『ゼルダの伝説 BotW』DLC第1弾『試練の覇者』プレイインプレッション――アソビ山盛り、想像を遥かに超える濃厚さ!

2017年3月に発売され、世界中の人を魅了した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。あの広大なハイラルの大地で、新たな冒険を楽しめるダウンロードコンテンツのプレイインプレッションをお届け!

●配信直前のダウンロードコンテンツ『試練の覇者』の全貌は?

 2017年6月30日午後より、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の“エキスパンション・パス”(2500円[税込])に含まれるダウンロードコンテンツの第1弾、『試練の覇者』がついに配信される。今回、特別に『試練の覇者』をひと足お先にプレイできたので、その気になる内容を配信前にお届け。ネタバレは極力避ける形で書くけど、ミンナニ ナイショダヨ!

※下記より、プレイしてわかった情報が出てきます。楽しみを奪うような大きなネタバレは避けていますが、『ブレス オブ ザ ワイルド』の発売時のように、事前情報をあまり入れずに遊ぶ楽しさを求める方はご注意ください。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド エキスパンション・パス トレーラー [E3 2017]

●『試練の覇者』とは!?

 まずは『試練の覇者』に含まれる要素を、今回プレイしてわかったことを含めて紹介しよう。

◆剣の試練
 マスターソード入手後に、コログの森から挑戦できる試練。“序位”、“中位”、“極位”の3段階あり、それぞれ各部屋の敵を全滅させて先に進む。クリアーするとマスターソードの攻撃力がアップする。より詳しい内容を知りたい人は、下に掲載したインプレッションをお読みください。

◆足跡モード
 セーブデータに保存されていたリンクがいままで移動してきたルートをマップに表示する機能。現実の時間で約200時間前までの行動をフォローでき、“試練の覇者”ダウンロード後、ゲームの序盤ですぐに追加される。もし、アナタがプレイ時間200時間未満なら、いままでの自分の足跡すべてを見られる。ちなみに足跡は古いモノほど薄く表示される。

◆マスターモード
 通常モードよりも難度が高めに設定された上級者向けモード。赤ボコブリンは青ボコブリンに、というように、出現するマモノの強さが1段階アップしている(ガーディアンなど、強さが異なる種類が存在しないマモノはそのまま)。
 また、敵の体力が時間経過で回復するため、チキンにヒット&アウェイをくり返していては、いつまで経っても倒せない、なんてことも……。
 さらに、空中にもマモノが出現する。空中のマモノが守っている宝箱には、比較的強めの武器が入っていることが多いようなので、攻略上重要なポイントになりそうだ。

 マスターモード用のセーブデータは通常モードと別に用意されるが、セーブできる数が2ヵ所のみに。ゲーム途中での難易度変更はできない(通常モードで途中まで進めた状態から、マスターモードに切り換えて遊ぶ、といったこともできない)。本編を未クリアーでもマスターモードを選択できるため、今回『試練の覇者』の配信に合わせて本作を購入した人も、いきなりマスターモードからプレイすることも可能だ。

 ちなみに、出現する敵の強さが1段階アップしているため、赤ボコブリンなどのもっとも弱い敵たちは、逆に“超レアキャラ”に。とはいえ、ウツシエで図鑑をコンプリートすることは可能とのことなので、どこにいるのか探してみるといいだろう。

◆ワープマーカー
 現在地をワープポイントに登録できる、持ち運び可能なアイテム。冒険の最中、“一度村に戻って補給をしたいけど、近くにワープポイントがない……”というときなど、いろいろ便利に使えそうだ。もちろん、自宅の玄関先に設置して、日々の冒険を便利にするのもアリ!

◆宝探しで見つける装備8点
 『ゼルダの伝説』シリーズにちなんだ特殊な装備品。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』から、“ムジュラの仮面”、“チンクルの頭巾”、“チンクルの服”、“チンクルのズボン”、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』から“ミドナの冠”、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』から“ファントムの兜”、“ファントムの鎧”、“ファントムのすねあて”が登場。たとえばミドナの冠なら“古代兵器耐性アップ”、というように、それぞれに特別な性能が付加されている。ただし、大妖精に強化してもらうことはできないようだ。

◆コログのお面
 コログ族の顔(?)をかたどったお面。装備しているときに隠れているコログが近くにいると、お面が揺れて教えてくれる機能がある。コログのミ集めをサポートしてくれる、という実用面もさることながら、お面が反応した際の、カタカタ揺れて風車が回るギミックは、見ているだけでも楽しい!

 上記のうち、“ワープマーカー”、“装備8点”、“コログのお面”は、『試練の覇者』をダウンロード後にゲームを起動すると“ミニチャレンジ”の発生を告げるウィンドウが出現。これらのミニチャレンジのクリアー報酬として手に入る仕組みのようだ。また、ミニチャレンジのテキストには手掛かりが書かれており、発生場所のほか“ウワサのミツバちゃん EX”などの気になる単語も確認できた。

●【インプレッション】“剣の試練”は、闘技場というよりダンジョン!?

