兵庫で“DQミュージアムセレクションズ”が開幕!
2017年7月15日、兵庫県の洲本市民広場にて、ドラゴンクエストミュージアムセレクションズ淡路島・洲本の開幕を記念するPRイベントが開催された。イベントには、『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親である堀井雄二氏と洲本市出身のモデル・朝比奈彩さんが登壇した。
堀井氏はミュージアムを縁のある場所で開催できる喜びについて語ってくれた。実家である“堀井ガラス店”の場所や、思い出の場所である大浜海水浴場で泳いだ話などが語られると、うなずく地元のファンも多く見られた。また、氏によると、山や川、海がすぐ近くにある箱庭のような淡路島・洲本の環境は、『ドラゴンクエスト』の世界を作る際に活かされたのかもしれないとのこと。イベント期間中は、堀井氏に縁のある場所や、洲本市の見どころをめぐる“ドラゴンクエスト冒険の旅 in 洲本スタンプラリー”も開催されているので、ミュージアムに訪れた際には、こちらのイベントを楽しみつつ、作品のルーツを妄想してみてはいかがだろうか。
トークイベント終了後は、イベントの開催を記念して制作されたパブリックアートの除幕式が行われることに。この会場でしか見られず、手で触れられるアートということで、発表前から期待されていたアートの正体は、金属で精巧に作られたスライムとロトの剣、ロトの盾。
シリーズを代表するモンスターと武器の登場に、会場のファンも大興奮。除幕式が終わると、パブリックアートには多くの人が詰めかけた。
ドラゴンクエストミュージアムセレクションズ淡路島・洲本は、2017年7月16日〜8月6日までの期間限定で開催中。会場は洲本市民広場の赤レンガ建物で、入場料は大人1200円、中高生1000円、4歳〜小学生が700円。
ミュージアムには、シリーズの名シーンを細やかに再現したジオラマや、歴代主人公の特大パネル、ファミコン版『ドラゴンクエスト』の開発資料も展示されている。開発資料に関しては、メディアも撮影不可となっているため、文字での説明に留めるが、方眼紙に書かれたダンジョンマップや、アイテムの効果がまとめられた手書きの表など、当時のゲーム製作のメソッドや空気が垣間見えるものとなっている。
また、このミュージアムイベントと同時開催されている、堀井雄二氏のクリエイターとしての歩みを『ドラゴンクエスト』風に展示した“堀井雄二展”も大きな見どころのひとつ。堀井氏がかってPC-6001で自作した『ラブマッチテニス』などもプレイ可能な状態で展示されている。
≪ドラゴンクエストミュージアムセレクションズ淡路島・洲本 イベント開催概要≫
■イベント名:ドラゴンクエストミュージアムセレクションズ(淡路島・洲本)
■実施日程:7月16日(日)~8月7日(月)
■実施会場:洲本市民広場横 赤レンガ建物(旧アルファビアミュージアム)内 特設会場(兵庫県洲本市塩屋1丁目1-8)
■営業時間:
平日 10:00~18:00(入館17:30まで)
金・土・日・祝 10:00~ 19:00(入館18:30まで)
8月4日(金)-6日(日)のみ 20:00まで延長(入館19:30まで)
■入場料:大人 1,200円、中高生 1,000円、4歳~小学生 700円
■主催:ドラゴンクエストミュージアムセレクションズ洲本特別展実行委員会
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