実機プレイで水着姿のアルーシェが戦う!
2017年8月30日、コーエーテクモゲームス ガストブランドのアクションRPG『よるのないくに2 ~新月の花嫁~』の発売前夜生放送が配信された。本放送ではアルーシェ役の千本木彩花さんがMCを務めたほか、本作のプロデューサー・菊地啓介氏、イラストレーター・四々九氏、ミュベール役の古木のぞみさん、カミラ役の山村響さん、ヴェルーシュカ役の富田美憂さん、そしてコーエーテクモゲームス代表取締役社長の鯉沼久史氏が出演。本作の最新情報や四々九氏によるイラストの解説などで盛り上がった。さらに、富田さんは実機プレイでイベントに挑戦。本稿では、そんな生放送の模様をお届けしよう。
千本木さん、菊地氏、鯉沼氏の挨拶から始まった今回の生放送。冒頭では、本作が“美少女従魔RPG”であることにちなんで、いままで『戦国無双』シリーズなどで数多くの美少女を生み出してきた鯉沼氏から、「自分が苦手な意地の悪い娘は作ってないです。やさしい娘が好きなので」と、美少女に対するこだわりを語る場面もあった。
そんな生放送で最初に行われたのは、本作の概要やシステムの紹介。新規システムの“リリィ”やパワーアップした“従魔”、やりこみ要素などの情報が改めて公開された。これらの情報は公式サイトでも確認できるので、ぜひチェックしてもらいたい。
続いて、MCの千本木さんが制作陣にさまざまなことを聞いていくコーナーでは、本作のイラストレーター・四々九氏が登場し、自身の手掛けたイラストについて解説。美少女が集合した本作のメインビジュアルに関しては、「非常にきついオーダーでした。描く人数が多いですよね」と苦労話をしつつ、「アルーシェを中心にして、各キャラクターとの関係性もわかるように、みんながアルーシェのことを気になっているように」と描く際に心がけたことなども語ってくれた。
さらに、ここではアルーシェとリリアーナの初期デザインも公開! アルーシェ、リリアーナ、ルーエンハイドは、3人で並ぶことを意識して同時にデザインされたという裏話も明かされた。また、菊地氏からは「アクションに力を入れたいので、動いたときに様になるようにしたい」というオーダーがあったとのこと。
四々九氏の解説が終わると、ここでゲストとして古木さん、山村さん、富田さんも登場。菊地氏がリリィとの絆を深めると見られる“リリィイベント”について、実際のイベントの映像とともに紹介した。
さらに、実機プレイでは富田さんがイベントの攻略に挑戦。ゲスト陣が演じるキャラクターの水着姿も公開され、富田さんは水着のまま敵地へ。イベントでは、アルーシェと前作の主人公・アーナスの出会いから戦闘に移行し、死闘の末見事アーナスの撃退に成功した。
実機プレイが終わったところで、生放送もいよいよ終盤へ。MCの千本木さんからは、今後配信予定のダウンロードコンテンツや、スマートフォンゲーム『アトリエ クエストボード』とのコラボキャンペーンの情報が紹介された。
最後に、出演者がひと言ずつメッセージを述べ、生放送は終了。菊地氏は「お待たせしたぶん、しっかりしたものに仕上げているので、ぜひ楽しんでください」と語った。
『よるのないくに2』キャスト陣にインタビュー
ファミ通ドットコムでは、会場で千本木さん、古木さん、山村さん、富田さんへのインタビューをする機会を得た。ここからはその内容をお届けする。
――担当したキャラクターを見たとき、どう思いましたか?