 たぶん、誤解している人が多いのではないだろうか? 少なくとも自分はそうだった。“剣の試練”の情報を聞いたとき、ボクは『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』の“獣の試練”を想像した。敵とのガチバトルを連戦で楽しむ、戦闘特化の闘技場なのかなと。名前も似てたしね。それはそれでアリだし、逃げ場がない密室バトルの緊張感も結構好きだ。ただ、バトルの腕前はそれほどでも……というボクにとって、ちょっとだけ、いやかなりたいへんな戦いになりそうだな、と思いながらコログの森から“剣の試練”に出発したんだ。でも……

ボクの想像は裏切られた。それも、いい意味で。

 そこに広がるのは、“部屋”と呼ぶには広すぎる空間。いたるところに草木が生えて、少し先にボコブリンがたき火を囲んでいる……本作ではおなじみの光景だ。周囲の壁さえなければ、フィールドとほとんど変わらない環境だった。そんな場所に、武器や装備品、消費アイテムはすべて没収され、シーカーストーンとパンツのみという状態で放り出されたリンク(ボク)は、忍び足で移動。木に登り、パラセールを使って敵を急襲し、武器を奪ってボコブリンたちを撃退した。そう、“剣の試練”は闘技場ではなく、周囲の状況や置かれた物を利用した“掛け算の遊び”で挑むバトル特化のダンジョンなのだ。ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイした人は、ハイラルの南東に浮かぶ“サイハテノ島”の祠チャレンジ“野生の試練”をイメージしてもらえるとわかりやすいと思う。実際にそれ以降も、武器やアイテムを現地調達しながら、物陰に隠れて弓でバクダン樽を誘爆させたり、草を燃やして発生させた上層気流にパラセールで飛び乗って上空からバクダンを落としたり、エレキチュチュを倒して周囲の敵を感電させたりと、各部屋にあるギミックを駆使して、先に進むほど強力になる敵を撃破していった。正々堂々とのガチ勝負もできるけど、ヒラメキとアイデアで周囲の地形や物、シーカーストーンを利用して“自分なりの戦いかた”で魔物に挑む『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ならではの自由度抜群のバトルがとことん楽しめるのだ。

 約45部屋あるという部屋も、今回のプレイで約半分ほどプレイできたが、敵や地形など、ひとつとして同じ構成のものは登場しない。階ごとに毎回異なるシチュエーションの戦いが楽しめるのだ。その中には、闇に閉ざされた部屋や、あの手強い敵との戦闘もある! 武器やアイテム、食材をすべて現地調達していく要素に加え、地上とは異なり“入手できる数”が限られていることが、“剣の試練”独特の緊張感をもたらす。“炎の矢”などの属性武器が貴重なこと! しかも、リンクは基本パンツ一丁。いつもならたいしたことない敵の攻撃が、キツい一撃になってしまう。地上とは異なる手応えの“冒険”が楽しめるのだ。ちなみに、一部の部屋には“宝箱”が隠されており、こちらも試練攻略のポイントになる。シーカーストーンのサーチ機能も使えるので、皆さんも、挑戦するときには“シーカーセンサー+”に“宝箱”をセットするのを忘れずに! そして、ここまで読んだ人、気づきました? さきほど“食材”って書いたこと。そう、じつはとあるポイントで“料理鍋”が置いてあります! 料理も作れるんです。また、妖精も出現するんだけど、気づかず走ってたら逃げられちゃいました……。

 バトルだけではない、いままでの冒険のノウハウも重要になる“剣の試練”は、リンクの体力が0になるとゲームオーバーになって、直前のセーブデータからやり直しになります。では直前のセーブデータはどこになるかというと、“剣の試練”プレイ中は手動セーブができず、オートセーブもされないので……つまり、“剣の試練”を最初からやり直すことになるわけです。まさに“試練”という名にふさわしいきびしさ。しかし、見事クリアーできれば、マスターソードの攻撃力がアップするという、うれしいご褒美つき! 試練は“序位”、“中位”、“極位”の3段階があり、3回マスターソードを強化できる模様。“序位”クリアーでマスターソードの攻撃力が10アップするのは確認できましたが、自分は“中位”の時点でヘロヘロだったので、それ以降は謎のままです。いやまさか、あの機械兵器と戦うとは!! “極位”はいったいどんな恐ろしいことになっているのか……でも、見てみたい!! そしてこの“剣の試練”、マスターモードではさらに難度が上がった状態でプレイできるとのこと。腕に自信のある人はぜひマスターモードで挑んでほしい。ちなみに、食事の効果や黄色のEXハートは持ち越し可能だけど、“剣の試練”ではamiiboは使えないので、頼れるのは自分の腕前と冒険で得た知識だけですよ。

●冬には第2弾『英傑たちの詩』が控えている!

 今回の『試練の覇者』がダウンロードできる“エキスパンション・パス”があれば、2017年冬配信予定の第2弾『英傑たちの詩(バラッド)』も遊べる。『英傑たちの詩』では、本編で重要な役割を果たしたミファーやダルケルたち四人の英傑との新たなエピソードが語られ、そして新ダンジョンも遊べるとのこと。第1弾の配信は2017年6月30日からだが、第1弾と第2弾の両方を含んだ“エキスパンション・パス”自体は、ニンテンドーeショップでいつでも購入できる。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は持っているけど、“エキスパンション・パス”はまだ購入してない人は、この機会に購入しておくことを、強くオススメします!



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