ユービーアイソフトの『ゴーストリコン ワイルドランズ』に新たに実装された新モード“ゴーストウォー”を屈指のシューター、BRZRKがインプレ。

 2017年3月9日に発売されてから7ヵ月が経過したユービーアイソフトの『ゴーストリコン ワイルドランズ』。広大な大地を舞台に精鋭中の精鋭であるゴーストたちが凶悪なカルテルを相手に様々な破壊工作を行う勧善懲悪内容のタイトルだ。

 そんな本作は、これまでオンライン要素といえばネットワークを介したプレイヤーどうしでミッションを遂行する協力プレイしか存在していなかった。だが、新たに10月10日にオンライン対戦が可能なPvPモード“ゴーストウォー”が配信された。ここではそのプレイインプレッションをお届けしたい。

 本モードの対戦形式は4対4のチームデスマッチ。プレイヤーは敵に倒されるとダウン状態となり、味方に助け起こしてもらえれば戦線に復帰することが可能だ。ただ、リスポーンシステムが存在しないため、チームメンバー全員がダウンしてしまうと敗北となり、敵にラウンドを取られてしまう。敵チームよりも先に2ラウンド取得できれば勝利、逆に取られてしまえば敗北といった感じでシンプルなルールだ。

 プレイヤーが使用できるクラスは13種類あり“アサルト”、“マークスマン”、“サポート”、“マルチクラス”という4つのカテゴリーにわけられている。個別での紹介は割愛させていただくとして、ここではカテゴリーごとの紹介だけしておこうと思う。

・アサルト
アサルトライフルを片手にガツガツと敵を攻撃できる。

・マークスマン
スナイパーライフルをメインに遠距離の敵を攻撃できる。

・サポート
ドローンやジャミングを駆使して味方をサポートするのがメイン。

・マルチクラス
最初に入手できるごく平均的なクラス。悪く言えば器用貧乏。

 マルチクラスのみひとつしかクラスがないのだが、残りの3つのカテゴリーにはそれぞれ4つのクラスがある。筆者が中でも気に入っているのがサポートカテゴリーの“スカウト”と“アーティラリー”のふたつだ。

 前者はドローンを使用することでゲーム本編と同様に敵をマーキングすることが可能で、味方と敵の位置を共有できる頼もしいクラス。ただ、一定時間補足しないでいるとマーキングが外れてしまうし、ドローンの操作時に単調な動きかたをしていると銃撃で破壊されてしまうこともある。ただ、それでもマーキングされた側のプレッシャーは大きいこともあり、使いかたによっては味方にとって心強いクラスになる。

ブッシュに潜んでいる敵も発見しやすい。

 後者のアーティラリーはドローンで位置を指定すると迫撃砲による支援砲撃がはじまり、着弾点付近の敵に手痛いダメージを与えられるというものだ。

迫撃砲がうまく敵を倒したときの気持ちよさといったら!

 もちろんアサルトやマークスマンに属するクラスも使ってはいるのだが、ドローンで敵を補足しているときに味方がその情報をもとに敵を撃破しているのを見ると"役立ってる感"が強く感じられるため、ほかのクラスよりも使用回数が多い。

アサルトは火力の高い武器で敵を黙らせることが可能。個人的にはAK-12が扱いやすい。
遠くの敵を攻撃するのが得意なマークスマン。火力が高く倍率も高い狙撃銃で敵を無力化できる。

 何よりこの対戦モードは本編と同様に緩急のある地形やブッシュ、建物があるため、離れたところから敵を視認することが非常に難しい。とくにブッシュに匍匐した状態でギリースーツを着用したマークスマンは自然と一体化しすぎているため見つけることが困難で、チーム内のクラスバランスによっては一方的にボコボコにされてしまうことも。まぁ、そんな目に合わないためにも筆者は率先してサポートを選ぶようにしているけどね。

 ちなみに、プレイヤーが最初に使えるのはマルチクラスのみだが、対戦を重ねることでレベルが上がるときにポイントを獲得する。このポイントを消費することでクラスがアンロックされていく仕組みなのだが、ポイントはキャラクターの能力を解除するためにも使用する。できるだけ多くのクラスを獲得したいのだけど、能力強化にも割り振りたいし、どうしたらいいのか悩ましいところがイヤラシイ仕組みだ。

 そうそう、クラスの多くはアンロックできるレベルが設定されており、上のほうのレベルで解除できるクラスほど強力なものが多い。あえてポイントを貯めまくって一気に解除するというのもアリかもしれない。

ポイントを獲得するたびに迷ってしまう……。

 さて、上でも述べたが本モードに出てくるマップは自然豊かなボリビアの大地が舞台となっている。草木は生い茂っていて、地形も勾配がかなりあるため複雑となっている。

敵に気付かれないように移動するためには這い蹲ることも大事だ。

 とくに森(というより林?)になっているブッシュの濃い場所で敵の足音しか聞こえない状況下での緊張感はシビれるものがある。なんというか、緑の濃ゆいサバゲのフィールドで遊んでいるときの空気そのものだ。

 さらに、マップには天候や時間の概念が存在しているため、同じマップでも真夜中だったり嵐によって見通しにくかったりと様々な姿を見せる。夜間での戦闘は薄暗い月明かりの下での行動となるため、目と鼻の先に来るまで敵の存在に気付かないこともまれにある。いや、本当に腰が抜けるかと思った。

地形や天候をうまくつかって戦いたい。

 本モードを数日間遊んでみた感想としては、非常に緊張感の高いゲームといった印象だ。ラウンドスタート直後こそ走るものの、マップ中央が近づくにつれて相対する敵に気付かれないよう、少しずつジリジリと進み、息を潜めて様子を窺う……。まさにゴースト部隊の戦いといった感じで非常に楽しい。

 ただ、残念なのはロードの多さと長さだろうか。また、ロードが入る回数が多く、プレイしていてダレてしまう。個人的には、連続して長時間プレイするモチベーションがなかなか維持できなかったり……。できれば今後のパッチでロード時間の改善を切に願う次第。

 といった感じで残念なところはあるものの、なんだかんだで遊べてしまうゴーストウォー。サバゲー好きや本編のクリアー後しばらく触っていないという人はコレを機に復帰してみてはいかがだろうか?