セガゲームスの3つの部署がガチで人材を募集! ステージで中途採用リクルートやっちゃった【TGS2017】

千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)にて、2日目に行われた“SEGA中途採用バトル 仁義なき戦い!”のもようをレポート。

コンシューマ、オンライン、スマホ……3つの事業部から8名のスタッフが登場

 2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。2日目のセガゲームスブースでは、“SEGA中途採用バトル 仁義なき戦い!”と題したステージイベントが開催され、3つの事業部によるクリエイター募集合戦が行われた。

 ステージには、同社のイベントでおなじみ、司会進行役の高橋哲也さんとアシスタントの臼井静さんが登場。「東京ゲームショウのメインステージで人材募集とは大胆すぎるんじゃないかと、社内でも喧々諤々だったんですが、そこはセガ! やってしまうことにいたしました」と挨拶した。

司会進行役の高橋哲也さん(写真右)とアシスタントの臼井静さん(同左)

 続いて、人材募集合戦を繰り広げる3つの部署のスタッフが登場した。『龍が如く』シリーズや『ぷよぷよ』シリーズなど家庭用ゲーム機向けのソフトを開発する“コンシューマコンテンツ事業部”からは、第1CSスタジオの細川一毅副部長、第2CSスタジオの笠原英伍部長と細山田水紀プロデューサー。

 『ファンタシースターオンライン』シリーズや『野球つく!!』などオンラインゲームを開発する“オンラインコンテンツ事業部”からは、オンライン研究開発部の田中俊太郎部長、酒井智史プロデューサー、小川かおりプランリーダー。『D×2 真・女神転生リベレーション』などスマホゲームを中心に開発する“IP&ゲーム事業部”からは、開発統括本部の松田剛ディレクター、園山勝太ゲームプランナー。計8の精鋭たちだ。

コンシューマコンテンツ事業部。左から、細山田プロデューサーと笠原部長(ともに第2CSスタジオ)、細川副部長(第1CSスタジオ)

オンラインコンテンツ事業部。左から酒井プロデューサー、小川プランリーダー、田中部長(ともにオンライン研究開発部)

IP&ゲーム事業部。左から園山ゲームプランナー(開発統括部 企画開発運営部)、松田ディレクター(開発統括部 ソフト開発部)

 ここで“中途採用バトル”のルールが説明された。バトルは3回戦形式。それぞれお題に対して、チームごとにアピールをする。そして3回戦終了後に、ニコニコ生放送の視聴者から、応募してみたい事業部に投票を募り、トップだったチームには“豪華セガグッズ詰め合わせ”が贈られる、というものだ。いたってマジメな調子で優勝賞品が発表されると、ボケているのか本気なのかをはかりかね、リアクションにとまどうビミョーな空気がステージを包んだ。というのも、セガゲームスの物販コーナーには“「セガロゴ」名刺ケース”や“「セガハード」ドット絵スマホケース”など、セガファンならグッときてクオリティも高い、実際に社員も購入しているグッズが並んでおり……とはいえ、やっぱりボケていたんだと思います、ハイ。

1回戦は「90秒で部署の魅力をアピールせよ」

 1回戦のお題は“90秒アピール”。90秒間で部署の魅力をアピールする戦いだ。「クリエイターにとって納期は絶対ですから、90秒きっちり守っていただきたい」とは司会の高橋さん。まずはコンシューマコンテンツ事業部の笠原部長から。「家庭用のいいところは、パッケージがあって手元に残るところ。自分の子供にプレゼントできるし、ゲーム機も保存しておけば、まだ見ぬ孫、ひ孫にも遊んでもらえる」、「スタッフロールに名前が出るので、僕が死んでも名前が残る」、「最近、スマホゲームに押され気味だが、もういっぺん盛り返していくのでよろしくお願いします」(と頭を下げたが、まだ時間が余っているのを見て、ゆっくりとした口調で)「ただ、実は、うちの事業部ではスマホのゲームも作れる。結構お得なので、応募するならコンシューマコンテンツ事業部で!」と、会場の笑いを誘った。

