奇怪な生命体がはびこる異星を探索し、生還を目指せ!

 Thomas Happ氏による2Dアクションゲーム『Axiom Verge』(アクシオムヴァージ)が、プレイステーション4とNintendo Switchで10月5日より国内配信される。価格は各1999円。

ダンジョン探索型アクション『Axiom Verge』日本語PS4/Switch版が10月5日より配信_01
▲画面はSwitch版のものです。

 本作は、新たな能力やガジェットを手に入れることで探索範囲を広げていく、海外でいわゆる“メトロイドヴァニア”(『メトロイド』シリーズと『悪魔城ドラキュラ』(キャッスルヴァニア)シリーズを合わせた造語)と総称されるタイプのダンジョン探索型アクション。先行してPC版が日本語ローカライズ入りで配信されている。

 主人公である科学者トレースは、実験中に大事故に遭遇し、気を失ってしまう。目覚めるとそこは奇怪な生命体がうごめく異星の環境。謎の声に導かれ、真相究明と帰還のために冒険していくことになる。

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 Thomas Happ氏が、日中の本業が終わった後と週末を使って、単独で約5年かけて開発したという本作。まさに執念で作り上げたというのにふさわしい“濃い”内容が特徴だ。

 なかでも、(『メトロイド』初期作品をはじめとするさまざまなレトロゲームにオマージュを捧げつつ)かの映画「エイリアン」のデザインなどを担当した故H・R・ギーガー氏の“バイオメカニカル・デザイン”をドット絵に落とし込んだような背景アートや、見た目だけでなく謎解きにも関わってくるデジタルグリッチ(ノイズ)表現などは、人知を超えた怪しいエイリアンの惑星での冒険を雰囲気たっぷりに彩ってくれる。

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▲ファミカセの接触不良で画面表示がバグっている……のではなく、そういうグリッチ表現を利用したギミック。ある能力の取得後はビームを当ててグリッチを解除したり、逆に敵などをバグらせることができる。

 謎解きの順番などは基本的にノーヒントで、その時点で行ける場所を探索しながら新たな能力をゲットし、元いた場所などに戻ってみて、それを使って新たに進める場所を探していくというのが基本。

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▲道中ではボスも登場。ボスに繋がる赤い通路(この画面では通過後なので左側にある)が見えた時は大抵逆サイドにセーブポイントがあるので立ち寄っておこう。

 なおゲーム内容自体は、PS4/Switchの両バージョンとも、従来のPC版などと同様。どんな感じに進めていくかについては、以前本誌でPC版の最序盤のプレイを紹介した動画を掲載しているので、気になる人はそちらもチェックしてみて欲しい。