2017年10月14日〜15日、シンガポールで開催されたゲームコンベンション“GameStart 2017”。10月15日に行われて盛り上がりを見せた“『NieR』 COSPLAY COMPETITION”の模様をお伝えする。メイン審査員は世界コスプレサミット実行委員会の実行委員長を務める、小栗徳丸氏。また、ゲスト審査員として『NieR: Automata』プロデューサー齊藤陽介氏とディレクターヨコオタロウ氏も参加。優勝者には日本への航空券チケットが贈られるだけあって、12名の出場者はいずれもハイクオリティー。
“『NieR』 COSPLAY COMPETITION”は、通常のコスプレコンテストと決定的に違うところがひとつある。それは、ゲームプレイのスコアも評価されるということ。ゲームへの愛が試されたわけだが、どの出場者も安定した実力を見せていた。
審査が終わり、まずは齊藤陽介賞が発表。受賞したのは、エントリーNo7、エミールのコスプレを披露したXINさん。「エミールの骸骨も自分で作ったのがすばらしい。なにより、かわいかったです」と齊藤氏がコメントすると、XINさんは「お会いできるだけでうれしいです」と終始緊張した様子だった。
ヨコオタロウ賞に輝いたのは、エントリーNo9のLennethXVIIさん。「ステージで剣が壊れるハプニングがあったのに、動揺せずにクールな2Bを演じ続けてくれたのがかっこよかったです」とヨコオ氏はコメント。LennethXVIIさんが涙を流して受賞をよろこんでいる姿が印象的だった。ちなみに、撮影時にヨコオ氏とバッチリ息が合っていて、会場は笑いに包まれていた。
“『NieR』 COSPLAY COMPETITION”グランプリに輝いたのは、エントリーNo6、9Sのコスプレを披露したAYASAKI SORAさん。審査員を務めた小栗氏は「今回は衣装審査、ステージパフォーマンス、ゲームスコアの3つの審査項目がありました。受賞した3人に共通して言えるのは、『NieR』が好きだということ。好きなところは徹底的にこだわって自分で作っているんですね。ステージではお客さんを楽しませようと一生懸命に考えてパフォーマンスをがんばってくれました。ゲームへの愛情。『NieR』と対面した時間がグランプリを決めたと思います」とコメント。最後は全員集合での記念撮影で幕を閉じた。
ファミ通.comでは主催社のご厚意により、12名それぞれを明るい場所で撮影することができたので、そちらを掲載して本稿を締めたい。