整理券は開店前に完売!
2017年8月3日に発売を迎えた『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』。発売日当日、ビックカメラ新宿西口店では、発売記念で江城元秀プロデューサーと、巧舟ディレクターのサイン&握手会が行われた。本記事ではイベントの模様をリポートする。
大勢のファンが待ち受けるステージに、本作プロデューサーの江城元秀氏と、ディレクターの巧氏が登場。会場は大きな拍手に包まれた。
「本日はたくさん集まっていただきまして、ありがとうございます! 皆さんの応援のおかげで、『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』を無事発売することができました。期待に応える仕上がりになっていると思いますので、ぜひネタバレやあまり何も見ずに、プレイしてみてください」(巧氏)
「巧ディレクターと開発チームのがんばりがあり、なんとか発売までこぎつけることができました。頭を真っ白にして楽しんでいただければと思います。また、まだ『1』を遊んだことがないという人も、『大逆転裁判 1&2限定版 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』などで触れて貰えれば幸いです」(江城氏)
イベント後の囲み取材をレポート!
サイン&握手会終了後には、江城プロデューサーと巧舟ディレクターへのインタビューが行われた。
――まずは本日の感想をお願いします。
巧 結構長い旅になりましたけど、今回の『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』で、2013年からプロジェクトが始まったのですが、構想していたすべての要素を語りきったと思いますので、存分に楽しんでいただけるとうれしいです。
江城 僕は本作からプロデューサーを担当しているのですが、前作も好評をいただき、たくさんの方から「続編を」という声をうかがっていました。なんとか巧といっしょに本作の発売まで2年間がんばってきて、今日を迎えられて、本当にうれしいです。
――今日は巧さんだけではなく、江城さんにもイラストのリクエストがありましたが、江城さんはイラストの練習をされてきたのですか?
江城 まったくしていないです(笑)。一発書きで。頭のなかにはきちんとしたイメージがあるのですが……絵が伴わないですね。
――皆さん、うれしそうにリクエストされていましたね(笑)。
江城 「本当にいいんですか」と聞いたのですが、皆さん「いいんです」とおっしゃるので、描かせていただきました(笑)。
――巧さんもイラストを添えていましたが、いちばんリクエストが多かったキャラクターは誰でしたか?
巧 亜双義ですね。あと、今日はミサイル(巧氏が飼っている犬と同名の、『逆転裁判』シリーズに登場する犬のキャラクター)が多かったです。
江城 ミサイル多かったね(笑)。
巧 あと、バンジークスや、もちろん龍ノ介も多く描きました。練習しておいてよかったです。
――サインをした中で、「これは!」となったアイテムは何かありましたか?
巧 iPhoneとかありましたね。iPhoneに僕の名前を書いたら、僕のものになっちゃうんじゃないかと思いましたけど(笑)。書籍も多かったですね。
江城 ゲーム機本体も多くて、これは緊張するんです。ミスれないので(笑)。
巧 乾くの待たないといけないですしね。
江城 そうそうそう。にじんでもダメだから(笑)。キャンバスアートを持ってこられている方もいて、力を入れて書きました。
――本作の発売を楽しみにしていた方と多くお話しされたと思いますが、改めて、ファンに向けてメッセージなどございますか?
巧 「『逆転裁判』のころからずっと遊んでいます」というような熱心で温かい方がたくさんいらしていただいて、報われるというか、「ああ、こういう人のために作っているんだな」と、自分も温かい気持ちになりました。
江城 1作目からやっているという方や、最初のカートリッジや説明書を持ってきていただいた方もいらして、歴史を感じましたね。「学生のころからやっています、いまもう社会人になりました」とかね。
巧 お子さん連れの方もいらしゃって。将来のユーザーになってくれるといいなと(笑)。
江城 そうやね(笑)。「子どもはアニメ(テレビアニメ『逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~』)を観ていて、私はそのあいだにゲームを遊んでいます」とか、ありがたいことだと思います。
――ファンの方とお話をして、印象的なエピソードなどありましたか?
巧 海外からいらっしゃった方もいましたよね。
江城 そうそう、すごく日本語を勉強されていて「中国語版もほしい、繁体字版を出してくれ」と言われて。思わず「承りました」と。
巧 「承りました」(笑)。
江城 “ご意見を”承りました、ということです(笑)。でも、繁体字版(で『逆転』シリーズを出すこと)を、考えなければならないなと、改めて感じました。
巧 親子連れの方や、「娘の代わりに来ました」という方もいらして、本当に温かい、大勢の方にきていただけて、とてもうれしかったですね。
――ありがとうございました!