niconicoの新インターフェース“nicocas”で追加される新機能を紹介 サイト高速化や画質向上についての言及も

ドワンゴは、同社が運営する動画サービス“niconico”の新バージョン“niconico(く)”(クレッシェンド)に関するサービス発表会を開催。同発表会にて、新サービス“niconico(く)”で追加される新機能を公開した。本稿では、その新機能について紹介する。

 ドワンゴは、同社が運営する動画サービス“niconico”の新バージョン“niconico(く)”(クレッシェンド)に関するサービス発表会を開催。同発表会にて、“niconico(く)”で追加される新機能を公開した。本稿では、その新機能について紹介する。

 新バージョンniconico(く)では、ニコニコ動画、ニコニコ生放送に続く、3番目のインターフェース“nicocas”が登場する。この新インターフェースのコンセプトは、「動画+生放送+双方向+映像合成」四位一体。なお、“nicocas”はログイン不要で視聴可能

 “nicocas”で追加される新機能などは以下の通り。

  • オープニング&エンディング
  • ニコニコQ
  • ニコ割ゲーム
  • 休憩機能
  • 引用機能
  • マルチカメラ
  • ニコニコ新市場
  • 8パズル
  • クルーズのリニューアル
  • スタンプがバッジにリニューアル

発表会ではまず、niconico(く)開発の遅れを謝罪。画質向上や重さについて川上量生代表は、「まだ完全に解決しておらず、半年以内に順次解決していく」と述べている。

オープニング&エンディング
 “オープニング&エンディング”は、リアルタイム合成された映像を簡単に流すことができる機能。“ニコニコ新市場”から選んだ映像素材に、自身の生放送画面をリアルタイムに合成。エンドロールに配信者名・番組名・来場者数・コメント数・タグなどが表示され、自動的にカスタマイズすることができる。また流れる楽曲は、ボカロ曲とのタイアップも予定されている。

ニコニコQ
 ニコニコ生放送でもあったアンケートは、nicocasでも実装。nicocasではさらにスピーディーにアンケートやクイズを実施することができるほか、連続して出題すること可能だ。また、事前に問題を作成したり、配信者に代わり視聴者が事前にアンケートやクイズを用意し、“ニコニコ新市場”に貼り付けて生放送番組に提供したりできる。さらに、SNSや他ライブ配信サービスでも出題が可能とのこと。

ニコ割ゲーム
 以前実装されていた“ニコ割ゲーム”が、nicocasで復活。視聴者は強制参加(抽選で選ばれた視聴者がプレイすることも)で、ミニゲームをプレイすることになる。ゲーム終了後は、ランキングが強制的に表示される仕組みだ。

休憩機能
 生放送中に放送を中断せずに配信者が休憩できる新機能。休憩中はニコニ広告された動画が放送される。画面上には「あとで見る」(とりあえずマイリストに追加)、興味ないボタンも。この機能は、トイレや急な来客時に使用してほしいとのこと。

引用機能
 ニコニコ動画、ニコニコ生放送、nicocasで配信されている番組を、視聴者といっしょに動画を見る機能で、これにより動画や生放送の実況配信が行える。元画面と引用画面をボタンひとつで交互にメイン画面に切り替えることができるほか、それぞれワイプ表示することもできる。なお、サービス時には引用をされないようにする設定は実装されないとのこと。nicocas実装後にユーザーの反応を見て、設定を追加するか検討すると川上氏は述べている。

マルチカメラ
 スマートフォンのnicocasアプリを使用することで、ワンタッチでスマートフォン側カメラをセカンドカメラとして使用して、配信が行える機能。席を離れて配信する際に役立つだろう。

ニコニコ新市場
 ニコニコ市場の老朽化に伴い、リニューアルと移転が実施決定。貼り付けられた「オープニング」、「エンディング」、「ニコニコQ」、「ニコ割ゲーム」起動ボタンは、配信者が選んで使用できる。

8パズル
 放送中に画面が8面に分割され、パネルを正しい位置に戻すパズルを楽しめる機能。動かすパネルは、視聴者がパネルをクリックすることで投票でき、多数決で決定する。

クルーズのリニューアル
 nicocasでは、クルーズがリニューアル。ボカロやゲーム、往年のヒット動画など、さまざまなジャンルのクルーズ番組、いままでより多くの動画や生放送と出会えるようになる。また、リニューアル後はつぎの行き先(ジャンル)を指定できるとのこと。

バッジ
 ニコニコ動画上での行動や経験を達成することで獲得できたスタンプが、バッジにリニューアル。動画の発掘や放送者の発掘など、アクションごとにバッジが付与される。

 以上の新機能やリニューアルが実装されるほか、ニコニコ動画とニコニコ生放送に引き続き、nicocasも“ニコニ広告”に対応。クリエイター奨励プログラムへの対応も決定しており、動画投稿者は作品の人気度などに応じて奨励金(クリエイター奨励スコア)を受け取れる。

 nicocasはこちらの記事でもお伝えした通り、2018年2月28日(水)より、全機能をユーザーに向けて開放(サービス開始)予定。それまでは、2017年12月3日(日)13時~ 体験生放送【第二弾】が実施され、続く1月には公式生放送が開始、1月28日(日)にはまだ明かされていない全機能の発表会が開催されることが発表された。

 当初の2017年10月サービス開始から延期してしまった“niconico(く)”だが、ユーザーがいちばん気にしているであろう画質の向上(ビットレート、フレームレート、Webサイト高速化)については、改善を実施中とのことで、半年以内に順次改善していくことが川上氏より説明された。具体的には、nicocas、ニコニコ動画、ニコニコ生放送ともに最終的に720pに対応予定で、1080pの対応は協議中とのこと。フレームレートは、必要に応じて対応する予定であると述べている。また、nicocasでのユーザー生放送は、プレミアム会員限定であることは今後も変わらないそうだ。

 さらに、ニコニコ版のdアニメストアサービスが開始されることが発表。こちらは、現在サービス中のdアニメストアとは紐づけはされない。また、nicocasのプレミアム会員への特典については、2018年1月28日に実施される全機能発表会で紹介されるとのことだ。

ドラッグ&ドロップで動画を記事化、新サービス“ニコニコまとめ”がオープン、非会員でも閲覧可能

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