めとしたおなじみのキャラクターに加え、新キャラクターのグローがプレイ可能だった。

 なお、ファミ通.comでは本タイトルのプレイリポートも掲載しているので、興味がある人はそちらも併せてチェックしてほしい。

 アリカブースでは、長いあいだ謎に包まれていた対戦格闘ゲーム『FIGHTING EX LAYER』のプレイが可能となっている。本作は、同社が手掛けてきた『ストリートファイターEX』と『ファイティングレイヤー』シリーズの流れを汲んだタイトル。登場キャラクターには、それらのタイトルのキャラクターが参戦しているのが特徴だ。過去にはPCにてβ版の配信が行われていたが、今回の試遊バージョンでは、コアな人気をもつドクトリン・ダークが初公開された。初プレイなだけあり、試遊を行ったプレイヤーはいずれもドクトリン・ダークを選択していたのが印象的だ。

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攻撃モーションには過去の『ストリートファイターEX』を忠実に再現したものもあり、当時にプレイしたことがある人なら感涙ものの出来栄えだ。

 アークシステムワークスには、4つの人気タイトルが共演する『ブレイブルー クロスタッグバトル』を設置。試遊台では、製品版発売時に登場する20キャラクターすべてが試遊可能となっていた。

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大会での種目となっている『ブレイブルー セントラルフィクション』のキャラクターも多数参戦。自身のメインキャラクターとの性能の差が気になるプレイヤーも多数?

 そのほか、アーケードコントローラを販売するHORIや、アーケードコントローラのボタンなどの部品を販売する三和電子もブースを出展。

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 EVOでは自前のコントローラを持ち込んで使用するのが基本ルールだが、純正品ではなく自分でカスタマイズしたアーケードコントローラの使用も許可されている。天板にプリントを施したり、ボタンの色を変えたりと、人によって千差万別なのがおもしろいところだ。

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なかには、通常のコントローラでプレイする人もいる。対戦格闘ゲームでは、ゲームセンターにあったアーケード筐体と同じ形状のアーケードスコントローラでプレイする人がほとんどだが、国によっては海外の通販でしか購入できない地域も当然あるので、通常のコントローラでのプレイが慣れてしまったという人もいるのだ。

世界レベルの対戦がそこかしこで!

 メーカーブース以外の場所では、すべて大会開催種目の対戦が行われている。EVO JAPAN 2018では、予選から本戦までのすべての対戦を、会期である2018年1月26日~28日の日程で行う。初日には、『ストリートファイターV アーケードエディション』、『ザ・キング・オブ・ファイターズXIV』、『ブレイブルー セントラルフィクション』、『ARMS』の予選トーナメントが開催された。

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見渡す限りの人、人、人。このすべてが大会の参加者だ。ズラリと並んだテーブルには、無数のゲーム機とモニターが設置されるという圧巻の光景。これを用意するだけでも、たいへんな作業だったと予想できる。
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メインステージではピックアップされた試合を実況解説とともに観覧することができる。

ここは現代か!? サイドトーナメントがアツい!

 メイントーナメントとして開催されるタイトル以外にも、ユーザーコミュニティーの主導で実施されるサイドトーナメントも見逃せない。筆者が会場で取材をしていると、会場の一画に、なにやら薄暗い場所が……。

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 向かってみると、そこには昔懐かしいアーケードゲーム筐体が! サイドトーナメントに選ばれているのは、過去に一世を風靡したタイトルがズラリ。どうやって持ってきたのか、搬入にいくらかかっているのか……、なぜ持ってこようと思ったのかなど、さまざまな考えが頭をよぎる。

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アーケードゲーム筐体は画面が斜めになっているのが特徴で、天井に明かりがあると画面に蛍光灯の光が反射して見づらくなってしまう。なるほど、会場を薄暗くしていた理由は、これにあったのだ。
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まるで、1990年代のゲームセンターを彷彿とさせる。対戦タイトルは、筆者が学生のころのタイトルだが、どのプレイヤーも現役でプレイしている方々ばかり。ここだけ、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚える。

 サイドトーナメントに選ばれたタイトルは、EVO JAPAN 2018公式サイトのイベントガイドページにてチェックできる。

※EVO JAPAN 2018公式サイトはこちら

 なかには動画配信サイトで視聴できるものもあるので、気になるタイトルがあるかチェックしてみてほしい。

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な、懐かしすぎる……!

お国柄が見てうかがえる、いい意味での“雑さ”

 休憩席では、自分たちで持ち込んだゲーム機やPCを使って、対戦を楽しむプレイヤーが多く見られた。また、大会の予選トーナメントが終了した対戦席を使用し、野良試合を行うプレイヤーの姿も多かった。日本のゲーム大会だとあまり見られないが、アメリカのEVO会場では当たり前の光景だったりする。日本人と外国人が対戦を行う席もあったりと、ここでしか味わえない異文化交流が楽しめるのも、EVOならではの魅力と言える。

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 ここでもお国柄を感じるが、各試合の決着がつく場面では、観戦者が歓声を上げるシーンもチラホラ。そして、対戦に勝利してガッツポーズを大きく掲げる外国人のプレイヤーの姿も目立つ。しのぎを削る勝負の場でありながら、お祭りとしても楽しんでいる様子が印象的だ。

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 1月27日は予選二日目が開催され、2018年1月28日には、秋葉原UDX アキバ・スクエアにて決勝トーナメントが開催される(『ARMS』の決勝トーナメントは1月26日、『ザ・キング・オブ・ファイターズXIV』と『ブレイブルー セントラルフィクション』の決勝トーナメントは1月27日に開催)。決勝トーナメントを生で見たいという人は会場に駆けつけるのもありだ。

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せっかくなので、海外の参加者の方に頼んで写真を撮らせてもらうことに。筆者はお恥ずかしながら英語が話せないが、インターネットで調べて「Would you take a picture?(写真撮らせてもらえませんか?)」とカタコトの英語でお願いしたら、どの方も笑顔で撮影に応じてくれた。「Your name?(どこのメディアだい?)」と聞かれた(と思う)ので、「famitsu.com。The most famous game media in Japan(ファミ通.comだよ。日本でもっとも有名なゲームメディアさ)」って言っておきました。
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大会の特別協賛として日清食品グループが参加し、会場入口でカップヌードルを配っていた。無駄情報だが、筆者はカレー味をもらって帰ってきたぞ。