『ラグナロクオンライン』3億もの経験値を稼げるダンジョンが登場! 大型アップデート“EPISODE:TERRA GLORIA”の全貌に迫る

2017年7月25日、PC用MMORPG『ラグナロクオンライン』に大型アップデート“EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~”が実装される。概要を運営チームのみなさんに訊いた。

●経験値テーブルが公開。9が多すぎないか?

 2017年7月25日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、PC用MMORPG『ラグナロクオンライン』において、大型アップデート“EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~”を実施する。

 本アップデートではBaseLvのキャップが165から175に開放。ストーリーの進行に合わせてメモリアルダンジョン(いわゆるインスタンスダンジョン)2個と通常のダンジョン1個が追加され、ほかにも難易度の微調整や新システムの導入が行われる。実装に先駆けて運営チームに概要を説明していただいた。

▲こちらは取材中の様子。左から山本兼寛氏、伊藤健氏、中村聡伸氏、長澤誠吾氏。BaseLv150以降の経験値テーブルの資料が広げられている。

▲9が多くない!?

 資料によると、BaseLv174から175に上げるのに必要な経験値はおよそ1000億。生きていくうえであまり聞かない数字だ。「その辺は後で説明します」ということなので、まずはストーリーから紹介していく。

●生体工学研究所の真実が描かれるストーリー

 本アップデートで描かれるのは、2016年11月に実施された“Episode:Banquet For Heroes~七王家とユミルの心臓~”の続きだ。前回のメインクエストを一通りクリアしていると、ストーリーが進行する。

 ルーンミッドガッツ王国の王位継承の儀式に出席した冒険者(プレイヤー)。儀式が行われようとした矢先、乱入者に王冠“テラグローリア”が奪われてしまう。王家の人間が調査を進めるうちに、犯人は北に位置するシュバルツバルド共和国に逃げ込んだと情報をつかむ。どうやら巨大企業レッケンベル社が裏で糸を引いているらしい。

 追跡を続けるため、ルーンミッドガッツ王国側は、レッケンベル社と対立関係にあるシュバルツバルド共和国・大統領派に協力を要請することにした。だが、それでも戦力は不十分。そこで、もうひとつの勢力であるリベリオンに協力を仰ぐことになる。

 とはいえ、リベリオンはシュバルツバルド共和国に対して反乱を起こした人々の末裔。昔といまは違うとはいえ、当然わだかまりはある。ぎくしゃくする気持ちもあるのは承知のうえで彼らの仲を取り持ち、力を合わせてレッケンベル社に立ち向かうというのが、シナリオの大筋だ。

▲3つの組織が関わりあってストーリーが成り立っている。人間関係のどろどろした部分はあまりなく、構図としてはシンプルだ。

 8年ほど前に実装されたシナリオでは大統領派がレッケンベル社に負けた状態で終わっていた。その続きがついに紡がれるわけだ。加えて、“生体工学研究所”の真実が語られる点も見どころのひとつ。

 メインビジュアルをよく見ると、右上にはセイレン(生体工学研究所に登場するロードナイト型のモンスター)が描かれている。非道な人体実験によって誕生した存在だ。悲しい運命を背負った彼は、最後にどういう判断を下すのか。必見である。

▲ここでメインビジュアルをもう一度どうぞ。

▲雄一郎氏によるイラストはこちら。

 ここからはスクリーンショットとともにストーリーを追っていく。重要なキャラとの会話が終わるとつぎの目的地に転送してもらえるばかりか、高難度な戦闘は発生しない。小説やマンガを読むようにお話に集中できるのだ。

 『ラグナロクオンライン』では、少し前から“ストーリーを楽しむ部分”と“ダンジョンで戦闘やアイテム収集を楽しむ部分”を分けている。まずはお話を読んで、2周目からアイテム集めをするイメージだ。

 クエストの途中で難しいメモリアルダンジョンが出てきたりすると、クリアする前に話を忘れて冷めてしまうかもしれない。どちらも楽しんでもらうためには、いい判断なのだと思う。

▲プロンテラの貴賓室に行き、王家のニーヒルやスピーカ、スキアたちに話しかけるとストーリーが動き出す。

▲シュバルツバルド共和国が怪しいが、外交の関係上、なかなか手を出しにくい。そこで、公平な第三者として冒険者に白羽の矢が立ったというわけだ。

▲大統領派の依頼を受けてリベリオンの本拠地へ。若手リベリオン・ルッキーと出会う。

▲そこには大統領派の交渉人・レイジーの姿も。レイジーは怪しまれないように観光客のふりをしているらしく、アロハシャツ+I Love YUNO Tシャツ+サンダル。

▲リベリオン幹部の話を聞いて回る。武闘派のエレナは腹筋がきれい。

▲スリット+ストッキング+ヒールの特殊大隊長。うむ。

▲淑女の小部屋。お上品な雰囲気だが、この人たちがリベリオンの大幹部である。

▲メインビジュアルにも描かれているリベリオンの長老。見た目は上品なおばあさんだけど、たぶんめちゃくちゃ怖い。

 リベリオンの大幹部4人を説得し、テラグローリアを奪った傭兵軍団・ハートハンターの施設に攻め込む冒険者たち。施設の制圧には成功し、続いて中枢の研究所ブロックへ進攻を開始することに。

▲ぐいぐい研究所内を進む。

▲中央室に続くゲートが開かないので、そこらの研究員を捕まえて操作を方法を吐かせるスキア。強引。

▲中には黒幕のアイゼン・ヴェルナーが待っていた。

 このアイゼン・ヴェルナーの悪役感がすごいのだ。やけに余裕たっぷりだし、発言内容が妙に芝居がかっている。黒髪ロングのメガネキャラで目元が涼しげなのもいい。いちばんすばらしいのが、「悪趣味な実験動物を“作品”と称する」。100点満点!

 このキャラ造形は“ベタ”でも“ありきたり”でもない。これこそが“王道”だ! うおー!

▲通路には彼の作品が飾られている。青や赤で記されているのは作品名だ。

 通路の端にはさらに奥に進むためのゲートがあった。ゲートを起動させるカギはアイゼン・ヴェルナーのセリフに隠されている。「青は赤」に、「赤は青」にすればいいらしい。

 左右の操作パネルを調べると、作品名がランダムで表示された。作品名にはすべて色がついている。つまり、逆の色を入力すればいいのだ。同様のギミックをふたつ越えて、ついに最深部にたどり着く。

▲最深部には王冠に埋め込まれていた宝石があった。これが重要なものらしい。

▲冷静を装いつつも心の奥底では興奮して喋るアイゼン・ヴェルナー。もはや愛おしい。

▲冒険者を亡き者にするため、セイレンが召喚された。

 メインのストーリーはだいたいこんな感じだ。テンションの上がった知的な黒幕はよく喋る。この法則はアイゼン・ヴェルナーにも当てはまり、深い部分まで説明してくれる。ユーザーから人気の高い生体工学研究所周りの話がうまくまとめられているので、しっかり目を通してほしい。