CEDEC AWARDS 2017授賞式リポート 10回目の節目となるアワードの各部門最優秀賞者の喜びの声をお届け【CEDEC 2017】

CEDEC 2017会期2日目となる2017年8月31日、CEDEC AWARDS 2017の授賞式が行われた。その模様をリポートする。

●『ゼルダの伝説』シリーズ最新作が躍進!

 2017年8月30日~9月1日の3日間、パシフィコ横浜で開催されている、日本最大級のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンスCEDEC 2017。会期2日目となる8月31日に、CEDEC AWARDS 2017の授賞式が行われた。

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 CEDEC AWARDSは、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称え表彰することで、開発技術の普及・啓蒙と産業の発展を目指す賞で、今回で節目となる10回目の開催となる。
 授賞式では、ノミネートされた各部門の優秀賞のなかから、CEDEC受講者による投票で決定した最優秀賞を発表。併せて著述賞および特別賞も発表された。その結果を、授賞コメントともに紹介する。

▲最終的にはCEDEC 2017の参加者投票で、最優秀賞が決定。

▲授賞式では、ゲーム音楽オーケストラのJAGMOが生演奏を披露し、イベントに花を添えた。

◆著述賞:『マヤ道!! THE ROAD OF MAYA』(著者/Eske Yoshinob氏)

◇授賞コメント

 光栄な賞をいただけまして、心から感謝しています。思い返せば、出版元から「MAYAの本を出しませんか?」と言われたときに、「マンガにしましょう」と取りあえず返してみたのですが、そのまま企画が通ってしまいました(笑)。いざやってみるとたいへんで後悔もしましたが、こうして賞もいただけて、よかったと思います。今後も、皆さまのMAYAへの理解に少しでもお役に立てて、また業界の発展に貢献できれば、これほどうれしいことはないと思っています。本日はありがとうございました。

◆特別賞:坂口博信氏(ミストウォーカー CEO)

▲ツイッター用にと会場の様子を撮影する坂口氏の姿が、会場の笑いを誘っていた。

◇授賞コメント

 生涯現役ということで、昨晩も深夜2時まで、『テラバトル2』の開発室におりました。開発は1終盤で近日配信予定ですので、よろしくお願いします(笑)。最近は生主としても活動していまして、10月に出るミニスーパーファミコンに収録される『ファイナルファンタジーVI』は、ぜひ仲間とともに実況していきたいと思っています。当時の開発関係者にも、集まってほしいですね。12月18日は『ファイナルファンタジー』が生まれた日ですので、コツコツと進めて、その日にラスボスを倒したいと思います。最後にちょっと、ツイッター用に写真を撮らさせてください(笑)。特別賞、ありがとうございました。

◆エンジニアリング部門 最優秀賞:プレイステーション VR開発チーム(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

◇授賞コメント

 自分がプロジェクトに参加したのは2013年ごろですが、その当時はこれほど大きなムーブメントになるとは想像できませんでした。いまVRは大きな盛り上がりを見せ、しかもこんな賞までいただいて、幸せな気分でいっぱいです。開発チーム、そして社内外の関係者のみなさま、プレイステーションのファンの方々のおかげだと思っています。ありがとうございました。

◆ビジュアル・アーツ部門 最優秀賞:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』開発チーム(任天堂)

◇授賞コメント

 長年『ゼルダの伝説』シリーズを応援してくださった皆さま、そして本作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をたくさん遊んでくださった皆さまのおかげだなと思っています。スタッフ全員を代表しまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。

◆ゲームデザイン部門 最優秀賞:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』開発チーム(任天堂)

◇授賞コメント

 連続の受賞で申し訳ありません。ゲームデザイン部門もいただけて、ゲームを作っている僕たちにとっては、このうえない誉だと思います。早くみんなと、喜びを分かち合いたいと思います。最後になりますが、「このゲームがふさわしい」と賞に推していただいたユーザーの皆さまに、スタッフを代表して、「ありがとうございました!」とお礼を言わさせてください。

◆サウンド部門 最優秀賞:『NieR:Automata』サウンド開発チーム(プラチナゲームズ)

◇授賞コメント

 このたびはたいへん名誉ある賞をいただきまして、本当にありがとうございます。まさか受賞するとは……ちょっとは思ってまして(笑)、何をしゃべろうかなとさっきから考えていました。この賞は、われわれプラチナゲームズのサウンドチームだけでは到底取れなかったと思っています。作曲者のすばらしい楽曲があってこそですし、ひと癖もふた癖もあるチームを温かく見守ってくれたプロデューサーのおかげでもあります。そして何より、『NieR:Automata』を遊んでくださった皆さんのおかげだと思っております。本当にありがとうございました。

▲最後は運営委員長の中村氏が、締めのあいさつを語った。

 各賞の発表が滞りなく終わると、最後はCEDEC運営委員長の中村樹之氏が登壇。“CEDEC AWARDS 2017”の総評を述べ、「甲乙つけがたい激戦のなか、最優秀賞を受賞された方々は、本当におめでとうございます。また今後とも、CEDEC AWARDSにご注目いただければと思います」とコメントして、イベントを締めくくった。

 日進月歩の技術の進化に伴い、つぎつぎに新しい表現のタイトルが登場するエンターテインメントの世界。来年は果たしてどのようなタイトルや技術がノミネートされるのか、今後のCEDEC AWARDSにも大いに注目したい。

▲各部門の最優秀賞、著述賞、特別賞の面々が並んでのフォトセッション。