今夏にクローズドαテストを開始予定。先行アクセス版の販売も

 612 Gamesが、同社が開発中のPC向け西部劇MMOアクション『Wild West Online』のゲームプレイ動画を公開した。映像は約6分で、指名手配システムやフィールド上に設置できるキャンプシステム、サロンでのギャンブルミニゲーム、任意に切り替え可能なFPS/TPS視点などの要素が紹介されている。

 西部劇アクションということでロックスター・ゲームスの『レッド・デッド・リデンプション』シリーズを思い浮かべる人も多いと思うが、実際612 Gamesでも公式サイト上で西部劇映画や他のゲームと並んで同シリーズを影響されたコンテンツのひとつとして挙げており、「PC版を待っていたが自分たちで作ることにした」とのコメントも。またマップは拡大予定であるものの、ローンチ時点で「GTA5よりいくらか大きい」サイズを予定しているという。

 ゲームは法に従うのも荒野の悪漢となるのも可能な設計で、アップデートで銀行防衛や列車襲撃といったミッションも登場予定(そのほかに自分の家を持てるハウジングシステムやメキシコの実装なども拡張項目として挙がっている)。
 また町中での窃盗や金庫破り、保護区域での市民への攻撃などがNPCや他プレイヤーに目撃されると手配度が上がっていき、一定レベルを超えるとお尋ね者として指名手配されるそう。今回公開された動画でも、手配書の中にNPCではなくプレイヤー名っぽいものがちらほらあるのを確認した。
 無法者(Outlaw)扱いになったプレイヤーは町でも殺害可能になるだけでなく、町に入った際もアイコンでステータスが示されるというのだから、酒場に入って来た無法者プレイヤーを見て「おい、あの野郎……」「どうする、ここでやるか」とザワつくロールプレイが楽しめそうだ。なおサーバーは公式のもの以外に、プレイヤーコミュニティがルールを設定できるサーバーも用意される。

『Wild West Online』のゲームプレイ動画が公開。“GTA5以上”という広大な荒野が舞台の西部劇MMO_01

 本作はクローズドαテストを今夏に、クローズドβテストを今秋中旬に行う計画で、リリースは2017年12月を予定している。またテストへの参加権を保証する先行販売を行っており、さらに7月20日まで早期購入者向けのキャンペーンも実施中。
 クローズドβテストに参加できる“TOWNIE”は19ドル99セント、クローズドαテストにも参加できる“PIONEER”は39ドル99セント、クローズドβテストや発売の際に先行してプレイできる“COLLECTOR”は59ドル99セント(いずれも執筆時点での価格)となっている。