2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。SIEブースにはカプコンから発売予定のプレイステーション4用ソフト『モンスターハンター:ワールド』がプレイアブル出展されていた。本稿では、世界初の試遊出展となった『モンスターハンター:ワールド』の体験リポートをお届けする。

●体験してわかった圧倒的な密度

 “センス・オブ・ワンダー”。『モンスターハンター:ワールド』をプレイして感じたのは、アメリカの生物学者レイチェル・カーソンが残した、この言葉だった。

 センス・オブ・ワンダーとは、幼少期に持つ神秘さや不思議さに目を見張る感性、“感じる心”のこと。クエストで訪れたフィールド、命息づく“古代樹の森”の密度は、コントローラーを操作する手を止めるほど想像を超えるもので、僕の中の“感じる心”を呼び起こした。ありきたりな説明となるが、何もかもが美しかった。もちろん、4Kで映し出された高精度なビジュアルの美しさもあるのだが、単なる見た目だけの話ではない。なめらかさ、艶やかさ、生々しさといった形容詞が頭に浮かんだと言えば伝わるだろうか。画一的な風景はまったくなく、草木からは生気が溢れ、岩や土からは熱を感じ、生息するモンスターからは生きているという力強さがある。また、昼夜が移り変わる本作では時間の経過とともに、フィールドがその表情を変えることも“命”を感じさせた。陽光の差す昼間は開放的で生命の息吹を感じさせ、夕暮れは幻想的なオレンジ色に周囲を包み、夜には満点の星が輝き瞬く。選択したクエストの時間は20分ほどだったと記憶しているが、気づけばモンスターの討伐という目的を放棄し、フィールドを歩き回ることに費やしていた。もちろん、ただ観察するだけには留まらない。発見する楽しさと両軸にある、対象物に触れたときの反応の多様さにも驚いた。触れると閃光玉のように目をくらませるほどの強烈な光を放つ虫。刺激を与えると麻痺毒のようなものを撒き散らすカエル。スリンガーに装着して使うことができる木の実や大型モンスターの落とし物は、種類に応じて効果が異なる。”環境を利用して狩猟を行う”という本作のコンセプト。頭ではわかっていたつもりだったが、実際にフィールドを探索することで、この醍醐味を本質的に理解することができた。驚きに満ち満ちている『モンスターハンター:ワールド』のフィールド。東京ゲームショウ2017への出展が決まっている本作だが、プレイするときにはぜひ感じる心、“センス・オブ・ワンダー”を抱いてフィールドを駆け回ってみてほしい。

 さて、どちらかというと抽象的な説明をしてしまったので、ここからはプレイ中に気づいたゲーム的な部分をお伝えしよう。また、筆者は生粋のガンナー、ヘビィボウガン使いであるため、ヘビィボウガン使用時に気づいたことを以下に記す。とはいえ、ゲームプレイ中の表示言語はドイツ語であったため、固有名詞による解説がないことはご了承いただきたい。

■探索中に気づいたこと
・キャンプでは食事ができる。クエスト中でも食事可能。演出、クオリティーが圧倒的で、誰もが「この肉食べたい!」と思うほど
・回復薬などのアイテムは移動しながら使用可能。回復途中でも任意でキャンセルが行えるが、その際は回復量が少なく、アイテムも消費される
・L1長押し+右スティックの組み合わせで、アイテムの使用や定型文送信など、8種類のアクションが実行可能。方向キーに対応した4つのセットを設定できるので、計32種類のショートカットが利用できる?
・フィールドでマップを開いてキャンプ場所を選択すると、どこからでもファストトラベル可能
・マップを開いて大型モンスターのアイコンにピンを打ち込む(マーキング?)と、そのモンスターを導蟲(しるべむし)が追跡してくれるようになる
・採取時の固有モーションはなく、移動しながら採取が行えた
・採掘はおなじもの“カンカンする”モーションがあった。ピッケルを持っていなくても採掘できたかも?
・麻痺投げナイフや毒投げナイフはスリンガーに装填して使用する
・飛竜の卵をもったまま回避できた
・クエスト中、キャンプで装備の変更が可能。武器、防具のほか、スキルのようなものを設定するスロットがあった
・武器は14種類で、操虫棍の虫が15番目に表示されており、操虫棍と虫は別々に設定が行えるようだった

■ヘビィボウガン
・クエスト中に選択できたヘビィボウガンは2種類。スティールアサルトとボーンシューター
・武器ごとに特殊な弾が用意されていた。スティールアサルトはマシンガンのように弾を乱射するもの。ボーンシューターはほふく状態となって強烈な一発を放つもの
・特殊な弾を撃つとアイテム欄の上に表示されているゲージが減少。ゲージは時間の経過で溜まっていった
・一度装填すると、弾を切り換えても装填されたまま
・△ボタンを押し続ければ順番に弾をリロードしてくれる
・拡散弾は、弓の曲射のように落下地点が表示されるタイプのものになっていた(上に放って落下して着弾)
・照準を合わせた際、対象が射程外にいるときは画面に射程外を表す文字が表示される
・弾が装填されていないときに空撃ちすることはなく、リロードとなる