Trinket Studiosの『Battle Chef Brigade』を紹介。モンスターを狩って得た食材で料理対決する、お料理バトルゲーム。

 モンスターにコンボを決めて狩り、その素材を調理した至高のモンスター料理でライバルと対決する。Trinket Studiosの『Battle Chef Brigade』は、そんな“ダンジョン飯×料理の鉄人(または食戟のソーマ)×コンボアクションゲーム”とでもたとえられそうな料理バトルゲームだ。

 本作は、海外インディーパブリッシャーのAdult Swim GamesからPC版が日本語入りで本日(2017年11月21日)より配信開始(価格は2050円)。また、Nintendo Switch版も23日から国内配信を予定している(こちらの価格は2100円[税込])。

 メインとなるストーリーモードでは、片田舎のレストランを営む実家を飛び出し、国家公認のバトル・シェフとなるべく奮闘する女の子ミナを中心にした物語が描かれる(プレイアブルキャラクター自体は複数いる)。コロシアムで行われるトーナメントでライバルたちとの対決を制し、入団を目指すのだ。

 Trinket Studiosはシカゴのスタジオだが、本作の画風は結構日本のアニメや漫画っぽい感じで、ちょっとした学園バトルもの風の話の流れもそれっぽい。ゲームは架け橋ゲームズによるローカライズで完全に日本語化されているので、すんなり入っていけると思う。

 さて、肝心の料理バトルは、素材を狩るアクションパートと、調理を行うパズルパートで構成されており、一定時間内に狩ってきた素材をオーダーに沿った料理にして審査員に提出しなくてはならない(ただし狩りを一度で終わらせる必要はなく、途中で足りなくなった素材を取りに行ってもいい)。

壮麗な競技場でモンスター料理対決!

 アクションゲームとしての難度は高くなく、ボタン連打で簡単に連続コンボが出て、強力な魔法や一時無敵の回避アクションもボタン一発で出せる。時折やっかいな攻撃を出すモンスターもいるが、対処に困るというほどでもない。

 むしろどう狩るかより、何をどれだけ狩るかが重要なんである。これは本作のパズル要素および対決の評価形式に関係があるので、次にパズル部分を説明しよう。

 まず基本的に、モンスターから得られる食材は、赤青緑(+α)などのパズルピースの組み合わせで構成されている。そして食材を調理器具の中に放り込み、かき混ぜて(=ピースを入れ替えて)同色のパズルピースを3個並べると、融合して上位レベルのピース(Lv1の赤3つならLv2の赤ひとつ)に変換できる。

 料理の基礎点はその中に含まれるピースの合計点で決まるので、より高得点な高レベルのピースが多く含まれていれば、それだけ勝てる可能性が高くなるというわけだ。なお、パズル要素自体にランダム性はなく、取ってきた食材はスペースが空いている限り自由に入れられる。

調理器具によっては、特定色のみ2個で融合できたり、お邪魔なピースを消す能力があったりもする。

 しかし、試合ごとにテーマ食材があったり、審査員が指定するピースを入れるよう求められることもある。前者はその食材を使っていないと減点で、後者は指定されたカラーの最上位のピースを入れることでボーナスが得られる。

 なので、いくらごっついモンスターを倒してその食材を入れようとも、それより「テーマ食材を入れつつ、(審査員が指定した)赤と青のLv3ピースを同数含むよう素材を用意してパズルで合成する」といった方が点数が高くなりやすい。というわけで、限られた時間の中「何をどれだけ狩るか」が大事になってくるのだ。

審査員のニーズをうまくつかんでボーナスを狙おう(ちなみに指定された以外の色の最上位のピースの数の方が多かったりするとボーナスにカウントされないので注意)。

 というわけで、パズル要素にしてもアクション要素にしても、シビアなテクよりも、どちらかと言えば、全体を把握しながら落ち着いて進めていくマネージメント能力の方が求められるので、幅広い人が楽しめるんじゃないだろうか。

 気になる点としては、プレイのバリエーションが少し乏しいのと、アート素材で塗りが省略されているものがあること。後者はあえてそうしているのかもしれないが、個人的には後日アップデートしてくれるといいなぁと思った次第。それもこれも、この世界の広がりをもっと見てみたいぐらい、この話が気に入っているからだ。

 なおさらなる高みを目指す人のために、ストーリーモードから独立したデイリーチャレンジなども用意されている。ワールドランキングもついているので、超高得点を叩き出す究極のモンスター料理で世界に勝負したい人はそちらに挑んでみるといいだろう。