『レジェンヌ』の開発&キャスト陣に聞く!イラスト、シナリオ、楽曲、すべてに手を抜かないでリズムアクション【プレゼントつき】

DMM.com POWERCHORD STUDIOより、今夏配信が開始されたリズムアクションゲーム『レジェンヌ』。キャスト陣には、元タカラジェンヌを起用し、話題の一作となった本作。そんな『レジェンヌ』には、どんな思いが込められているのか、

 DMM.com POWERCHORD STUDIOより、ただいま配信中のリズムアクションゲーム『レジェンヌ』。キャスト陣には、元タカラジェンヌを起用し、この夏話題の一作となった本作だ。そんな『レジェンヌ』には、どんな思いが込められているのか、プロデューサーの平田裕介氏、サウンドプロデューサーYOFFY氏、原作・脚本・コンセプトプロデューサーの梅田京氏、キャラクターデザインのアマガイタロー氏、そして『レジェンヌ』にて、北咲彪凛役を演じる元タカラジェンヌの藤咲えりさんの豪華面々に、お話を聞くことができました。

左から……
プロデューサー 平田裕介氏
サウンドプロデューサー YOFFY氏
北咲彪凛役 藤咲えりさん
原作・脚本・コンセプトプロデューサー 梅田京氏

アクションゲームの構想からなぜ宝塚の起用に至ったのか

――ではまず『レジェンヌ』を作る経緯を教えていただきたいのですが。もともとはサーカスモチーフのゲームだったということですが……。

平田 そうなんです。初めは、シルク・ドゥ・ソレイユのようなサーカスがモチーフとなったアクションゲームを出す予定でした。でも一部のサーカスでの動物の扱いに関する問題もあって、動物をそのまま出すのは少々ためらうところがあり、ではどうしようかというところで人間の女の子と合体させ“ビースター”というキャラクターが生まれました。

――だから、キャラクターは動物のしっぽと耳が生えているんですね。そこからどうやって宝塚の方を起用しようと思い立ったのですか?

平田 最初は、横スクロールアクションを構想していました。しかしそれだけでは物足りないということで、リズムゲーム要素を取り入れようということになりました。さらに数あるリズムゲームの中で、どうやって差別化を図ろうかということで、自分が個人的に好きな宝塚のみなさんのお力を借りたい!と思いました。
 というのも、リズムゲームは声優さんの順列組み合わせのようなものばかりが多く、そこへ一石投じたいという思いがありました。だからといって『レジェンヌ』は、宝塚のゲームではなく、宝塚をリスペクトしたゲームとなっています。

――宝塚がお好きなんですね?

平田 大好きです!

――宝塚の魅力というものはなんでしょうか?

平田 独特の世界観や、歌の力強さなど……いや~、ひと言ではいい表せないですね。

――初めから宝塚ご出身の方を採用しようという構想はあったのでしょうか?

平田 最初からというわけではなく、リズムゲームにしようと決めてから急に思い立ったんです、今日からお前は宝塚の方に歌ってもらえ!という神からのお告げが(笑)。とくに娘役さんをフィーチャーしているのは、男役さんと比べて退団された後の活躍の場が少ないんじゃないかと思っていたんです。娘役さんたちは、とてもすばらしい歌声をもっていて、もちろん歌がお上手なので、「もっと多くの方に聞いてほしい!」ということで。おこがましいかもしれませんが、いちファンとして応援したいと思いがありました。また、多くのアプリの中で埋没してしまわないように、ユーザーさんへのフックとしても“宝塚”というキーワードは、とても大きな役割を果たすと考え、ぜひ実現したいと思いました。宝塚のOGの方に快諾いただけたので、いまの『レジェンヌ』の形となりました。

――『レジェンヌ』の魅力はやはり、楽曲だと思います。同じ曲を全員が歌うというのは、ほかに類を見ない試みだと思うのですが、なぜそういった形式をとったのでしょうか?

平田 ただただ宝塚の方が歌っている、というと、「ふ~ん……」となってしまいがちです。どうしたらそれぞれの歌声の魅力を伝えられるのか、と考えたときに、ほかのキャストさんと聞き比べができるこの形がベストだと思いました。だからといって他の声優さんに手を抜いているということではなく、宝塚の皆さんと別のベクトルで渡り合える歌声を持つ人、楽曲をしっかりと歌える人を選びたく、『レジェンヌ』では、声優さんを選考する際は、顔や名前、知名度では選ばず、すべて声だけのオーディションを行い採用しました。

楽曲で宝塚“らしさ”を表現する難しさ

――楽曲についての話題となりましたので、YOFFYさんにお聞きします。YOFFYさんといえば、アニソンやロックのイメージがありますが、『レジェンヌ』の楽曲の依頼があったときにどう感じましたか?

