2017年9月21日(木)~9月24日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2017(21日・22日はビジネスデイ)。21日のWargamingブースで、『World of Tanks』(以下、『WoT』)の新情報発表ステージが設けられた。
まずは2016年から始まった『WoT』のサウンド関連プロジェクトに関して、大きな報告があるという。
リアルの戦車を砂漠に持ち込んだり、走行音をそのまま録音したりと、『WoT』は近年さまざまなサウンド改善を行なってきた。最近は『サイレントヒル』の楽曲などでも知られるコンポーザー・山岡晃氏や、人気ウォーメタルバンドのSabatonとのコラボレーションも実施した。
さらに、オザン・コチョール氏は今後『WoT』のグラフィックエンジンの大幅改良に負けじと、サウンドエンジンについてもすべてを変えていくと発表した。攻めや守りなどの場面に合わせ、ダイナミックな音楽の変化が楽しめるようになるとのこと。サウンドエフェクトについても、各マップの地形による変化や、風の音にまでもこだわったサウンドが用意される。
今後は、日本のマップならより日本的な曲を導入するなど、マップごとにこだわった音楽も実装していくとコチョール氏は宣言。内容に関するトークゲストとして、山岡晃氏とSabatonのパル・スンドストロム氏が登壇した。
Sabatonは今回のコラボで実際の戦車に乗ったり、さらに壁に突っ込ませたり、たいへん思い出深い体験ができたという。
山岡氏は、ミンスクのWargaming音楽チームとともに制作した楽曲“Battle in Japan”について、ロシアの音楽には日本の演歌などに通じる似た部分があったと語った。これまでと異なる音楽性を感じられて、大いに勉強になったという。
コミュニティーで楽曲コンテスト!? 意外すぎる新企画に要注目!
コラボ楽曲の紹介に続いて、オザン・コチョール氏から音楽に関する驚くべきイベントが発表された。『WoT』コミュニティー内で『WoT』楽曲のカバー、ならびにリミックスの両ジャンルで作品を募集するというのだ。
“TANKFACTOR”と銘打たれた本イベントは、世界共通の文化である音楽を通じて、同じく世界規模である『WoT』コミュニティーを通じて、自分たちの才能を世に示すチャンスとなる。
このコンテストでは、まずコミュニティー内の投票によって代表20名が選出される。さらにその20名の中から、山岡氏を含む審査員によって最終的に2名が最優秀として選ばれる。
その2名はなんと、年末のWargaming Festに出場できる。さらに山岡氏たちと同じステージで、パフォーマンスを披露する権利を得るとのこと。
オザン・コチョール氏いわく、この企画が多くのファンに喜んでもらえるかどうか不安な部分もあったが、ぜひ恩返しのひとつとして注力したいと熱弁した。
これまでにない形ではあるが、結果しだいで今後もさらにユニークな形でコラボが実現していきそうだ。興味がわいた人は、応援、あるいは作品の投稿でこの新企画に参加してみてほしい。
最後にさらなるコラボの発表も!?
さらにステージの最後には新たなコラボの情報として、山岡氏も携わっているサバイバルアクション『LET IT DIE』とのコラボPVが上映された。
生放送へのコメントでは、「戦車とどうコラボするんだ?」など、さまざまな声が上がっていた。その詳細はまだ秘密とのことだ。
9月23日、24日、東京ゲームショウ2017『LET IT DIE』ブースでの12:00からの生放送内に、オザン・コチョール氏が出演するとのこと。ひょっとしたら、この生放送内でそのコラボの正体も分かるかもしれない。気になるプレイヤーは、チェックを欠かさないでほしい!