『蛮神シヴァ討滅戦』のアコースティックアレンジバージョンを生演奏
2017年6月7日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)のパッチ3.2“運命の歯車”からパッチ3.5“宿命の果て”までの50曲+ボーナストラックを収録した5枚目のBlu-ray Disc Music、『THE FAR EDGE OF FATE: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』が発売となり、これを記念したサウンドディレクターの祖堅正慶氏のトーク&サイン色紙お渡し会が、東京・タワーレコード新宿店で開催された。
※このインストアイベントは、6月9日に大阪、6月10日に福岡と名古屋、6月11日に札幌と、全国5カ所を巡って開催が予定されている。実施店舗や時間などの詳しい情報は、サントラの公式Webサイトでご確認ください。
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『THE FAR EDGE OF FATE: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』公式Webサイト
前日にインターネットで放送されたサントラ発売直前大視聴会の反響や、ネットストアでの売り切れを受け、サントラを求めてファンが実店舗に足を運んだこともあり、イベントスペースのキャパシティーを大幅に超える400名弱ものファンが集まる盛況っぷり。満を持してステージに現れた祖堅氏は、いい音で聴けて、2016年末に東京で行われたファンフェスティバルのライブなどの映像特典も盛りだくさん、もちろんmp3データも入っている、などとBlu-ray Disc Musicの特徴や楽しみどころを語った。
続いて『FFXIV』のロックバンド、“THE PRIMALS”のギタリスト、GUNN氏とスクウェア・エニックス ローカライズ部の村田あゆみさんがステージに招かれ、シヴァ討滅戦の楽曲をアコースティックにアレンジした『忘却の彼方 Never Let it Go』を生演奏。これはアレンジアルバム『FINAL FANTASY XIV: Duality 〜Arrangement Album〜』のエクストラトラックとして収録されているものだ。『蒼天のイシュガルド』のメインストーリーにまつわる、美しくも哀しみに満ちた楽曲が初めてファンの前で生演奏される、かなり貴重な時間となった。
終了後にちょっとだけ楽屋インタビュー
──今回の生演奏はシビれました。東京以外ではどんなサプライズがあるのでしょう?
祖堅 もともと、この3人でのミニライブは東京だけの予定なんですよね。ほかの会場にお越しいただく皆さんには心苦しいのですが、さすがにふたりを全国連れ回すわけにはいきませんので……。
──毎度のことながら強行スケジュールですしね。
祖堅 ひとりでがんばれることをやろうかなと。むしろ、お客さんの中に楽器や歌ができる人がいたら、ステージにあがってもらおうかな(笑)。(編注:東京会場での盛り上がりを受けて、大阪会場に急遽シークレットゲストの登壇が決定したとのこと)
──セッションもいいですね(笑)。前回のインストアイベントツアーでは、新幹線→店舗→新幹線のドア・ツー・ドアでずっと蛍光灯の下に居て終わった移動もあったそうですが、今回は外に出て息抜きなどできそうなタイミングはありますか?
祖堅 滞在時間は目一杯お客さんとのコミュニケーションに充てる予定なので、外に出る機会はまったくなさそうです。地方のおいしいものは、空港や駅で食べることにします(笑)。
──そんな今回のインストアイベントツアーに、タイトルをつけるなら何でしょう?
祖堅 “『Heavensward』総集編”かな。あと1週間後には、新しい世界になってますから。「さよなら『Heavensward』!」。……本当はもうちょっと早くリリースしたかったんですけどね。お待たせしちゃって本当にすみません!
──サイン会では、ファンの方からどんなお話をされましたか?
祖堅 やっぱり、オーケストラコンサート(FINAL FANTASY XIV ORCHESTRA CONCERT 2017 交響組曲エオルゼア)を楽しみにしてくださっている方が多かったですね。「抽選に外れちゃったんですよ」って、すごく悲しい顔をしていた方もいらっしゃいましたが、じつは僕も外れちゃったんです(笑)。でも、このあともチャンスがまだまだあると思いますので、あきらめないでくださいね。