onebitbeyondのアクションRPG『The Swords of Ditto』を紹介する。

●見た目は超カジュアルゲームだが、ナメたらいかん!

 E3会期中にお伝えしきれなかった新作ゲームから、onebitbeyondが開発中のアクションRPG『The Swords of Ditto』を紹介しよう。本作はインディーパブリッシャーのDevolver Digitalから、プレイステーション4/PC向けに2018年の早い時期にリリース予定。
 なおDevolver Digitalタイトルのローカライズを数多く手がける架け橋ゲームズによると、本作の日本語ローカライズも検討中とのこと。

 何の因果か伝説の“Dittoの剣”に選ばれてしまったプレイヤーの目的は、悪の精霊“Mormo”の野望を打ち砕くこと。毎回構成が変わる自動生成ダンジョンに潜って見事達成できれば万々歳、しくじれば残念無念。
 しかし本作には世代の概念があり、成功すれば島の状況がちょっとよく、失敗すればちょっと悪い状態で、ふたたび新キャラクター(能力も異なる)で冒険が始まる。そうして最終勝利を目指していくのだ。1プレイはそれほど時間がかからず、サクッと遊べることから、開発チームでは本作のジャンルを“マイクロRPG”と定義付けている。

▲草むらなどは火が点くとあっという間に延焼する。

 ゲーム的には昔のゼルダシリーズに影響された見下ろし型のアクションRPGなのだが、見た目はファミリー向けのカジュアルゲームのようなグラフィックで、「なぜ(血まみれのゲームが多い)Devolver Digitalが本作を契約したんだ?」と疑問に思った人もいるかもしれない。

 ポイントは、サブ攻撃で巨大な足が降ってきたり、なぜかレコードを投擲武器として持っていたりする妙なノリのユルい世界観と、自動生成&多種多様なアイテムや追加効果によるリプレイ性(『Downwell』はじめ、Devolverの過去作にはこの要素を持ったゲームが多い)、そしてローカル2人協力プレイのできの良さだろう。

▲特殊技で巨大な足が降ってきたり(モンティ・パイソンかよ)、ノリはユルユル。

 実際、もし将来的に小学生の親戚と1~2時間遊ばなければいけなくなったら多分これを選ぶぐらい、遊びやすさと中身の充実が両立している。
 例えばもうひとりのプレイヤーが瀕死になっていたらライフを分け与えることができるし、かと思えばそれなりに頭を使うパズルが仕込まれていたり、追加効果を付与する“ステッカー”で思わぬ強化ができたり。そりゃアートスタイルの好き嫌いはあるだろうが、中身は全然「お子様仕様」ではないのだ。
 もちろん、ヌルめのゲーマーの大人と遊んだり、あるいはハードコアゲーマーの友達と会話でもしながら気楽に遊ぶのもアリ。対象が幅広いだけで、それだけの厚みはちゃんとあるゲームになっている。強いて言えば、ローカルマルチプレイだけじゃなくて、オンラインでも遊べたらいいなぁ、と思うのだが。

▲各所のスイッチや、サブ武器のレコード、火などをうまく使わないといけないパズルが仕込まれたエリアも。