ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2017年の国内家庭用ゲーム市場についての速報を発表した。集計期間は2016年12月26日~2017年12月31日。

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

2017年国内家庭用ゲーム市場規模は3917.5億円。

・Nintendo Switchが牽引、11年ぶりにハード/ソフト市場前年増。
・「ドラゴンクエストXI」が2機種合計で累計300万本突破。

 ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2017年の国内家庭用ゲーム市場について、以下のとおり速報をまとめました。集計期間は2016年12月26日~2017年12月31日です。
※本データを記事にてご使用になる場合は、ファミ通調べ、もしくはゲーム雑誌「ファミ通」を発行する当社(Gzブレイン)調べなど、必ず「ファミ通」というブランド名の記載をお願いいたします。

2017年国内家庭用ゲーム市場規模: 3917.5億円

(集計期間:2016年12月26日~2017年12月31日/週数:53週 ※市場規模はハード・ソフトの合計値です。)

年間ソフト販売本数 TOP10(累計販売本数の集計期間は各発売日~2017年12月31日)

単位:本

1位 ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン
発売日:2017年11月17日
推定年間販売本数:2,003,607
推定累計販売本数:2,003,607

''2位 スプラトゥーン2
発売日:2017年7月21日
推定年間販売本数:1,752,096
推定累計販売本数:1,752,096

3位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(3DS)
発売日:2017年7月29日
推定年間販売本数:1,744,603
推定累計販売本数:1,744,603

4位 モンスターハンターダブルクロス
発売日:2017年3月18日
推定年間販売本数:1,684,991
推定累計販売本数:1,684,991

5位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4)
発売日:2017年7月29日
推定年間販売本数:1,336,180
推定累計販売本数:1,336,180

6位 スーパーマリオ オデッセイ
発売日:2017年10月27日
推定年間販売本数:1,324,280
推定累計販売本数:1,324,280

7位 マリオカート8 デラックス
発売日:2017年4月28日
推定年間販売本数:1,103,744
推定累計販売本数:1,103,744

8位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
発売日:2017年3月3日
推定年間販売本数:688,044
推定累計販売本数:688,044

9位 ポケットモンスター サン・ムーン
発売日:2016年11月18日
推定年間販売本数:576,506
推定累計販売本数:3,822,728

10位 スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS
発売日:2016年12月1日
推定年間販売本数:423,073
推定累計販売本数:1,166,461

各ハードの販売台数(累計販売台数の集計期間は各発売日~2017年12月31日) 

単位:台

ニンテンドー3DS※1
推定年間販売台数:1,827,131
推定累計販売台数:23,738,544

プレイステーション Vita
推定年間販売台数:396,207
推定累計販売台数:5,643,626

Nintendo Switch
推定年間販売台数:3,407,158
推定累計販売台数:3,407,158

プレイステーション4※2
推定年間販売台数:1,935,247
推定累計販売台数:5,856,863

Xbox One※3
推定年間販売台数:14,644
推定累計販売台数:87,592

※1:Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLを含む合計値です。
※2:プレイステーション4 Proを含む合計値です。
※3:Xbox One S、Xbox One Xを含む合計値です。

市場規模比較(2016年の集計期間は2015年12月28日~2016年12月25日)

単位:億円

2017年(53週)
ハード:2023.7(昨年対比 172.9%)
ソフト:1893.8(昨年対比 103.8%)
合計:3917.5(昨年対比 130.8%)

2016年(52週)
ハード:1170.5
ソフト:1824.3
合計:2994.8

2017年の国内家庭用ゲーム市場について

2017年の家庭用ゲーム市場規模は、ハードが昨年対比172.9%の2023.7億円、ソフトが同103.8%の1893.8億円、合計で同130.8%の3917.5億円となっています。Nintendo Switchが大ヒットし、ハード市場を大きく牽引したほか、ソフト市場もプレイステーション4とニンテンドー3DSを中心に、前年を上回る売上となりました。ハードとソフトの市場規模がともに前年からプラスとなるのは、2006年以来、11年ぶりとなります。

年間ソフトランキングトップは、200.4万本を販売した「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」(ポケモン/2017年11月17日発売/3DS)です。
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス/2017年7月29日発売/PS4、3DS)については、2機種合計で308.1万本と、タイトル別合算では2017年で最多の売り上げとなりました。なお、133.6万本を販売したPS4版の「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は、プレイステーション4タイトルにおける歴代最高のヒットを記録しています。
2017年は、7本のタイトルが100万本を突破(2016年は2タイトル)しています。年間ミリオンヒット7本は、2010年に達成して以来、7年ぶりとなります。

2017年3月3日に発売し、話題を呼んだNintendo Switchは、340.7万台を販売、年間ハード販売台数において首位を獲得しました。ソフトタイトルでも、年間2位の「スプラトゥーン2」(任天堂/2017年7月21日発売/Switch)が175.2万本を販売したことを筆頭に、3タイトルがミリオンに到達。2018年も引き続き市場を牽引することが期待されます。
プレイステーション4については、2016年を上回る193.5万台を販売し、年間ハード販売台数の2位となっています。本年1月26日には、シリーズ待望の新作「モンスターハンター:ワールド」(カプコン/2018年1月26日発売予定/PS4)の発売が予定されており、市場の注目を集めています。

<ファミ通調べ>

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。
2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。
(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)