 次はオンラインコンテンツ事業部の田中部長。「部署の特徴をひとことで言うと“境界を超える”。これは『PSO2』の基本理念のひとつ。ハードの枠、ジャンルの枠を超え、いろいろなハードでいろいろなゲームを作っている
、「今の仕事にマンネリを感じていたり、新しいことに挑戦したいというひとには、ハードやジャンルにとらわれないチャレンジの場を用意できる」、「オンラインゲームにログインするように、我々の部署にログインしてください!!」とアツく語り……、時間をちょっと余らせた。

 1回戦をシメるのは、IP&ゲーム事業部の園山ゲームプランナー。「3つのアピールポイントがあり、ひとつめは“タイトル数の多さ”。同時期に動いているプロジェクト、新規のプロジェクトなどが数多くあり、ジャンルもアクション、RPGなど多岐にわたっているのも魅力のひとつ、「ふたつめは“開発期間の短さ”。大きなプロジェクトだと3~4年間同じゲームに携わることになりがちだと思うが、ウチではだいたい1~2年で新しいプロジェクトに移動することが多い」、「3つめは、自分が関わりたいプロジェクトなど“希望を出すことができる”こと。僕も中途採用だが、実際に希望を出した」と、プレゼンのお手本のようなアピールに、高橋さんも「きわめてロジカル!」と驚嘆していた。

2回戦は「川柳で社風ならぬ“組織風”を語れ」

 2回戦のお題は“川柳で述べよ”。5・7・5形式で、社風ならぬ“組織風”を表現するバトルだ。まずはコンシューマコンテンツ事業部の細山田プロデューサーが「ぷよぷよをおいもとめたらぷよぷよに」という句を披露。そう、ぷよぷよなルックスの細山田さんは『ぷよぷよ』シリーズのプロデューサーなのだ。「これは僕だけじゃなくて、『龍が如く』を追い求めると『龍が如く』風の外見になりますし……
というコメントには、筆者も激しく同意です。

 ここで細山田さんは、もう1枚フリップを用意するという台本にない行動を取り、臼井さんを慌てさせた。発表したのは「職質でタイトル言うとほめられる」という句。「怪しいひとが若干いる部署ってことではなくて、夜遅くなったときに職質されるひとがたまにいるって話です(笑)。みんなが知っているタイトルを作れるってことが言いたかった」と細山田さん。

 次に、オンラインコンテンツ事業部の小川プランリーダーが、両サイドから上司の頭で照らされつつお披露目した句は「企画書が採用されて高級肉」。同事業部ではすべてのスタッフから企画の募集があり、「選ばれるとお偉いさんからおいしいお肉をいただけるという特典のある職場」だと解説した。田中部長は、小川さんが入社2年目で企画を出し、採用されてプロジェクトリーダーとなったエピソードを紹介し、「お肉だけで終わるわけじゃないですよ、ちゃんとプロジェクトが立ち上がり、2年目でもリーダーに抜擢されるチャンスがあるんですよ」と補足。高橋さんは「セガの美しすぎるプランリーダーとして有名な小川さんですからね!」と持ち上げた。

 2回戦のトリも、IP&ゲーム事業部の園山ゲームプランナー。「いいところなんでも取り込む雑食さ」というフリップを見せ、「まず、言い訳させていただきたいのが、我々は“まじめなことを言え”と部署から言われて用意してきた」と立場を説明し、司会のふたりから「余計なお世話でしたね」「ふざけちゃってよかったんですけどね」とチャチャを入れられていた。
 「たとえば、VRをプロモーションに取り入れてみようだとか、機械学習を取り入れて合理化してみようだとか、新しい技術などなんでも取り入れてやってみようとなるのが、ウチのいいところと、開き直ってまじめに解説した園山さんであった。

