上田文人氏があまり関わっていないことも判明

 “PlayStation E3 MEDIA SHOWCASE”にて発表された、プレイステーション4版『ワンダと巨像』。本作はリメイクであることがソニー・インタラクティブエンタテインメントワールドワイド・スタジオ プレジデント吉田修平氏のインタビューから明らかとなった。

 E3の開幕に合わせて、ファミ通.com編集部では現地ロサンゼルスにてソニー・インタラクティブエンタテインメントワールドワイド・スタジオ プレジデント吉田修平氏のインタビューを敢行。こちらの記事のとおり、インタビューの中でプレイステーション4版『ワンダと巨像』に言及しており、リメイクであることが明らかとなった。以下、インタビューのやり取りを抜粋する。

――『ワンダと巨像』についてうかがいます。これは、リマスター版なのでしょうか、それともリメイク版なのでしょうか?

吉田 リメイクです。今回は、ゲーム内容はオリジナル版といっしょですが、アセットはすべて作り直しています。PS4の時代に『ワンダと巨像』を作るなら、こういう技術が使えるだろうと。Bluepointは、PS3向けの『ICO』と『ワンダと巨像』のリマスター版を作った開発会社なんです。だから中身はよく知っています。

――ゲーム内容はPS2版と同じなのですね。

吉田 同じですが、操作系などは時間とともにユーザーさんの好みが変わっていますので、現代風に遊べる工夫を入れようと思っています。もちろん、オリジナルの感覚でも遊んでいただけますが。原作のよさを、いまの技術で表現します。上田さん(上田文人氏)は、今回はあまり関わっていません。

 プレイステーション4版『ワンダと巨像』は2018年発売予定。どのように生まれ変わったのか、楽しみに発売を待とう。