『魔界ウォーズ』や『シルバー2425』などの新作タイトルや全国キャラバンも発表! 日本一ソフトウェア設立25周年発表会リポ―ト

2017年7月15日、東京・秋葉原にある“e-sports SQUARE AKIHABARA”にて、日本一ソフトウェア設立25周年発表会が開催された。

●『魔界ウォーズ』が13年の沈黙を破りついに正式発表!

 2017年7月15日、東京・秋葉原にある“e-sports SQUARE AKIHABARA”にて、日本一ソフトウェア設立25周年発表会が開催された。25周年を記念して実施されるイベントや新作タイトルなどが発表された発表会の模様をお届けする。

 発表会が始まると、MCを務める日本一ソフトウェアの菅沼氏と、『魔界戦記ディスガイア5』でセラフィーヌを演じているブリドカットセーラ恵美さんがステージに登場。ブリドカットセーラ恵美さんは、「日本一ソフトウェアさんの素敵な25周年の発表会のメインMCを務めさせていただけるなんて、こんなにうれしいことはありません」と喜びを語った。その後には、日本一ソフトウェア代表取締役社長の新川宗平氏が登壇し、「日本一ソフトウェア設立25周年発表会と銘打っていますが、実際には来年(2018年)7月12日をもって25周年を迎えます。その1年前からイベントやタイトルを発表をして盛り上げようということで、発表会を行うことにしました」と発表会開催の経緯を説明。

▲新川宗平氏。おなじみのプリニー帽子を被って発表会を進行。

 まずは、日本一ソフトウェアの歴史を振り返ることに。日本一ソフトウェアは、1993年7月に有限会社プリズム企画として設立され、1994年11月に有限会社日本一ソフトフェアに商号変更が行われた。その後、米国カルフォルニア州に“NIS America Inc.”、シンガポールに“Nippon Ichi Software Asia Pte.Ltd.、ベトナムに“Nippon Ichi Software Vietnam Co., Ltd.”を設立するなど、ワールドワイドに事業を展開。新川氏は「東京が中心のゲーム業界で、岐阜という場所でなんとか25年生き残って来られたのは、皆さまの支えがあってのことだと思っております。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。

 続いて、25周年プロジェクトのコンセプトが発表。コンセプトは、“ありがとうを直接お客様に伝える”というもので、全国各地を回りながら“直接”コミュニケーションを取るということに重点を置いているとのこと。その後には具体的なイベント内容などが明かされた。

●全国キャラバン

 コンセプトの“直接ありがとうを伝える”をテーマに、名古屋、大阪、東京、福岡、札幌の全国5都市をまわるイベント。全国に店舗を展開するプリンセスカフェとコラボし、期間限定でコラボレーションカフェが実施される。コラボカフェでは、イラスト展示や、週末にはトークイベントなども予定されているとのこと。イベントの詳細は以下の通り。

・名古屋会場
名古屋(栄):2017年9月1日(金)~2017年9月14日(木)
トークイベント(メインタイトル):2017年9月9日(土)2公演予定
※トークイベントのチケット情報は近日公開予定

・大阪会場(2017年11月中旬ごろ開催予定)
・東京(秋葉原)会場(2018年1月下旬ごろ開催予定)
・福岡(2018年3月上旬ごろ開催予定)
・札幌(2018年4月下旬ごろ開催予定)
※大阪、東京、福岡、札幌会場の詳細は後日公開予定

●1万人と乾杯キャンペーン

 タイトル通り、1万人との乾杯を目指す企画。同企画は、全国キャラバンなどのイベント会場での参加と、TwitterとインスタグラムのSNSからのふたつの方法で参加可能。イベント会場で日本一ソフトウェア社員と直接乾杯した人には、全員にノベルティがプレゼントされる。SNSから参加する場合は、“日本一ソフトウェアに関連するものとの乾杯写真”を“#日本一25周年乾杯”のハッシュタグをつけて投稿することで応募完了。こちらは抽選で豪華賞品が当たる。また、一部イベントでは、特製の“新川社長乾杯立て看板”が設置されるとのことなので、見かけたらぜひ記念に写真を撮って投稿しよう。

▲新川氏の特製立て看板

●フィナーレイベント

 25周年を迎える2018年7月にフィナーレイベントが開催予定。続報は後日発表予定とのことだが、新川氏によると、クローズイベントではなくオープンイベントになり、新作タイトルの試遊、トークショー、ライブなど、盛りだくさんなイベントになるように企画中とのこと。

●25周年TRPG企画

 アークライト×冒険企画局×日本一ソフトウェアのコラボとして、史上最凶のTRPGの制作が発表された。新川氏からは「TRPGの常識を覆すようなものにしたいですね」と意気込みが語られた。詳細は後日発表となる。

