White Owlsを率いるゲームデザイナーSWERY氏による新作『The Good Life』に、“猫バージョン”だけでなく“犬バージョン”が存在することが判明。同作は現在Figでクラウドファンディングを実施中。

 『レッドシーズプロファイル』や『D4: Dark Dreams Don't Die』などの個性的なタイトルで海外にもカルト的な人気を誇るゲームデザイナー、SWERY氏。
 同氏が新スタジオWhite Owlsで手掛けている『The Good Life』について、これまで発表されてきた“夜は住人が猫になる”バージョンだけでなく、犬バージョンも存在することが発表された。

 本作はイギリスの田舎町“レイニーウッズ”を舞台に、フォトグラファーとしてやってきた主人公ナオミが借金返済生活に追われるという“借金返済生活RPG”。グランディングとの共同開発が進められており、現在海外サイトのFig.coでクラウドファンディングを実施中だ。

 ふたつのバージョンは別売りの作品となり、ベースは同じであるものの、犬猫の違いは単に見かけだけに留まらない。
 たとえば本作では、主人公ナオミもゲーム内時間で毎月1週間だけこの変身能力が発現し、人間状態では行けない場所に行けたり、動物状態ならではの交流を楽しめる。

住人それぞれに犬バージョンと猫バージョンが存在する。

 この時に、猫バージョンなら狭い所や高所への探索が可能で、犬バージョンなら地面を掘ったり臭いの痕跡を辿れるといった感じに、この動物モードでのプレイ内容も両バージョンで異なってくるのだ。恐らく、住人たちの動物状態の性格も少しずつ違っていたりするのではないだろうか。

猫の場合は高い場所に行きやすい。

犬バージョンへの切り替えや追加購入も可能

 冒頭で簡単に触れた通り、同作は現在Figで150万ドル(約1億6900万円)の目標額でクラウドファンディングを実施しており、残り2週間となったところでの新情報公開となった。
 すでに少額出資者向けのリワード(支払いの見返りに貰える製品やグッズなど)としてPC版とプレイステーション4版の犬バージョンのソフトが選択可能になっており、すでに出資を行った人も、猫バージョンから犬バージョンへの変更や、犬バージョンも貰うための追加支払いなどが可能になっている。

すでに猫バージョンに出資している人も切り替えが可能。

オンラインで両バージョンの交流も可能

 となると「両方買わないといけないの?」と思う人もいるかもしれないが、それは少々早とちりかもしれない。片方でしか手に入らないアイテムなどもあるのだが、SWERY氏は両バージョンのオンライン経由での交流を促したいようだ。

 実は本作にはオンライン経由のマルチプレイ要素があり、猫や犬として、友達や別のプレイヤーの町を訪問でき、アイテムや貴重品の交換なども可能。そしてこの際に、猫バージョンのプレイヤーが猫として犬バージョンのプレイヤーの世界に遊びに行くとか、その逆もできるとのこと。これによって、自分が持っていないバージョンでしか手に入らないアイテムも入手できるのだ。

道のりは楽ではないが、まずはひとりの支援から

 なお本作はクラウドファンディングが成功した場合、2019年第3四半期に、SteamでのPC版とプレイステーション4版での発売が予定されている(そのほかさらに出資が集まった場合の追加目標として、Nintendo Switch版が挙がっている)。

 執筆時点で出資額は20%弱といったところであるものの、すでに出資者は2000人オーバー。道のりは楽ではないが、まだ不可能でもないといったところだろうか。
 というのも、今回『The Good Life』がクラウドファンディングを行っているFigは、KickStarterなどの一般的なクラウドファンディングサイトと異なり、一般からの少額出資とは別に、投資家などからの大口出資を受け付ける仕組みとなっている。
 本作は海外のゲームスタジオ経営者などにも顔が広いSWERY氏の作品なので、すでについているファンの人数などを鑑みて、いきなり大口の出資が入ってパーセンテージの伸びが急に上がるということも十分にありえるのだ。

 ちなみに、日本から通常のクラウドファンディング型の少額出資を行う方法については、White OwlsのFacebook公式アカウントで画像つきで説明されている。またプロジェクトが成立しなかった場合は少額出資分は返金が行われる方式となっている。