戦略性に深みが増した『リディー&スールのアトリエ』のクローズド体験会をがっつりリポート! 菊地氏、細井氏、NOCO氏も登壇

2017年10月29日に行われた、『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』のクローズド体験会をリポート。担当ライターによるプレイインプレッションを交えてお届け。

 2017年10月29日(日)、コーエーテクモゲームスにて『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』(2017年12月21日発売予定)のクローズド体験会が開催。抽選で選ばれた『アトリエ』シリーズファンが会場に集まり、発売に先駆けてプレイを楽しんだ。さらに、会場には本作のプロデューサー・菊地啓介氏、総合プロデューサー・細井順三氏、キャラクターデザインを担当したイラストレーター・NOCO氏が登壇。開発陣への質問コーナーも実施された。

『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』プロデューサー・菊地啓介氏(写真左)、総合プロデューサー・細井順三氏(写真右)。

イラストレーター・NOCO氏。体験会中は、会場前方のスクリーンでNOCO氏によるプレイも披露された。

 イベントが始まると、まずは体験版のプレイに先駆けて、菊地氏、細井氏、NOCO氏がファンに向けてあいさつ。さらに本作のオープニング映像も披露され、参加者たちは皆、初公開となるムービーに見入っていた。

 あいさつが終わると、体験版のプレイ開始! 今回の体験会は2部構成となっており、先月開催された“東京ゲームショウ2017”の試遊データとは異なる、ほぼ製品版と同じバージョンを体験することに。第1部では本作を初めから30分間プレイでき、筆者はこの間にストーリー第1話の最後まで進められた。

 第1話ではリディー、スールの日常を追いつつ、採取や調合のやりかた、依頼された品の納品など、本作の基本的な流れを確認。ここまでは従来のシリーズと大きな差はないが、第1話終盤にはいよいよ本作の鍵でもある絵画の世界へ。生活感溢れる部屋の中から、突如不思議な力で草花が生い茂る空中庭園のような世界へと飛ばされ、幻想的な空間で採取や戦闘を楽しんだ。さらに、絵画の世界では謎の女性の姿も確認できたが、途中で見失い、もとの世界へと帰って第1話は終了。今後彼女がどのように物語へと絡んでくるのか、気になるところだ。

最初の調合では、おなじみの爆発シーンも。ゆーげん氏、NOCO氏が描くリディーとスールのかわいい姿に思わず手が止まってしまう。

 また、第1話ではリディー、スール以外にも彼女たちの父親ロジェや、騎士のマティアス、幼馴染みの錬金術士ルーシャなど、本作に登場するキャラクターの姿も。鍛冶屋ではなんと“あの人物”の姿も確認でき、個人的には今回の体験会でここがいちばんテンションが上がってしまった。

『アトリエ』シリーズでは恒例の儀式“たる”調べ。限りある時間で少しでもストーリーを進めたいが、これだけは欠かせない。

 第2部では、ゲームが進んだ状態のデータを用いて、ターン制の“コンビネーションバトル”を体験。第1部の空中庭園の世界とは異なり、あたり一面が氷に覆われた屋敷の中のような世界で、戦闘を思う存分楽しんだ。

 本作で採用されているコンビネーションバトルは、最大で6人が参加。前衛3人と後衛3人に分かれ、前衛ひとりと後衛ひとりがそれぞれコンビを組む。前衛が敵と戦いつつ、後衛が特定の条件(スキルを使う、ダメージを食らうなど)で発動する“フォロースキル”で前衛を援護するという流れだ。そのため、前衛でうまく立ち回りつつ、後衛のフォロースキルを発動させて敵を倒していくのが本作の戦闘での肝となるのだが、フォロースキルの発動条件は後衛のキャラクターによってさまざま。1回の戦闘で1回しか発動できないフォロースキルなどもあるので、後衛のフォロースキルを把握しておくことも本作では重要だ。

 そのほか、戦闘中に前衛と後衛の入れ替えが可能になるなど、戦略性が大幅にアップ。プレイ冒頭では、慣れないシステムに悩んでいた筆者だが、数回くり返すうちにある程度コツを掴め、フォロースキルも思い通りに発動可能に。前衛と後衛のコンビネーションがかっちりとハマるととても気持ちがいいので、戦闘システムが気になっている方はぜひ製品版でこの気持ちよさを味わってほしい。

フィリスのフォロースキルは、前衛が特定の属性攻撃をしなければ発動せず、1回の戦闘で使用可能な回数も1回だけ。扱いにくそうだが、その反面、非常に高威力なスキルとなっている。

 また、リディー、スールは後衛時に条件を満たすと“バトルミックス”を発動可能で、特殊なアイテムを調合できる。もともと持っているアイテムと、絵画の世界で入手できる特殊なアイテム“アルケウス・アニマ”を掛け合わせてより効果の大きいアイテムを作り、相手に大ダメージを与えることが可能だ。バトルミックスで作ったアイテムの効果はアルケウス・アニマの使用量によっても異なるので(アルケウス・アニマを使えば使うほど強力に)、敵の強さに合わせてアニマの量を調整できれば、より戦闘を有利に進められるだろう。筆者がプレイした際は、アルケウス・アニマは採取をするたびにある程度の量を入手できたので、採取ポイントがたくさんある場所では、バトルミックスを積極的に使っていくのもいいかもしれない。

