全『GT』ファン待望のクローズドベータテストがスタート!
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2017年に発売を予定しているプレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』。2017年5月19日より日本国内でのクローズドベータテスト参加者募集が開始されていたが、6月3日よりいよいよ待望のテストがスタートした。クローズドベータテストで何が体験できるのか、ここでは初日のテストの様子を見ていくことにしよう。
関連記事
『グランツーリスモSPORT』2017年5月19日よりクローズドベータテスト参加者募集を開始!
今回のクローズドベータテストは、スムーズなオンラインレース環境をチェックするために行われるもので、テスト初日にプレイできたのはオンライン通信を介しての“スポーツモード”内デイリーレースとなる。まずは、プレイヤーにクラスの異なる3台のマシンがランダムに選ばれてプレゼントされるところからスタート。このベータテストは一定期間実施されるようで、これから数日間はこれらのマシンがプレイヤーの愛車となってくれるというわけだ。今回用意されているのはN300、GR.4、GR3の3クラスで、N300は市販スポーツカー、GR.4はレーシングモデファイが施されたマシン、GR.3はハイパワースペシャリティマシンといったところ。
マシンを手に入れたら、『グランツーリスモSPORT』のホーム画面が初お目見え。ベータテスト初日は、15時より“N300/ブランズハッチGPサーキット”、“GR.4/ドラゴントレイル・シーサイド”、“GR.3/ノーザンアイル・スピードウェイ”の予選タイムトライアルがスタート。17時より“N300”クラス、18時より“GR.4”クラス、19時より“GR.3”クラスと、時間を区切ってのレースが行われる。
ちなみに20時からはコースとクラスが替わり、“N300/ウィロースプリングズ・レースウェイ ビッグウィロー”(20時〜)、“GR.4/ブランズハッチ GPサーキット”(21時〜)、“GR.3/ニュルブルクリンク 北コース”(22時〜)となっていた。
ドライバープロフィール画面では、プレイヤーに関するさまざまな情報を見て取ることできる。今回のテストで確認できるのは、毎日の走行距離を表示する“デイリーワークアウト”に、ドライバーの腕前やマナーを表す“ドライバーレーティング”と“スポーツマンシップレーティング”、乗車中のクルマといったところ。“デイリーワークアウト”は、ベータテストでは“ドライビングマラソン”と称したイベントが実施されており、1日の走行距離が42.195kmを達成すると、プレゼントカーが1台獲得できる。
“ドライバーレーティング”は、ドライバーの速さをE、D、C、B、A、Sの6段階で表したもので、初プレイ時はEよりスタート。“スポーツマンシップレーティング”は、レースマナーの良さを表すもので、初回時はBからスタート。他社との接触やコースアウトをくり返していると、評価が下がっていくことになる。
今回行われるデイリーレースでは、マシンがランダムでプレイヤーに与えられるため、レースでの公平性を期すために、実際のレースでも用いられているBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)を導入。マシンの最大出力や車重が同等になるように調整が施され、タイヤも全参加者が同一のタイプを使用する。マシンパワーやタイヤの変更は行えないが、レースによっては足回りのセッティングやギア比などは調整が行うことができた。
各デイリーレースのエントリーは、開始時間15分前にスタート。ここで参加申し込みをすれば、参加者のマッチングが自動的に行われるので、あとはレーススタートを待つのみとなる。スターティンググリッドは、マッチングされたメンバーが予選タイムトライアルで計測した走行タイムに応じて確定する。ちなみに、予選で計測ラップを刻めなかったり、予選不参加の場合でもレースへの参加は可能だが、その場合はグリッド後方からのスタートとなってしまう。初日に行われた各レースの参加台数は、17〜18台程度。BoPによって、ほぼイコールコンディションでの戦いとなるため、予選でいいタイムを出しておき、できるだけ上位からスタートできるように心掛けたいところだ。
6月3日は、デイリーレースが6回開催され、それぞれ3戦ずつレースが行われたので、計18レースが実施された。今後、デイリーレースは土曜・日曜は17時〜23時に6回、平日は20時〜23時に3回が開催されるとのこと。実際のレースの雰囲気や試走できるコース、走行フィーリングなどの詳細は、また追って紹介する。