懐かしくも、まったく新しい剣劇を体験! 『ソウルキャリバーVI』を、ひと足先に試遊インプレッション

2018年1月26日~28日に開催される格闘ゲームの祭典“EVO Japan 2018”に試遊台が出展される『ソウルキャリバーVI』。事前に体験した担当ライターによるプレイインプレッションをお届け。

 2018年内に発売を予定している、武器格闘アクションゲーム『ソウルキャリバーVI』の試遊台が、2018年1月26日~28日に開催される格闘ゲームの祭典“EVO Japan 2018”に出展される。本記事では、出展されるバージョンと同じもの(Steam版)を事前に体験した、担当ライターのプレイインプレッションをお届けしていこう。

 皆さん、稲穂を刈る季節がまたやってまいりました! 『ソウルキャリバーVI』の発売決定に喜びまくりの西川くんです。さて、今回僕が体験したバージョンでは、すでに発表されている御剣&ソフィーティアに加えて、参戦が発表されたばかりの、キリク、シャンファ、ナイトメア、そして本作初登場の新キャラクター・グローが早くも使用可能でした! 記事の前半からは前作との比較を交えての感触などについて語り、後半は5人のキャラクターを操作した感想をお伝えしていきます!

遊びやすさが格段にアップ!

 プレイして最初に感じたのは、操作性やレスポンスがバツグンによくなっていること。前作にあった“クイックムーブ”(レバー2回入力で移動する回避技)は廃止され、レバーを入れた方向へのステップ移動で小気味よくスイスイ移動できるようになり、ゲームスピードがかなり上がっているように感じました。

 横斬り、縦斬り、蹴り、ガードなどの基本行動は、いつも通りの性能。特筆すべきはどのキャラクターでも、横斬りor縦斬りを連打するだけで、剣撃を連発でくり出す連続技(大体2発以上)が放てるようになっていたことです。複雑なコマンドを覚えなくても、ボタン連打でガンガンやりあえるので、初心者にも遊びやすくなっていると思います。

 また、“ソウルゲージ”(攻撃をヒットさせるなどして溜まっていく専用のゲージ)を1本消費してくり出す超必殺技“クリティカルエッジ”は、ボタンひとつで発動できるようになっていました。前作ではやや複雑なコマンド入力が必要だったのですが、サクッと出せるようになったのはうれしいポイントですね!

 相手の攻撃を弾く“ガードインパクト”は、ソウルゲージを消費せずに使えるようになっていたことにも注目したいです。成功時は相手の体勢を崩し、失敗時は大きな隙をさらしてしまう、ハイリスクハイリターンなこの行動。これでまた、“ガードインパクト合戦”(“ガードインパクト”に成功し攻撃するも、相手の“ガードインパクト”で弾かれ攻撃されるが、それをさらに“ガードインパクト”で弾くといった事例)が見られるわけですね! なお従来作品では、“ガードインパクト”からの投げ技が強力でしたが、今回は後述の“リバーサルエッジ”があるので、どうなることやら……!?

 マニアックですが、うれしかったのは御剣の構えのひとつ“居合”が復活していたこと。このほかのキャラクターにも、前作では廃止されてしまったけど、過去のシリーズ作品にあった技がいくつか復活している様子。また、技表などは残念ながら確認できなかったのですが、もちろん新技もあるそうです。ちなみに、各キャラクターを代表するような主力技も、バッチリ残されていましたよ!

 さらにマニアックな内容ですが、本作は、敵との間合いを大きく離すことが可能です。たとえば、キャラクターどうしが離れすぎないように制限される、いわゆる“網”などは感じないくらい離れられました。また、カメラワークが2種類あって、今回のバージョンでは対人戦は通常通りの遊びやすいカメラワークなのですが、CPU戦ではやや角度が付いた状態でキャラクターがアップされ、よりダイナミックな動きを堪能できるようになっていました。

新システムはシンプルながらも奥深い!

 続いては、新システムについて触れていきましょう。本作最大の特徴とも言える新システム“リバーサルエッジ”は、とにかく便利! これは、技の上中下段、投げ技、前述の“クリティカルエッジ”まで、どんな技でも防ぐことができるシステム。ボタンを押しているあいだは“さばき”状態が続き、一定時間後に自動で攻撃が放たれます(連続攻撃などをガードしているあいだは、ボタンを押し続ければ一定時間が過ぎても続きます)。たとえば上段→下段→中段といった、見切りにくい連続技も“リバーサルエッジ”で全部防げるわけですから、初めてプレイした人でもコレを軸に戦えば、経験者ともいい戦いができそうですね!

 ただし、“リバーサルエッジ”は攻撃の出が遅いのか、タイミング悪く素早い攻撃をくり出されると、攻撃が止められてしまうこともありました。また、攻撃は必ず縦斬りになっており、横移動で回避されてしまう弱点も。“ブレイクアタック”と呼ばれる一部の強力な攻撃を除けばどんな攻撃でも完璧に防げますが、確実に反撃できるというわけではないようです。ちなみに、“リバーサルエッジ”中に、ほかの行動をくり出す(いわゆる“キャンセル”)ことは、今回遊んだキャラクターではできませんでした。

 “リバーサルエッジ”の攻撃がヒットすると、“特殊3すくみ”(縦斬り、横斬り、蹴りの“じゃんけん”)に移行。3つの技それぞれに性能の違いがあるので、状況に応じた読み合いが発生するのです(キャラクターごとに技も違いました)。この状態中は派手なエフェクトやスローモーション演出などが入って、これがめちゃくちゃカッコイイ! 複雑な操作をせずとも、スルリと剣を避けて相手を斬りつけるなど、まるでアクション映画のワンシーンのようです。

