本日よりアメリカのカリフォルニア州アナハイムで開幕した、PlayStation Experience 2017。会場で、前日のプレゼンテーションで発表された『The Last Guardian VR Demo』を早速遊んできた。
The Last Guardian VR demo is coming to PS VR! https://t.co/8zUbFNOrTp
— PlayStation (@PlayStation)
2017-12-09 13:16:18
『The Last Guardian VR Demo』は、プレイステーション4用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』の世界をVRで体験できる、PSVR用のデモプログラム。フルのVR版が予定されているというわけではなく、これ自体が単独の短編作品となる(つまり“デモ”と言っても、製品版に対しての体験版という意味ではなく、“技術デモ”などと近い意味)。海外では12月12日に無料配信予定だ。
本作では、本編の“少年”の視点でプレイすることになる。操作は簡略化されており、移動は青いアイコンのある場所を注視してボタンを押すとワープするという形式。トリコの好物であるタルを拾ったり投げたり、レバーを動かしたりといった操作も同様で、干渉できる対象を注視し、ボタンを押すだけで実行できる。あとは右スティックを倒すと体の向きを変えられるというぐらいだ。
ゲーム本編の序盤エリアを舞台としていて、トリコにタルを食べさせながら遺跡を進んでいく。ひと通りあたりのタルを食べ尽くすと、トリコが「その先にタルあるんだけど……」とばかりに移動したり姿勢を変えたりして、背中や頭に乗って先に進めるようになるという寸法だ。まったく食いしん坊さんめ。
あくまでトリコと一緒に移籍を進んでいく体験をVRでできるというのが主眼のデモであり、謎解きなどはほとんどないが、それだけに、間近に自分の目で見るトリコのサイズ感や、羽根が生えたフサフサな質感はなかなかいい。
橋がなくなっている場所をジャンプするハメになるシーンでは(ナニかがヒュッとなる)、ゲーム本編同様に落下直前にトリコがパクっとくわえて助けてくれたりもする。VRならではのキャラの実在感で、より親密になれそうな感じだった。日本で配信されることになったら、PSVRをお持ちの人はぜひ体験してみて欲しい。