YOFFY 僕はまったく宝塚について知らなかったのですが、「宝塚っぽい曲を作ってくれ」という平田さんのざっくりとしたご提案をいただいてから、DVDなどを見てかなり研究しました。10年以上アニソンや特撮系の仕事をしていたので、まったく畑違いのところでかなり不安でしたが、コンセプトを見て、妄想で補って曲を作るという作業は慣れていたので。

平田 宝塚の方が宝塚そのままの曲を歌ってもそんなに意外性がないので、YOFFYさんにお願いすれば何かすごいものができあがるのではないかと思ってお願いしました(笑)。宝塚を知らないYOFFYさんだからこそ、『レジェンヌ』ならではの楽曲に仕上がっていると思います。宝塚好きの方だけでなく、知らない女性でも楽しめるようにしたかったので、宝塚はリスペクトしつつ、宝塚そのままにはならないように心掛けています。

――やはり畑が違うと、苦労したこともいろいろとあったのではないでしょうか?

YOFFY 平田さんの求める宝塚という部分を消化するのに苦労しました。たとえば“輝く星”というテーマの曲を作って平田さんに提出したときに、宝塚っぽくないと言われ、「どの部分が違うんですか?」と伺ったら、「“シャイニングスター”じゃなく“ベルエトワール(フランス語で輝く星の意)”なんだ!」と言われたんです。それを聞いて、やっと平田さんが求める“宝塚っぽい”ものというものが理解できた気がしましたね。

――お気に入りの楽曲はありますか?

YOFFY やはり、“Be A Star”と“It’s Show Time”も好きですね。楽曲を作る際、タカラジェンヌのみなさんの音域を資料でいただいていたのですが、アニソンやロックミュージックではなかなか聞くことのない音域をもっていて、耳を疑いました。「こんなに高い音、本当に歌えるの?」、「出せても一発だけじゃないの?」、「そもそも人間に出せるの?」と(笑)。でも実際に歌ってもらうと、しっかりと歌いこなしてくれて。さすがとしか言いようがないですね。

――では、実際に歌われた藤咲さんは、楽曲が手元に届いたとき、どんな印象を持たれましたか?

藤咲 こちらも、いままで歌ったことのない種類の楽曲だったので、まずリズムがとれなくて焦りました。宝塚では、ピアノの生音で練習し、オーケストラで最終調整といった感じなので、まず機械音が入ったもので練習をしたことがなかったので、最初は戸惑いました。そこから、アニソンを聞いてみたり、YOFFYさんの歌を聴いたりしながら、歌い方のコツを掴んでいきましたね。

――YOFFYさん節の入った『レジェンヌ』の楽曲は、宝塚ファンのみなさんはどう反応すると思いますか?

藤咲 じつはサイトで“Be A Star”の楽曲を聴いたファンの方も、いままで聴いたことがない歌を聴けて楽しかったとおっしゃってくださったので、宝塚ファンの方は、「これは無理!」というのはなく受けて入れてくださっています、これをきっかけにして新しい世界を見てくれたらなと思います。

――声優としての演技はいかがでしたか?

藤咲 かっこいい感じでというざっくりした注文だけしか受けていませんでした。舞台だと、ほかの人たちと演技を合わせながら、こんなキャラクターにしていこうと考えられるのですが、『レジェンヌ』では、ほかの演者たちと顔も合わせることもないので、まったく違いましたね。

平田 『レジェンヌ』では、キャラクターがこうだから、こうやって演じてというやりかたはとっていません。

YOFFY レコーディングの際も、歌い手さんの好きなように歌ってもらうというスタイルで、キャラクターに合わせるのではなくて、歌い手さんがキャラクターそのものになっているんです。こうしてくれ、ああしてくれという注文はせず、なるべくその人の個性を大事にしています。

藤咲えりさんが演じる北咲彪凛。藤咲さんの“咲”の字がキャラクターにも使われている。

“ふつうじゃない”シナリオで、飽きやすいユーザーにも楽しめる内容に

――シナリオを書かれた梅田さんが、『レジェンヌ』に携わったきっかけを教えてください。

梅田 最初は、シナリオを書いてくれと依頼が来ましたが、やはりざっくりで(笑)。「“ふつうじゃない”シナリオを書いてくれ! ゲームシナリオじゃないやつを!」と(笑)。

平田 梅田さんを起用したのは、梅田さんはもともとゲームシナリオを書く方ではなかったということがひとつあります。私がひねくれていて、ふつうのシナリオが嫌いなんです。

――ふつうのシナリオとはどういうことなんでしょうか(笑)。

平田 たとえば、トゥシューズに画鋲を入れるとか、最初は仲が悪かったのに、最後は力を合わせてがんばろうというライバル関係とか、恋愛要素とか……。あと、第一話で自己紹介やキャラクター説明などがなされるシナリオが多いじゃないですか。このゲームでは、そういったありがちなシナリオも一切ありません。恋愛要素はとくにジャマで、不要なひとりが出てくるのはストーリーを阻害してしまうと考えたんですね。ですので、不要な要素だけは、彼女に伝えて、あとは好きに作ってくれと言いました(笑)。ひとりひとりがそれぞれのスターを目指そうというのが、彼女が出してくれたいちばんきれいなコンセプトで、誰かの足を引っ張っても自分は上がれない、自分が輝くためにはひとりひとりが努力しなければならないというのがテーマになっています。そんななかで、彼女は、じゃぁ特定の主人公はいらない、メインストーリーはいらないといってくれて、ひとりひとりがヒロインとなりえる物語を書いてくれています。

――ユーザーに対しふつうじゃないものは受け入れられない、すぐに飽きられてしまうという不安はありませんか?