 さらに本作の新システムとして、ソウルゲージを1本消費して一定時間パワーアップする“ソウルチャージ”が追加されました(過去作にあった、ボタンをすべて押すことで発動する、攻撃属性がカウンターになるアレとは違います)。発動中は制限時間がストップし、すべての攻撃がガードされてもダメージを与えられるようになるほか、一部の技では追撃も可能に。前作にあった強力な固有技や派生技をくり出せる“ブレイブエッジ”などが、今回は“ソウルチャージ”中のみ使える感じですね。ソウルゲージを“クリティカルエッジ”に使うか、“ソウルチャージ”を狙うか、使いどころが対戦の鍵を握りそうですね。

 このほかにも、特定の攻撃を特定の状況でヒットさせると効果のある、“リーサルヒット”という上級者向けの新システムも用意されています。たとえば、しゃがんだ相手に中段の浮かし技(御剣の打ち上げ攻撃“天囃子”など)をヒットさせると、通常よりも高く相手が浮いて、より強力なコンボを狙えたりします。本格的な対戦では、“リーサルヒット”の対応技を詳しく知ることで、読み合いが奥深くなりそうな要素だと感じました。

グローやキリクは姿が変わる!?

 続いては、キャラクターたちについてお伝えしていきましょう。日本刀を扱う御剣は、基本的には前作とほとんど変わらないものの、前述の通り構えが復活していたり、細かい調整が加えられているようです。強力な下段攻撃“稲穂刈”や、豪快な二段斬り上げ技“天神楽”など、主力技はバッチリ完備。横斬りor縦斬りを連打すると、いままで通りの2発の素早い攻撃から、3発目もくり出せました。

 ショートソードと盾を使用するソフィーティアは、上段→下段→中段の見切りにくい連続技“カタルシスサテライト”や、“エンジェルステップ”関連の技など、懐かしい技の数々見られて感激! 個人的にうれしかったのは、ヒップドロップをする“ヘブンズアーチ”など、セクシーな技がまた使えたことですね(金的蹴りもありました)。

 棍使いのキリクは、長い棒のリーチはそのままに、縦斬り技などが素早くなったのか、近距離戦もしっかりこなせるようになった印象。また、特殊な構え“準封師”なども使えるため、これまで通りのテクニカルな動きも狙えそうです。

 注目すべきは、“ソウルチャージ”で禍々しい姿に変わること! この姿になると、圧倒的な攻撃力を得る代わりに、体力が時間経過とともに減退していくようになります(キリクのみの仕様で、他のキャラクターは体力は減りません)。倒されるか、“クリティカルエッジ”を発動するまでは“ソウルチャージ”の状態が続くようになっています。キリクの“クリティカルエッジ”は通常時は打撃技なのですが、“ソウルチャージ”中のみガード不能技に変化。相手の体力を大きく奪う、かなり強い技に変化するようでした。

 流れるような剣さばきが特徴のシャンファは、スピーディーな攻撃や小回りの効く攻撃が健在。さらに、前作(娘のレイシャでしたが)では消えてしまった技“奉夏笙”(いわゆる“なんちゃって”)が復活していたため、フェイントを交えながら相手を翻弄できそうです。個人的には、ダウン中にバタバタする“魚河藻”のキュートさをまた見られたのがうれしいですね(笑)。

 大剣を振るうナイトメアは、相手を大きく吹き飛ばすような、豪快な一撃が盛りだくさん。構えの“グリムストライド”、“デキスター・ホールド”などもしっかり残されていました。また、敵の攻撃を食らっても怯まずに攻撃できる“リベンジ技”を多く持っています。新要素として確認できたのは、ナイトメアが“リベンジ技”を当てると、ナイトメアの持つソウルエッジが赤く光ります。剣が光った状態では、1度だけ“ソウルチャージ”専用技が使えるので、バトルの勝敗を左右する、重要な要素になりそうです!

 そして新キャラクター・グローは、ふたつの剣が合体した両剣の使い手です。基本的には扱いやすいオーソドックスな技が揃っていて、リーチはやや短めな印象。横に移動しながら攻撃する技が多かったので、相手の縦攻撃を避けながら戦うのが得意そうです。また、ダブルセイバーを2本の剣に分けるという構えを持ち、この構えからは素早い連続攻撃や、相手に向かって突進する技など、多彩な技がくり出せました。

 さらに、“ソウルチャージ”をすると、グローの姿が赤色に! この状態中には、相手の近くや空中などにワープする技や、相手との距離を一気に詰められる攻撃がくり出せたため、どんな距離でも戦えるキャラクターなのではないでしょうか? 投げ技などもアクロバティックで、とてもカッコよかったです。

シリーズ集大成とも言える、剣劇アクションの“リブート”

 最後に、あくまでも今回の試遊版での個人的な主観ですが、本作はアクションや操作の部分が『ソウルキャリバーII』などの初期作品に近く、戦いでの読み合いやバトルの濃さは『ソウルキャリバーV』に近いと感じました。

 そこに、ボタン連打で連撃をくり出せる点や、“リバーサルエッジ”の追加など、初心者もすぐに対戦が楽しめる要素も加わり、シリーズ集大成でありながらも、イチから『ソウルキャリバー』というシリーズを見直したという本作に掛ける意気込みが、プレイを通して伝わってきました。

 そんな熱意を、ぜひ皆さんも、“EVO Japan 2018”の試遊で味わってみてはいかがでしょうか!? ちなみにCPU戦と、対人戦どちらかを選んで遊べるみたいです。腕に覚えのある剣豪どうしで試遊台に並んでみては……!?




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※画面は開発中のものです。