2017年12月9日~10日(現地時間)にアメリカ・カリフォルニアで開催されたゲームイベント“PlayStation Experience 2017”。同イベント会場にて出展されていた2017年12月14日配信予定のプレイステーションVR用ソフト『GUNGRAVE VR』のプレイリポートをお届けする。
本作は、2002年にプレイステーション2用ソフトとして発売された『GUNGRAVE』とその続編『GUNGRAVE O.D.』の世界観を受け継いだ新作VRタイトル。開発は韓国のIGGYMOBが担当。原作のレッド・エンターテインメントが全面的に監修し、キャラクターデザインを担当した内藤康弘氏や音楽を担当した今堀恒雄氏も制作に参加している。
ゲームの内容は、オリジナル版と同じく、撃って撃って撃ちまくる爽快なアクションシューティングだが、本作ではステージによって三人称視点(以下、TPSモード)と一人称視点(以下、FPSモード)のふたつのプレイスタイルを楽しめるのが特徴。今回の試遊ではTPSとFPSのどちらか選んでプレイできるということでは、まずはTPSモードをプレイ。TPSモードの操作は以下の通り。
- 左スティック:キャラクターの移動
- 右スティック:カメラ操作
- ×ボタン:回避
- 〇ボタン:棺桶攻撃(近接攻撃)
- △ボタン:デモリッション・カオスショット(遠距離必殺技)
- □ボタン:デモリッション・デスオーラ(近距離必殺技)
- L1ボタン:クーリング
- L2ボタン:バレットタイム
- R2ボタン:攻撃(押し続けていると銃を連射)
- ヘッドトラッキング:照準の移動
TPSモードでは、左スティックの移動とヘッドトラッキングによる照準移動を駆使して、迫りくる敵を倒していく。R2ボタンを押し続けているだけで二丁拳銃“ケルベロス”を撃ちまくれるのだが、撃ち続けていると照準のまわりにゲージが溜まっていき、MAXになるとオーバーヒートして撃てなくなってしまうので注意が必要だ。ゲージは攻撃していな間、時間経過とともに減少していくが、L1ボタンのクーリングを行うことで、一気にゲージを減らすことができるため、敵の攻撃の隙をついて積極的に使用していこう。
敵に接近されたときやミサイルなどが飛んできたときには、回避よりも棺桶による近接攻撃が有効だ。その理由は、棺桶攻撃は攻撃力が高いだけでなく、タイミングよく使用することでミサイルを跳ね返して大ダメージを与えることができるからだ。タイミングが限られるため難易度は少し高めなのだが、バレットタイムを活用することで狙いやすくなる。
バレットタイムは、画面上部に表示されるバレットタイムゲージを消費することで、時間の流れが緩やかになるというもの。当然ながら、ミサイルが飛んでくるスピードもゆっくりになるので、ミサイルがある程度の距離に近づいたタイミングで使用すれば、通常時よりも簡単に跳ね返すことができる。なお、バレットタイムゲージは時間経過で回復するのだが、回復スピードはわりと早めなので、どんどん使用しても問題はないだろう。
続いて、FPSモードに挑戦。FPSモードでも基本的な操作は同じ。ただし、FPSモードは、レールシュータータイプになっているため、敵の攻撃を移動で回避することができない。そのため、クーリングを使用するタイミングや棺桶攻撃での反撃がTPSモード以上に重要となる。また、ダメージを受けないためには、敵が攻撃を仕掛けてくる前に素早く倒すことがポイント。FPSモードでは、音の聞こえる方向から敵が来る場所をある程度、予想できるため、音を聞くことも大切。音で敵の来る方向を予想してそちらの方向を事前に向いておき、敵の姿を確認したら、バレットタイムを使用して一気に倒してしまうのがオススメだ。
爽快なアクションシューティングという共通の楽しさがありつつ、TPSではオリジナル版のようなアクションゲームのおもしろさを、FPSモードでは主人公“グレイヴ”のド派手なアクションを間近(グレイヴの目線)で堪能できるというように、それぞれ異なった魅力を体感できる『GUNGRAVE VR』。『GUNGRAVE』シリーズファンはもちろん、これまでの作品をプレイしたことのないという人も、ぜひプレイしてみてほしい。