平田 ありません! 逆にもっと興味を持ってくれると思っています。それだけ梅田さんの描くシナリオには力があると思っています。ユーザーさんがすぐ飽きてしまう要因は、けっきょくどのゲームをしても舞台やキャラクターが違うだけで中身がいっしょだから飽きてしまうんです。そことの差別化は図れていると思います。

――強気! それだけ梅田さんのシナリオに信頼を置かれているんですね。そんな平田さんの期待がかかったシナリオはどのようなプロセスで書かれたのでしょうか?

梅田 どんなシナリオが、何本いるというのも何も決まっていなくて、どうにでもできる状態でした。シナリオを作る上で、キャラクターがどんな子になるのかは、ボイスや、キャストさんの個性が優先となっていたので、そこを調整しながら書き上げていきましたね。

平田 そのため、イラストの見た目の印象とキャラクターの中身は違ったものにできあがっているキャラクターも多いんですよ。

――最初にできあがったのはキャラクターのイラストということなんでしょうか?

アマガイ そうですね。最初に僕がキャラクターを書き上げました。サーカスや動物をモチーフにするということだけで、キャラクターの性格や中身などはほとんど決まっていませんでした。

平田 宝塚のみなさんにお願いするキャラクターだけは、しっかりとコンセプトはあったんですけどね。だから、名前にも一文字宝塚のみなさんの漢字が入っているんです。これで断られたらどうしようかと思いましたけどね(笑)。

――キャラクターデザインで苦労した部分やこだわった部分などありますか?

アマガイ 舞台の衣装になってくるので、3Dモデルになったときも目立つような衣装を着せたり、キャラクターどうしが被らないようなデザインを心掛けました。ひとりにひとつのカラーをもたせて作ったりもしました。あとは、僕自身年齢の高いキャラクターを描くのが苦手だったので、よく上級生のキャラクターについては、平田さんにもっと年齢を上めに描いてくれないかと意見をもらうことはありましたね。

梅田 私もこういうイラストって全部いっしょに見えてしまっていたんですけど、アマガイさんの描くキャラクターをよく見ると、足の形や腰幅、筋肉のつきかたなどが超リアルでキャラクターがぜんぜん違うんですよ! 私、イラストをもらってから2時間くらいずっと見ていました(笑)。

――梅田さんがキャラクターに惚れ込んでいるということで、かなりシナリオもスイスイと書けたのではないでしょうか。さて、ほかにもいろいろ聞きたいことはありますが、お時間が来てしまったので、最後に『レジェンヌ』の見どころを総括して教えてください。

平田 『レジェンヌ』は、みなさんが作り上げてきた絵、歌、シナリオ、楽曲これら全ての集合体であるので、見どころをひとつに絞ることができません! どれかひとつではなく、『レジェンヌ』のすべてを見てください! 何ひとつ手を抜いておりません!

――いいコメントありがとうございました!(笑) スタッフがお互いに尊敬し合い、何よりプロデューサーの平田さんがメンバーに信頼を置いていることから、自由度が高くのびのびと作業ができたという『レジェンヌ』のスタッフ陣。みなさんの、“このゲームを世に出そう!”というゲームへの愛がとても伝わってきました。そして平田さんの宝塚への熱い想いが、このスタッフ陣により形になった愛の塊のような、ゲーム『レジェンヌ』を楽しんでみてください!

サイン入りカードを6名にプレゼント

 『レジェンヌ』の好評配信を記念して、出演キャスト陣のサインが入った特製カードをプレゼント! 百千糸さん(建神百役)、門山葉子さん(黒憧ましろ役)、小嶋沙里さん(密目凪緒役)のサイン入りカードをそれぞれ2名に差し上げます。希望者は、注意事項をご確認のうえ、以下応募フォームからお申込みください。

<注意事項>
◎応募期間は2017年10月13日23時59分までとなります。
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎希望賞品、郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(パソコンのメールアドレスのみ)は必須項目です。入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎当選者の発表は、賞品の発送(2017年10月下旬予定)をもって代えさせていただきます。
◎賞品を譲渡(転売、オークション出品含む)しないことが応募・当選の条件となります。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合があります。なお、賞品の裏面には、当選者の氏名・住所を記載させていただきます。
◎ご応募に際しお客様よりご提供いただいた個人情報は、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。



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