インドネシアのインディーゲームスタジオMojiken Studioが開発したイラストレーション作品『A Raven Monologue』、『Banyu Lintar Angin - Little Storm -』が、Steamで無料配信されている。
今回配信されている2タイトルは、インドネシアのインディーゲームスタジオMojiken Studioによる、制約されたインタラクティブアートを使用して、プレイヤーにストーリーを伝えたり経験を伝えたりする方法を模索する実験を行うためにリリースされた作品。要するに、絵本のようにめくるめくる展開する手書きのイラストだけでストーリーを伝えるユニークな方法が取られている。
『A Raven Monologue』は、カラスのRavenと町に住む人との一連のやりとりを、イラストで綴られている作品。抽象的な作風で、繊細なタッチの美しい絵とともに身に染みるようなストーリーを“見せて”くれる。また、本作に収録されているBGMソングが作風にマッチしており、ぜひ楽曲だけでも聞いてほしいところ。
※『A Raven Monologue』Steam配信ページ
同じく同時期に無料配信されている『Banyu Lintar Angin - Little Storm -』は、インドネシアの農村に住むBanyu、Lintar、Anginの3兄妹の生活を、短編ストーリーで見ることができる。こちらのイラストはかわいらしいアニメ絵に近い作風で、インドネシアの美しい夕焼けや、子どもたちだけで暮らす兄妹のにぎやかな日常を垣間見るのが楽しい。(なぜ子どもだけで生活しているのかは、本作を最後までプレイするとなんとなく理解できるハズ)
※『Banyu Lintar Angin - Little Storm -』ストアページ
どちらの作品も日本語未対応ではあるが、作品自体にテキストがないので、何ら問題なく楽しめる。両タイトル併せて10~15分で楽しめるので、ぜひSteamユーザーの方はダウンロードしてみてほしい。