なんだかスゴイぞ!
『艦隊これくしょん -艦これ-』や『刀剣乱舞-ONLINE-』、『エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版』など、数々の人気作をサービスするオンラインゲームプラットフォーム・DMM GAMES。そのDMM GAMESを運営するDMM.comは、2017年3月より東京・六本木の新オフィスを稼働させた。
それがなんとも変わったオフィスということなので、ファミ通.com記者・坂本ビス太が、実際にその目で見てきました。
■受付スペース
「…………!?」
もう、受付からスゴい。よくある受付カウンター的なものはなく、広々としたスペースに数人の受付スタッフがおり、来客者を迎えてくれる。受付スペースは緑が生い茂っており、その中には透過クリーンが配置され、滝をイメージしたデジタルアートが映し出されている。ただ水が流れている様子が映っているだけでなく、スクリーンの近くに来た人を感知して、その場に水しぶきのエフェクトを発生させる仕組みになっている。
また、植えられている植物は、なんとすべて本物。全部で250種もの植物が植えられており、随時交換したり特殊なライトで成長を管理したりと、メンテナンスを行っているとのこと。「虫がよってきたりしませんか」と聞いてみたところ、案内をしてくれた担当の方は「食虫植物も植えていますので」と答えた。「でも、あまり効果がなかったので、別の方法で対応しています(笑)」とも。
■会議室フロアーはデジタルジャングル!
受付ですでに度肝を抜かれたが、そこから続く会議室フロアーに、さらに驚かされることに。まずは、各会議室へと向かう廊下の様子をご覧ください。
このフロアーには計25室(+スタンディングエリア)の会議室があり、そのひとつひとつにA~Zの頭文字を持つ動物の名前がつけられている。壁面にはその動物たちが気ままに歩き、飛ぶ様子が映し出されており、そこかしこから鳴き声が聞こえてくる。
すると、受付スタッフの方が「このライオンについていってください」と言う。目的の会議室までの道中は、受付スタッフとともに、その部屋の動物がいっしょに歩いてお供してくれるのだ。そして、会議室を使用しているあいだは、お供の動物が部屋の前に立ち止まっている。動物が休んでいる部屋は、現在使用中というわけだ。なんともかわいいフレンズである。
■コンセプトルームが多数!
「和室もあります」
と、担当の方が説明する。25の会議室では、それぞれ机と椅子の組み合わせが異なり、その部屋ならではのカラーを出している。また、いくつかの部屋はコンセプトルームになっており、ほかとは異なる趣になるようデザインされているのだとか。
■遊び心あふれる仕掛けがまだまだ
「はい、チーズ!」
同フロアーの一角に設けられた広々としたフリースペースは、自社の発表会などのイベントにも使用されている。そこには壁面にカメラがあり、来客者は自由にセルフィーを撮影できる。ジャングルフロアーの動物たちなどをモチーフにした額やエフェクトを選択して撮影が可能で、できあがった写真をデジタルデータとして受け取れる。フリースペースに配置された大型モニターには、多数の来客者が撮影した写真が次々と映し出されており、これも来客者とのコミュニケーションの一環なのだという。
■とんでもなく長いテーブルに遭遇!
「わざと遠回りさせるようになっているんです」
と、担当の方が言う。社員が実際に執務を行うフロアーは、すべてつながったひとつのテーブルになっており、各々が好きなスペースを使って仕事をしているとのこと。長さは全長1kmにも及び、エリアごとに異なる配色となっている。
このフロアーには、おもにマーケティングやデザイン関係など、社員どうしのコミュニケーションが多い部署が配置されている。グニャグニャとしたテーブルは、移動するときにわざと遠回りさせるような作りになっており、その途中で社員どうしの会話が多く生まれるような役割をはたしているとのことだ。
遊び心と独創性に満ち溢れたDMMの新オフィスは、「とにかくスゴい」のひと言。社内のコミュニケーションやクリエイティビティを活性化させるだけでなく、来客者にも楽しんでほしいというコンセプトは、まさにそのとおりでした。
ところで、A~Zの頭文字を取った動物たち。「Q」、「V」、「X」で始まる動物ってパッと思い浮かばないな……と、ふと思ったんですが、答えは下の画像のあとに載せておきます。
動物クイズの答えは……
ケツァール
(カザリキヌバネドリ)
ハゲワシ
アフリカツメガエル