柳瀬の街に尖ったインディーゲームが大集結 “インディー通り“リポート【ぜんため】

2017年8月5日、6日の2日間にわたって、岐阜県岐阜市にて行われた、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“全国エンタメまつり(ぜんため)”。その中のスポットのひとつ“インディー通り”の様子をお届け。

●注目のインディーゲームが多数出展

 2017年8月5日、6日の2日間にわたり、岐阜県岐阜市の柳瀬商店街およびその周辺にて開催された、“ぜんため”こと“全国エンタメまつり”。会場は、ゲームを中心とするエンターテインメントをテーマにしたステージやエリアが多数ひしめいていたが、柳ヶ瀬商店街日ノ出町シネックスホールに設置された“インディー通り”も、その中のひとつ。

 “インディー”をキーワードに集結したさまざまな個人・企業デベロッパーのゲームが展示された“インディーゲームコーナー”と、PC&PCパーツストアのTSUKUMOプロデュースによる “VRゲーム体験コーナー”で構成された、同エリア(入場無料)。さまざまな展示イベント会場で見かける話題作・注目作や、初のイベントお披露目となるタイトルなどがズラリと揃い、来場者を大いに喜ばせた。


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▲インディーゲームコーナー20ブース、VRゲーム体験コーナー9ブースがぎゅっと密集したインディー通り。出展団体には東海・関西地方に拠点をおく団体が多く見受けられ、地域密着型イベントとしての特色が出る形となった。

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▲VRゲーム体験コーナーは各ブースごとに事前の予約が必要だったが、その時間枠はみるみるうちに埋まっていった。本イベントで初めてVRコンテンツを体験する人も多かったようで、あちこちのブースからにぎやかな声が聞こえてきた。

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▲“シティコネクション”は、7月に発表されたばかりの新作『ぺんぎんくんギラギラWARS』のプレイアブルデモを初披露。老若男女がブース前で足を止め、ボールを投げ合う対戦プレイに興じていた。またブースでは、やはり7月に発表された『ゲーム天国 CruisinMix』のうちわが配られていた。

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▲“メビウス/プチデポット“のブースでは、2017年末リリース予定の最新作『グノーシア』のプレイレビュー本と、『メゾン・ド・魔王』の解説本の改訂版が販売されていた(写真はプチデポットのプロデューサー・川勝徹氏)。これらはコミックマーケット92に先行しての限定販売ということで、愛知県に拠点をおくプチデポットの”地元愛”が垣間見えた。

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▲京都在住の同人ゲームサークル“CAVYHOUSE”は、コミックマーケット92で完成版が頒布される新作『マヨナカ・ガラン』のVR体験デモを展示。主人公“橘はももる”役の嶋村侑をはじめとする豪華声優陣のボイスを存分に楽しめた。

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▲ゲーム開発者・田口求道氏の個人サークル“求道庵”は、7年間かけて開発中の3Dアクションゲーム『吾妻邸くわいだん』の最新プレイアブルデモを出展。プレイステーション4用コントローラーによる操作性は快適で、思わず早期のコンシューマ展開を期待したが、田口氏いわく「まずはPC版を完成させてから」とのこと。

●記者が注目した出展インディータイトルダイジェスト

■アツ丸(shimashimaGames)

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 愛知県名古屋市の専門学校でゲーム制作を勉強しているしまだ氏が、個人で開発しているAndroid用ゲーム。画面端から中央に集まってくるアツ丸を誘導し、同色をくっつけて消していく……という3マッチパズルゲームで、円形状のフィールドそのものをスワイプで回転させ、アツ丸の進路をアナログに制御するのが特徴。ゲームバランスはややシビアながら、ぴとっと身を寄せ合うように沈着していくアツ丸がかわいらしく、ついつい何度もプレイしたくなる。

※開発者のTwitterアカウント


■海のカケラ(潮騒セイレーン)

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 円の外周を右方向(時計回り)に回り続けるキャラクターを操作して、速度調節で障害物をやり過ごしたり、ジャンプで近くの円に飛び移ったりしながらゴールを目指していくアクションゲーム。一発ネタ的なミニゲームと思いきや、先に進むごとに新たなギミックやアクションが登場し、おまけに壮大そうなストーリーの断片もちらほらと。今回の出展ではステージ1のみの公開だったが、早く完成版をプレイしたくなる内容だった。
 開発者のSHiEE氏によれば、本作はUnityの習作として作り始めたもので、グラフィックデザインはまだまだ仮バージョンとのこと。今後はPC版を前提に開発を進め、完成以降マルチプラットフォームに展開させていく予定だそうだ。

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■TETORY(BuildMan)

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 岐阜県可児市にあるスマートフォン・Webアプリケーション開発会社が今年8月にリリースしたばかりの、iOS/Android用陣取りパズルゲーム(基本プレイ無料)。6×5マスの盤面に、複数の正方形ブロックで構成された図形を対戦相手(CPU)と交互に配置していき、全ターン終了時の自軍ブロックの数を競いあう……という内容で、さまざまな難易度のステージが用意されている。タテまたはヨコに一直線に並んだブロックは敵味方を問わず消える……という、落ちものパズルゲームの金字塔『テトリス』をほうふつとさせる特殊ルールが、思わぬ逆転劇を演出する。

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■草野球チームを作ろう! レジェンド(ふるあぷ)

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 愛知県名古屋市に拠点をおく個人ゲーム開発者が制作した、草野球チーム運営シミュレーションゲーム(iOS/Android用アプリ。基本プレイ無料)。放置ゲーム的な要素を楽しみつつ、簡単な操作で草野球にまつわる悲喜こもごもを体験できる。ブースでは、現在開発中の高校野球編が、ひそかにデモ展示されていた(右写真)。

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■V-REVOLUTION(クラウドクリエイティブスタジオ)

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 アミューズメント施設用のVRゲーム開発に力を入れている、関西を拠点としたゲーム開発会社は、近日ゲームセンターに設置予定のHTC Vive用VRゲームを展示。『脱出大作戦! ~豪華客船から宝石を奪え!~』は、密室から制限時間内に脱出する……というアドベンチャーゲームタイプの作品。2メートル四方の空間を動き回って、怪しい場所を調べたり、手持ちのコントローラーで物体を掴んだりして、仕組まれた謎を解いていく。プレイヤーの状況に応じて、オペレーターがアドバイスやヒントを与えてくれるなど、VRゲームに不慣れな人でも楽しめる工夫がなされていた。

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■Conquest of the YGGDRASIL(キッズプレート)

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 WebデザインとVRコンテンツ開発業務を行う“キッズプレート”は、ドローンを操縦するシューティングゲームのプロトタイプ版を出展。住宅の一室という限定された空間内で、追いつ追われつの空中戦を展開できた。操縦桿タイプのコントローラーによる操作は、VR空間内にコックピットが描かれていることもあり、なかなかの臨場感。機体移動時にやや酔いやすい点が改善されることが望まれる。

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