2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。KONAMIブース内で展開されている、『ラブプラス』シリーズの新プロジェクト『ラブプラス EVERY』コーナーの模様と、同コーナーで試遊できる体験版の概要を紹介しよう。
まず目を引いたのは、コーナーの外観。ゲームの舞台である“十羽野高校”をイメージした内装になっており、ブース内の案内も十羽野高校の制服姿のお姉さんたちが担当してくれるのだ。
コーナー内にはいくつもの“教室”が用意されており、そこで『ラブプラス EVERY』の試遊を楽しめる。ちなみに、記者が案内された教室は“2-K”。入学(試遊)希望者が多すぎたせいか、十羽野高校はマンモス校になったらしい(笑)。
各教室は1畳程度の広さで、中には机と椅子、そして試遊セットが置いてある。スタッフが案内してくれるので、指示にしたがってヘッドホンを装着。次にマナカ、リンコ、ネネの3人から好きなカノジョを選んでから、スマホを特製VRゴーグルにセットしていよいよ試遊開始となる。ネネカレ歴8年を数える記者は、今回も浮気はしなかった。
試遊を開始すると、場面は十羽野高校の教室内に。360度見渡すと、いくつか注目できるポイントがあって、そこに視線(画面上にポインタが表示される)を一定時間合わせるとメッセージが表示される。
間もなくネネさんの声が聞こえてきて、右側でドアの開く音がする。思わず音のした方向を振り向くと、そこにネネさんの姿を確認。何気ない行動なのだが、妙にリアルで感動してしまった。『ラブプラス』シリーズの特徴である“いい意味での生々しさ”は、VRとすごく相性がいい。
また、VRの恩恵か全体的なフォルムがより立体的になっていて、体のラインがえらくなまめかしい。しかも距離が近い。思わせぶりなセリフも加わって、とんでもない破壊力である。記者ももはや取材どころではなかった。皆さん、気を確かに持っていただきたい。後ろ姿はとくに要注意だ。
なお、会話の途中で1回だけ選択肢が登場するが、選択はやはり視線を一定時間合わせて行うことになる。
夢のような時間であったが、試遊時間は5分もかからないくらい。こんな短時間でこれだけ満足できたのなら、遊び放題になったらどうなるのだろうか。ゲームへの期待と自分への不安でいっぱいになった試遊体験だった。
下校すると、出口にはカノジョたちが並んでお見送りをしてくれる。『ラブプラス』を愛する紳士淑女の皆さんはもちろん、これまで遊んだことのない人も、東京ゲームショウに来る機会があるなら、ぜひこのときめき空間を味わってみてほしい。