『ZERO LATENCY VR』の新たなる展開は?
2017年7月20日、東京・お台場の屋内型テーマパーク東京ジョイポリスの期間限定イメージキャラクターに史上初の“メインダンサー&バックボーカルグループ”として注目を集める“超特急”が就任。マスコミを対象とした“「超特急」とのコラボイベント記者発表会&新アトラクション体験会”が行われた。
コラボのメインは“超特急 in JOYPOLIS~特急ジョイポリ号に乗車せよ!~”で、アトラクションとのコラボやコラボグッズの展開などが発表されたわけだが、ファミ通.comとして注目しないといけなかったのは、なんといっても7月15日に稼動を開始したばかりの『SINGULARITY(シンギュラリティ)』だ。同作は、VRシューティングアトラクションとして注目を集めた『ZERO LATENCY VR』の第二弾。ゾンビを相手に戦う第一弾ソフト『ZOMBIE SURVIVAL(ゾンビサバイバル)』とは大きく異なり、宇宙ステーションを舞台にロボットとの戦闘を体験できる内容となっている。これは体験してみないわけにはいかないということで、さっそく東京ジョイポリスに出かけてみた。
[関連記事]
・新VRアトラクション『ZERO LATENCY VR』を体験 特殊部隊になりソンビに襲われた街で死闘してきた
今度の舞台は宇宙ステーション! 待ち受けるは殺人ロボット
『SINGULARITY』の大まかな流れは、第一弾ソフト『ZOMBIE SURVIVAL』とほぼ同じで、まずはブリーフィングにて上官役のスタッフから遊びかたや注意事項を確認。ブリーフィング後は、リュック型PCやヘッドマウントディスプレイなどの機器の装着を行い、戦へと赴くことになる。
本作の舞台となるのは、衛星軌道上にある宇宙ステーションだ。プレイヤーたち(最大6人)は特殊部隊ブラックチームの一員となり、通信が途絶したステーション内でロボットやドローンと戦う。ゾンビが襲い掛かってくる前作とは異なり、今回はSF的な世界観にひたりながら戦闘が展開されるのだ。
ブリーフィングが終わると、つぎは機器を装着しバトルフィールドに移動。銃を装備して所定のポイントに立つことになる。銃は前作と同様に重厚感があり、持ったときのリアリティーは相当なもの。眼鏡をかけている筆者としては、眼鏡なしでもピントが合わせられるヘッドマウントディスプレイは非常にありがたかった。
全員が装備を整え、所定の位置に立つとゲームがスタート。まずは銃の切り換えと試し撃ちが行えるのだが、本作は使える銃の種類がパルスガン、ショットガン、レールガン、ビームガンの4種類で、前作のラインアップと大きく異なっている。また、画面下にはエネルギーが表示されており、弾を撃つごとに消費。エネルギーは、銃に備え付けられているリロードボタンを押せば回復するなど、銃もSFチックな本作に合わせてバージョンアップしているのだ。
試し撃ちが終わると、いよいよ宇宙ステーションへ。宇宙ステーションでは、先に進むほど敵も数多く現れ、プレイヤーに襲い掛かってくる。奥にはワープポイントがあり、そこにプレイヤー全員が乗ると別の場所へと移動。そこで敵を倒しながらどんどん奥へと進んでいくというわけだ。
そんなわけで、筆者はさっそく先を目指そうとするのだが、ステーション内に入ると敵が間髪入れずに襲撃してくる。応戦しようとするのだがステーションの中は非常に狭く、なかなか思うように動けない。しかも、別の部屋に移動するための通路はさらに狭くなり、人ひとり分の幅しかなく、「ここで敵が押し寄せて来たらどうしよう……」と恐怖で足がすくんで先へ進めなくなってしまう。現実では壁などないはずなのに、なぜか動けなくなってしまうほどの圧迫感……改めてVRのすごさと臨場感を実感した。
ちなみに、今回のプレイで筆者がまず使ったのはショットガン。レールガンほど威力はなく、パルスガンやレーザーガンのように連射はできないが、個人的にはいちばん燃費がよくロボットもほぼ一撃で倒してくれるので、前半はとても頼りになった。
ドローンが大量出現! 死闘の結果は……
しばらく奥へと進んでいくと、つぎは広い空間へ到達。やっとこれで圧迫感から解放されるかと思ったら、今度は一本橋が目に前に現れ、それを渡ることに……。高所恐怖症の筆者としては、たとえ仮想空間でも非常に恐ろしいのだが、それに追い打ちをかけるようにドローンタイプの敵がつぎつぎと出現。動けない筆者は四方八方から一方的に攻撃を受けつつも、なんとかシールドを駆使して切り抜けることに……。本作では銃を防御方向に対して水平に持つとシールドが張られるので、状況に応じて防御に徹するのも重要だ。
筆者は、ドローンが出てき始めてからは、銃もレーザーガンにチェンジ。レーザーガンは非常に威力が低いが、トリガーを押しっぱなしで連射ができる。また、リロードボタンを押さなくても自動でエネルギーが回復するので、大量の敵に囲まれた際はめざましい活躍を見せてくれる。というわけで、なんとか最深部にたどり着き、作戦成功でゲームは終了。本作はたとえ死んでも10秒後には復活するので、FPSが苦手な人も自分のペースでプレイできるだろう。ぜひほかのプレイヤーと協力しながら、自分に合ったプレイスタイルで楽しんでほしい。
ちなみに、今回のプレイで筆者は後半に大量のドローンを撃ち落とせたので、見事5人の中でいちばんの成績をおさめる結果となった。レーザーガンの力恐るべし……。最深部にはより強大な敵が待ち受けているので、最後はぜひ自分の目で確かめてもらいたい。