千本木 絵がすごくかわいいなと思いました。あと、いろんなところがけっこう出ているなあという印象が強かったですね(笑)。
古木 絵を見たときは、かわいらしいなと思ったと同時に、この部分が羽で隠れているんだなあっていうおもしろさもありましたね(笑)。個人的にはクールな印象を受けて、そういうところもかわいいなと思いました。
山村 最初にビジュアルを見たときには、本当に秀麗なイラストだなと思いました。カミラ自身にはクールな印象を受けましたね。それと、衣装がかなり凝っていて、眼鏡などの小物ひとつでもかっこよく、アンティークさを感じられるデザインでとても素敵だなと思いました。あと、とても大きいなと……何かは言いませんが(笑)。
富田 イラストを見たときは、きれいな画だなと思いました。その中でもヴェルーシュカは見た目は幼めでかわいらしいんですけど、ギラッと冷たい目をしている印象でしたね。
――演じる際に意識したことがあれば教えてください。
千本木 演じてみると意外と男っぽいというか、みんなを守ってあげるという印象が強かったです。ディレクションでも「イケメンで、ラノベの主人公的な立ち位置だから、かっこよく」といったお話があったので、そういうところは気をつけました。
古木 私史上、けっこう低音の声で、上司っぽさやしっかりしたところを意識しながら演じました。真面目なところからくるおもしろさもあるので、そういうところも堪能していただければと思います。
山村 初期のころはけっこうクールに演じさせていただいきました。ですが、段々とストーリーが進んでアルーシェとの親密度も深まっていくと、彼女を見守りつつ導いてあげるようなキャラクターでもあったので、クールさのなかに温かみややわらかさを出し過ぎないように出すことにも気をつけて演じさせていただきました。声の部分でも、地声よりももっと低い部分でがんばって演じさせていただいたので、珍しい山村響の声を聴いていただけるんじゃないかなと思っています。
富田 感情が乏しいというよりも無で、台本に句読点が多かったんですけど、喋りかたもロボット喋りにさせていただきました。ただ、物語が進んでアルーシェと関わっていくなかで、だんだん人間味みたいなのを出せたらいいなと思いながら演じさせていただきましたね。最初は敵として登場するので、ほかのキャラクターとの差をつけるために、黒い部分のようなものもセリフからにじませたらいいんじゃないかな、と思いました。
――“惹かれ合う”というキーワードがありますが、皆さんが理想とする女性像、またはキャラクターがいれば教えてください。
千本木 明るくて前向きな女性にはとても憧れます。自分は「コレ!」と決めるのが苦手だったりするので、自分の意志を持っていて引っ張ってくれるような女性も憧れますね。ですので、アルーシェは近いですね。
古木 見た目ではリリアーナが好きなんですけど、個人的にはきちんと喋れる、ちゃんとした大人になりたいなと思います(笑)。自分の意見を的確な言葉でちゃんと話せて、身長も高くてモデルのような人に憧れています。
山村 クールな女性や大人な女性を演じさせていただく機会も増えたのですが、とても女性らしい女性、ふんわりやさしくて可憐な女の子に憧れます。そういった意味では、リリアーナがそれを全身全霊で体現しているような、とても可憐でやさしいキャラクターなので、リリアーナのような女性になりたいなと憧れたりもしますね。
富田 収録のときから思っていたんですけど、断然アルーシェですね。ヴェルーシュカを演じていたからなのかもしれないですけど、彼女は感情を表にまったく出さない娘で、私も感情を表に出すのが得意じゃないので、引っ張ってくれてヴェルーシュカの心の壁を壊してくれたアルーシェには憧れます。
――本作を待っているファンへひと言ずつお願いします。
千本木 ストーリーもバトルも見ごたえのあるものになっていますし、できることもいっぱいあります。しかも、美少女と美少女が惹かれ合うならわかるんですけど、“美少女、美少女と、美少女が惹かれ合う”とひとつ多いので、その辺もどういうことなのかを皆さんの目で見ていただけたらいいのかなと思います。ぜひ楽しんでください。
古木 たくさんのかわいらしい美少女達が出てきて、大変な美少女祭りとなっています。ゲームも少し触らせていただいてとても楽しかったのですが、皆さんは私よりも全然うまいと思うので、やりこんで楽しめると思います。従魔もかわいらしいですし、女の子同士で仲よくしていくととてもいい感じになるということなので、そのあたりも楽しんでいただけたらなあと。ぜひ何度でもプレイしてください!
山村 満を持していよいよ発売ということで、私もとてもうれしい気持ちでいっぱいです。『よるのないくに』っていうタイトルだけでもとても惹かれるなと、最初にお話をいただいたときに思ったんですけど、世界観もとても素敵でストーリーも深くて、バトルシーンもやり応えがありますし、白いユリがとても印象的でした。やり込み要素もたくさんありますし、手に取っていただけたら末永く遊んでいただける作品だと思いますので、『よるのないくに2』を隅から隅まで楽しんでいただけたらと思います。
富田 ストーリーはもりもりで、各キャラの親密度を上げたら見られるストーリーもあったりしますし、バトルシーンも豪華な仕様になっているので、そのあたりを楽しみにしつつ、たくさんやり込んでいただきたいなあと思います。ヴェルーシュカとしては、どうアルーシェたちと関わっていくのか、どう人間っぽくなっていくのかというところも楽しみにしつつ、たくさんプレイしていただけたらうれしいです。