 ここで、若干キレ気味な(設定の?)臼井さんが「言っておきますけど、みなさん、ただ座っているだけじゃなくていいんですよ! マイクを持って、もっとグイグイと話に参加して、アピールしてもらっていいんですよっ」と参加者にトークを促した。酒井さんは「実は、結構偉いひとがたくさん見に来てて、僕ら、すごい圧を感じながらやってるんですよ……これが、クロストークが盛り上がってない理由じゃないのかな」と苦笑していた。

3回戦は「我が組織ならではのなんでも自慢

 3回戦のお題は“なんでも自慢”。部署ならではのいいところをフリップで自慢してもらおうという企画だ。「本来は、クオリティーに妥協しない仲間と一緒にゲームを作れるとか、発売前の最新のハードにいち早く触れて開発できるとか、そういう部分が自慢だが、それだとほかの部署とかぶる部分もある
というコンシューマコンテンツ事業部細川副部長が、あえて挙げた自慢は「芸能人に会える!!。細川さんの所属する第1CSスタジオは『龍が如く』シリーズの開発スタジオであるため、たくさんの芸能人に会えるというのだ。細川さん自身、ビートたけしさんをはじめ数々のスターに会うことができ、いろいろなセクシー女優さんにも会えたと嬉しそうに語っていた。高橋さんは「まぁ、『龍が如く』スタジオは、ボスが芸能人みたいな方ですからね」と付け加えた。

 続いて、オンラインコンテンツ事業部の酒井プロデューサーが見せたフリップには「オンラインゲームのオールインワン組織」という文字が。開発のほか、運営、PRなど、全部部署内でやっているのだそうだ。「オンラインゲームはスピード感が大事。酒井さんがプロデュースする『PSO2』でも、なにか問題が起きたときには、運営と開発が連携することで、すぐに対処することができるという。
 「部署内にも『PSO』シリーズをずっと遊んでいて入ってきたひともたくさんいる。『PSO2』が好きでもっとよくしたいと思う方がいたら、ぜひ応募して」とPRした。「おもしろくなくてスミマセン」と謝った酒井さんに対し、「別におもしろみを求めていません(笑)、PR合戦ですから」と臼井さん。

 3回戦の最後には、IP&ゲーム事業部の松田ディレクターが登場。同部署の自慢は「企画コンペ」とのこと。このコンペは企画スタッフだけではなく、全スタッフが対象で、プログラマーやアーティスト、はたまたクリエイターでなくても自由に参加できるという。『D×2 真・女神転生リベレーション』も、この企画コンペから生まれたタイトルなのだそうだ……と、PRを続けていた松田さんだったが、隣のオンラインコンテンツ事業部から「フリップの字が間違ってる、企画の“企”の字が違う」と突っ込まれる事態に。冷や汗をかきながら、なんとか、「新しいタイトルを作りたい方、ぜひIP&ゲーム事業部へお越しください!!」とまとめた。

ニコ生ユーザーによる投票の結果、優勝はオンラインコンテンツ事業部!!

 すべての戦いが終わり、投票に移る前に臼井さんが「何か言い残したことのある方」と呼びかけると、IP&ゲーム事業部の松田ディレクターが挙手。「芸能人がウケるようなので……スマホゲームはいっぱいキャラクターが出てくるので、本当にたくさんの声優さんに会えます!
とのアピールに対し、「ウチも負けてません!!」(オンラインコンテンツ事業部田中部長)、「『龍が如く』は声優さんも多いですよ」(コンシューマコンテンツ事業部細川副部長)、「来週、21人録ります」(コンシューマコンテンツ事業部細山田プロデューサー)と、各部署、総力を挙げて張り合うようすが見られた。

 そして、投票の結果、トップに輝いたのはオンラインコンテンツ事業部! 高橋さんは「やっぱお肉ですかね」と結果を分析した。満面の笑みを見せた小川プランリーダーは「オンラインコンテンツ事業部に入りたいと思った方、もう速攻、応募していただければ!」と勧誘。中途採用希望者の応募は、TGS2017セガ特設サイトにて実際に受付中だ。