日本一の頭脳が学生王者を下す! 東大『LoL』サークルが圧倒的な力を見せた“All Campus Series”決勝戦リポート

2017年9月30日、PC用オンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』の学生サークルの日本一を決定する大会“All Campus Series”の決勝戦が開催された。その模様をお届けしよう。

 2017年9月30日、Red Bull Studios Tokyoにて、PC用オンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、LoL)の学生サークル日本一を決定する大会“All Campus Series”の決勝戦が開催された。その模様をお届けしよう。

学生を中心とした観客で、会場は満席状態。急遽、席が増設されるほどの盛況ぶりだった。

 “All Campus Series”は、『LoL』の国内学生コミュニティに向けた支援プログラム“LeagueU”の一環として行われ、8月から期間中に勝利数をサークルごとに競う“サークル対抗ポイントバトル”を実施。そこでトップ16に入ったサークルによって、第2ステージとなるトーナメント戦が行われ、勝ち抜いた2チームが今回の決勝戦へと進出した。

実況を担当したのは、いぇーがー氏(茨城大学)。解説はリクルート氏(埼玉大学)。どちらも現役の学生キャスターだ。

決勝進出サークル

東京LoLサークル(東京大学)
2016年秋に設立したサークルながら、ゲーム内の最高位ランクである“チャレンジャー”に到達したプレイヤーも多数在籍。

東京アニメ・声優専門学校LoLサークル(東京アニメ・声優専門学校)
2017年3月に開催された学生大会“LeagueU Grand Tounament”を優勝し、世界大会に日本代表としての出場も果たしている。

 この2チームは第2ステージのトーナメント戦でも激突しており、そのときは大方の予想を覆して東京LoLサークルが勝利。今回の対戦では、どのような展開になるのか、大きな注目を集めた。

 決勝戦は2本先取の形式で進行。1試合目は、序盤から東京大学LoLサークルがペースをつかみ、ジワジワとチーム全体の獲得ゴールド数の差を広げていった。

 試合開始から23分40秒が経過する頃に、東京大学LoLサークルが集団戦を仕掛けるも、東京アニメ・声優専門学校LoLサークルがうまく切り返し、序盤に築いたリードを失ってしまう。

 その後は一進一退の攻防が続く緊迫した展開を見せたが、トドメを刺したチームに強力なバフ効果を付与する“バロン・ナッシャー”や“エルダードラゴン”を獲得した東京大学LoLサークルが敵軍のタワーを破壊して、本拠地に接近。最後は東京大学LoLサークルが押し切り、見事に1本目を制した。

 2試合目では、東京大学LoLサークルのuinyan選手が得意チャンピオン(ゲーム内のキャラクター)“モルデカイザー”を選択。戦闘能力は高いが奇襲には弱いということから、プロシーンでは滅多に見られないピックである。学生大会ならではの光景に、会場が大きく沸いた。

 試合のペースを掌握したのは、このモルデカイザーだった。uinyan選手の操るモルデカイザーを中心に、序盤からすさまじい勢いで進攻する東京大学LoLサークル。後がない東京アニメ・声優専門サークルは何とか逆転を狙うも、一方的に攻められ続け、最終的には22分という短時間で東京大学LoLサークルが勝利。

 2本連取により、東京大学LoLサークルが、日本一の栄冠を獲得した。同サークルには、最大300万円相当のサークル旅行を行う権利が授与された。

 試合後のインタビューでは、リーダーのshu8選手が「試合中、何度もミスを連発してしまったが、チームの雰囲気がネガティブになることはなかった。その雰囲気のおかげで、何とか取り返す(逆転)ことができた」と、試合の勝因を語った。

 学生サークル対抗大会ながら、非常にハイレベルな試合が行われた本イベント。いずれはこの場から、『LoL』国内プロリーグ“LJL”で活躍する選手も現れるかもしれない。

 “LeagueU”では、頂点を極める大会だけでなく、コミニュティの盛り上がりにも尽力している。「たかがゲーム」と感じる人もいるかもしれないが、そんな活動の中から発見できるものも、決して少なくないはず。“LeagueU”の今後のイベントにも、ぜひとも注目したい。