2018年1月20日~21日、東京ビッグサイトにて、『シャドウバース』(以下、『シャドバ』)の公式大会“Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo”が開催された。本記事では、2日目に行われた決勝大会の模様と、会場の様子をリポートする。

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決勝トーナメントが行われたメインステージ。
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試合の模様は、大型モニターなどに映し出されていた。

 本戦だけでなく、今回の大会はサイドイベントが盛りだくさん。2日間通して常時開催されていた4人制ミニトーナメントでは、2勝したプレイヤーに、第7弾カードパック“Chronogenesis /時空転生”のリアルプロモーションカード1枚がプレゼントされた。

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 さらに2日目には、優勝者がテレビ番組『シャド場』の特別大会に参加できる“シャド場 presents アンリミ杯”や、優勝するとDeNAトラベルで行く海外旅行券(90万円分)が贈呈される“DeNAトラベル杯 2Pick大会”も同時開催された。

 また、会場では物販も行われており、本大会限定販売のTシャツや、先行販売となる『シャドバ』グッズが購入できた。

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今回封入されているリアルプロモーションカードは、フォロワー“クロノス”、“導きの妖精姫・アリア”、“ダークセイバー・メリッサ”、“魔術の始祖・マナリア”、“竜の炎・ジルニトラ”、“冥守の長・アイシャ”、“ヴァルプルギスナハト”、“希望導く聖乙女・ジャンヌ”、“神秘の番人・スピネ”の計9枚(ランダム封入)。
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とくに興味深かったのが、角度によって絵柄が変わる“トレーディングチェンジング缶バッジ vol.1”(先行販売)。あの“ハンプティダンプティ”が、“卵の大爆発”に(笑)。

決勝戦は同じクラスでの対決!

 そして決勝トーナメントを勝ち抜き、決勝戦に進出したのが鳳凰院凶真選手(使用クラスはエルフ、ウィッチ)と、もじゃ選手(使用クラスはエルフ、ウィッチ)。

 第1試合は、お互いウィッチを選択する。同じクラスではあるが、鳳凰院凶真選手は、対戦相手のターンを飛ばして、一気に勝負を決められるスペル“次元の超越”を軸にしたデッキ。もじゃ選手は、手札を一気に入れ換えて継続的な爆発力を連発するフォロワー“次元の魔女・ドロシー”を軸に戦うデッキで挑む。序盤はお互いスペルを駆使しながら後半戦への準備を進めていくが、先にもじゃ選手が、“次元の魔女・ドロシー”をくり出して怒涛の攻めをみせる。“次元の超越”を発動できず防戦が続く鳳凰院凶真選手がそのまま押し切られる形となり、先に優勝へ王手を掛けたのはもじゃ選手だ。

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 続く第2試合は、エルフどうしの対決。こちらもデッキタイプが異なっており、鳳凰院凶真選手は、中盤戦を重視(ミッドレンジ)したデッキで、もじゃ選手はフォロワー“リノセウス”を駆使したカードコンボで、ターン中に致死ダメージを与えるワンターンキルデッキ。しかし、終始ワンターンキルを狙わせずに小さく小さくダメージを与えていく鳳凰院凶真選手。最後にはその隙に“リノセウス”を逆に出して大ダメージ。第2試合は鳳凰院凶真選手が奪取した。

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 そして最終試合は、“次元の超越”軸ウィッチVSワンターンキルエルフと、どちらが一気に勝負を決める盤面を作るかの速さ勝負に。序盤はもじゃ選手がうまくコンボパーツを手札に揃えつつダメージを継続的に与えて優勢に。鳳凰院凶真選手は“次元の超越”の準備は整ったが、ダメージソースがないという状況が続く。チャンスが来たのは8ターン目、フォロワー“キマイラ”をドローしたことにより、3枚の“次元の超越”で一気に20ダメージを与えられるプランが可能に! そのままもじゃ選手の体力を全て奪い、優勝したのは鳳凰院凶真選手となった。

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試合後には、両選手のあいだで熱い握手が交わされた。
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優勝した鳳凰院凶真選手には、優勝トロフィーと賞金100万円が贈られた。
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優勝者へインタビュー!