バトルミックスでレヘルンとアルケウス・アニマを調合すると、クリスタルレヘルンが完成。より強力な氷属性ダメージを与えられるほか、アニマの使用量を増やすことで、スロウの効果が加えられる。

 そして、本作の戦闘でもうひとつ忘れてはいけない要素が、前衛と後衛による息の合った攻撃で敵に大ダメージを与える必殺技“コンビネーションアーツ”だ。コンビネーションアーツは、前衛が相手にダメージを与えたり、後衛がフォロースキルを発動時などにたまるコンビネーションゲージが100%になった状態で発動が可能に。強敵との戦闘などでないとなかなか100%まで溜められないので、頻繁には発動できないが、そのぶん発動できた際の快感は大きく、演出もド派手で圧巻。また、前衛と後衛の組み合わせによってコンビネーションアーツの種類が変わるので、いろいろな組み合わせで戦闘を楽しむのもよさそうだ。

 ちなみに、筆者がプレイした際に最も使いやすいと感じた組み合わせはマティアス(前衛)とスール(後衛)のふたり。マティアスは防御とHPが高いうえ、敵の攻撃を引きつけ、かつダメージを食らうたびにMPを回復できるスキル“アクセルガード”を持っているため、残りHPにさえ気をつけていれば、あまりMPを気にせずにスキルを使うことができる。さらにスールは、前衛が何かしらのスキルを使うだけで発動するフォロースキルを持っており、非常に相性がいい。マティアスの強力な範囲攻撃スキルと、スールのフォロースキルが決まれば、コンビネーションゲージもかなり溜まるので、コンビネーションアーツも発動させやすいのだ。体験会の短い時間ではすべての組み合わせは試せなかったが、個人的にはこのふたりの組み合わせがおススメ。

 第2部での戦闘の体験が終わると、つぎは開発陣への質問のコーナー。ここでは、発売後のDLCの内容に関する質問に対し、いままでのシリーズと同様のDLC展開を検討しているとの回答が返ってきたほか、プレイステーション Vita版とNintendo Switch版の画面を確認できる映像を近日公開するということも伝えられた。

 また、“従来のようなワールドマップは存在しているのか?”という質問に対して、“絵画の世界とは別に、現実世界にも採取地があり、ワールドマップも存在している”との答えがあった。

 そして質問のコーナーが終わると、クリエイター陣からファンの方々にメッセージが。細井氏は「アトリエ20周年ということもありまして、これからもいろいろとサプライズを用意していきます」、菊地氏は「ほっこりする日常感とドキドキする冒険感の両方を味わえるタイトルに仕上がったと思いますので、ぜひ発売日を楽しみにしてください」と語り、体験会は終了した。

 最後に、イベント終了後の参加者に、今回の体験会の感想などを聞いたので、その内容をお届けする。

■20代/男性
・体験プレイの感想は?
キャラクターのデザインが前作よりもさらによくなっていたのが印象に残りました。『アトリエ』は不思議シリーズしかやったことがないんですけど、戦闘は3作品の中でいちばん流れがスムーズでやれることも多く、楽しかったです。

・お気に入りのキャラクターは?
フィリスちゃんが前作から大人っぽくなって、リア姉の戦闘技術も引く継いでいたんですけど、性格はそんなに変わっていないっていうギャップがよかったです。

・『リディー&スールのアトリエ』に期待することは?
“不思議”シリーズの集大成なので、シリーズに登場した全キャラクターを最後に見られたらいいなと思っています。

■40代/男性
・体験プレイの感想は?
戦闘中に調合できたのがとてもよかったです。戦闘は、後半になってくると同じ行動パターンのくり返しになってしまっていたこともあったんですが、調合があるとパターンも変わってくるし、MPがなくなったときにも使えるので。あとは、シリーズを通してなのですが、戦闘などの音楽がよかったので、音楽を前面に押してアピールしてもいいのかなと思いました。

・お気に入りのキャラクターは?
スールですね。拳銃のモーションがかっこよかったです。

・『リディー&スールのアトリエ』に期待することは?
コンビネーションアーツなどの演出面に期待したいです。

■?代/女性
・体験プレイの感想は?
フォロースキルを利用するのが難しかったのですが、発動するとうれしかったです。

・お気に入りのキャラクターは?
リディーとスールです。かわいい!

・『リディー&スールのアトリエ』に期待することは?
調合がどんな風になるのか、気になります。双子のダメなお父さんもどうなるのか気になる!

■?代/男性
・体験プレイの感想は?&『リディー&スールのアトリエ』に期待することは?
バトルミックスが楽しいですね。発動させにくいときもあったのですが……。バトルは、ベストな隊列を探す楽しみがありそうです。
絵画の世界は広さもあってキレイで、よかったです。『フィリスのアトリエ』では、マップがずっとつながっていて移動しづらかったのですが、今回はマップセレクト制のおかげで移動しやすくなりました。

・お気に入りのキャラクターは?
ソフィーが続投でうれしいです。リディーも好みです。モデリングがすごくキレイになりましたね。

会場には、プレミアムボックスなどに同梱される特典グッズが展示されていた。

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