 25周年の取り組みについての発表は以上。続いて、日本一ソフトウェアの手掛ける新作に関する情報が公開された。

●『ボク姫様と乙女主義』

 『ボク姫様と乙女主義』は、毎年行われているという、日本一ソフトウェアの社員であれば誰でも参加できるゲーム企画コンペ“日本一企画祭”の2016年度に入賞した女装をテーマにした作品。当初はゲーム用の企画として考えられたものだったが「プロジェクトのスタートとして、必ずしもゲームである必要はないのでは?」という思いから、KADOKAWAよりコミカライズとして展開されることになったのだという。原作はプリニー店長、作画は幾夜大黒堂(いくや だいこくどう)氏のタッグで描く4コママンガになっている。ひと足先にマンガを読んだという新川氏は「おもしろいのかなと疑問はありましたが、実際に読んでみたらおもしろかったです」と太鼓判を押していた。

●『シルバー2425』

 1999年にプレイステーション用ソフトとして発売された『シルバー事件』のHDリマスターと、2005年にモバイルアプリとして配信された『シルバー事件25区』のHDリメイクをひとつのパッケージにした『シルバー2425』が、プレイステーション4用ソフトとして、日本一ソフトウェアから2018年3月15日に発売決定。通常版のほか、アートブックとサウンドトラック4枚組が同梱される限定版、限定版と特製Tシャツをセットにした“NIPPON1.jpショップ限定版”が発売される。

※NIPPON1.jpショップ

 発表会には、同作を手掛けるグラスホッパー・マニファクチュア代表取締役の須田剛一氏がゲストとして登場し、「昨年『シルバー事件』のHDリマスターを発売したのですが、いま遊んでも新鮮なところがすごくあって、僕自身がインディークリエイターだったころに作ったゲームに再会したような感覚がありました。僕が『ノーモア★ヒーローズ』を作っていた時代に『シルバー事件25区』のシナリオを書いていて、感情やクリエイティブへのエネルギーを放出した作品なんですけど、そういったものをいまのゲームとして皆さんに遊んでもらえることはうれしいことです。新しいアドベンチャーのマーケットを作られればいいんじゃないかなと思っているので、ぜひ応援していただければ」と作品にかける思いを語った。

▲須田剛一氏(写真左)

●『魔界ウォーズ』

 そして最後に発表されたのは、スマートフォン用ゲーム『魔界ウォーズ』。同作の主人公となるアサギは、2004年の日本一ソフトウェアの暑中見舞いに“次回作の主人公”として登場したキャラクター。それ以来、幾度となく隠しキャラとして数々のタイトルに登場したものの主人公になることなく13年の月日が流れ、ついに主人公として登場することになった。

 同作はクローバーラボの『ゆるドラシル』と日本一ソフトウェアの『魔界戦記ディスガイア』シリーズとのコラボタイトルとして、双方の魅力を余すことなく詰め込んだシミュレーションRPGを目指して、2社で共同開発中とのこと。ここでは、ゲストとしてクローバーラボ代表取締役の小山力也氏が登場。小山氏と新川氏は、『ゆるドラシル』で開催した『魔界戦記ディスガイア』とのコラボが、ユーザーからの反応もよく、親和性の高さを感じ「いっしょにゲームを作れば、より盛り上がるのでは?」ということから、本作を開発することになったと経緯を説明した。

 また、新川氏は「『魔界ウォーズ』をどうしたら、ユーザーの期待に応えられるのか?」と、ずっと考えていたそうで、2004年のE3(※アメリカ・ロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)”のこと)のときに作成した“MAKAI WARS coming soon!! for PSP”と書かれたポスターを会社の机の前に貼っていたことを明かした。それがようやく発表できたということで、「最終的にはコンシューマーもやらなくてはいけないと思っています」と前置きしつつも、「少し肩の荷が下りました」と心境を語っていた。

▲『ゆるドラシル』のキャラクターは『ディスガイア』テイストのデザインになって登場。

▲小山力也氏

▲新川氏が机の前に貼っていたというポスター

 発表に合わせて、同作のティザーサイトもオープン。サイトでは、アサギが主人公の4コママンガが連載される。また、8月5日、6日に岐阜県岐阜市柳ヶ瀬商店街周辺にて行われる“全国エンタメ祭り”と、8月11日、12日、13日に、東京ビッグサイトにて開催される“コミックマーケット92”への出展も発表。さらに『ゆるドラシル』のゲーム内にて、7月18日より、アサギも登場する『ファントム・ブレイブ』と『ファントム・キングダム』とのコラボレーションが開催される。

 今回の発表内容は以上。最後に新川氏が「今回は発表会という形で来年の7月までの取り組みの一部を公開させていただきました。内容を濃くさせていただいたつもりですが、“発表の数が少ないんじゃないか?”と思われている方もいらっしゃるかもしれません。ただ、ご安心ください。まだまだ未発表のゲームタイトルなどを準備していますので、ぜひご期待ください」と締めくくり発表会は終了となった。

 なお、今後の情報は25周年の特設サイトなどで発表されるということなので、続報に期待しよう。