 最後に、2日間に渡る激戦を勝ち抜き、“Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo”の王者となった、鳳凰院凶真選手へのインタビューの模様をお届けしよう。

――まずは優勝おめでとうございます。優勝された感想を、率直にお聞かせください。

鳳凰院凶真選手 ありがとうございます。まだ優勝した実感は沸かないのですが、本当にうれしいですね。100万円もらえましたし(笑)。というのは半分冗談で、これまで大学時代の友だちと『シャドバ』を遊んでいただけなので、『シャドバ』界隈のプレイヤーの方々と、これを機会に仲よくできるのではという点がいちばんうれしいです。

――1日目の朝から2日目の夜まで戦い抜き、疲労などはありましたか?

鳳凰院凶真選手 ありました。ただ、じつは2日目は1度勝ち抜いた余裕もあり、そこまで疲れは感じませんでしたね。1日目のほうが、大会に挑むプレッシャーなどもあり、疲れを感じていました。予選のほうが試合数が多かったですし、1度負けるだけでも心に来るものがあったんです(※1日目は、6勝3敗以上の成績を残した選手が2日目に進出できるルールだった)。

――では、今回のふたつのデッキを採用した理由を教えてください。

鳳凰院凶真選手 ミッドレンジエルフは、完全にワンターンキルエルフデッキに対抗したデッキになります。絶対に使う人が多いデッキだろうと読んで、とにかく今回使用したデッキを突き詰めました。実際、友だちにワンターンキルエルフデッキを使ってもらって練習している中でも、ほとんど勝てたんですよ。ウィッチに関しては、“次元の超越”デッキを使いたかっただけな部分があります(苦笑)。ただ、同じく絶対に使用者が多いと読んでいた“次元の魔女・ドロシー”デッキに勝てるチャンスがあるのは、“次元の超越”デッキだろうと考えていた部分もありますね。

――なるほど。現在のアンリミテッドルールで強いと言われている、ふたつのデッキに対抗する読みが勝因だったと。

鳳凰院凶真選手 勘が当たったという感じですね。ほかにも強いと呼ばれる、速攻型のヴァンパイアデッキが多いのでは? という考えもありましたが、ほかの大会などの結果を見ると“次元の魔女・ドロシー”軸デッキが多かったんです。もし速攻型のヴァンパイアデッキが多かったら、優勝していなかったかもしれません。

――“次元の超越”デッキを使いたかった、というお話もありましたが、その理由も教えてください。

鳳凰院凶真選手 “次元の超越”自体が大好きなんですよ。『シャドバ』の初期から“次元の超越”デッキを使っている思い入れもありますし、溜めて溜めて最後に勝つという、カードゲームらしい戦術がたまりません。

――では、優勝賞金100万円の使い道を教えてください。

鳳凰院凶真選手 僕が社会人1年目ということもあり、調整を手伝ってくれた後輩たちといっしょにご飯を食べに行きたいですね。あとは全部貯金です。僕、本当にお金をあまり使わなくて。『シャドバ』にも課金したことないんですよ。デイリークエストなども、ゲームの一部として毎日楽しく遊んでいます。

――課金せずとも王者になれる、というわけですね! 大会に関係のないお話もお聞きしたいのですが、『シャドバ』を始めたきっかけを教えてください。

鳳凰院凶真選手 大学の後輩が「めちゃくちゃおもしろいゲームが出ましたよ!」って教えてくれて、そこから始めたら本当にとてもおもしろくて。すぐにハマりましたね。

――新クラスの“ネメシス”はいかがですか?

鳳凰院凶真選手 超おもしろいですね! ギミックが楽しくて、ネメシスばかり触っています。

――ちなみに最後になんですが……、プレイヤーネームの由来ってもしかして……?

鳳凰院凶真選手 はい、『シュタインズ・ゲート』の主人公からお借りしました。すごく好きなタイトルなんですよ(笑)。

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