新情報満載のスペシャルステージ

 2017年5月27日は、1986年に『ドラゴンクエスト』が発売されてから31周年目を迎える初日。そんな記念すべき日に、大阪・天王寺にあるあべのキューズモールで、“ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル”が幕を開けた。
 2017年7月29日にスクウェア・エニックスより発売予定の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(以下、『DQXI』)の試遊ができる本イベントで行われたスペシャルステージには、『DQ』シリーズの生みの親であり、『DQXI』のゲームデザインとシナリオを手掛ける堀井雄二氏と、同作のプロデューサーである齊藤陽介氏が登壇するだけあって、ステージ前に入りきらないほどの観覧者が集まった。

新情報満載のスペシャルステージの詳細をリポート!【DQXIカウントダウンカーニバル】_01
▲ステージを2階から見下ろすと、この混みよう! すごい熱気だった。
新情報満載のスペシャルステージの詳細をリポート!【DQXIカウントダウンカーニバル】_02
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▲発売日発表会でもMCを務めた、『DQ』シリーズを愛するJOYさんが今回も。
▲満場の拍手で迎えられた堀井雄二氏(写真左)と齊藤陽介氏(写真右)。

ふたつのハードで実機プレイ! こちらも新情報ばかり

 まずは、発売日発表会と同じくMCを務めるタレントのJOYさんが登場。堀井氏と齊藤氏を交えて、『DQXI』にまつわるさまざまな情報を発表した。さらにJOYさんが、“ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル”で楽しめる試遊バージョンの『DQXI』をプレイ。“サマディー”という地方を舞台にした、ファーリス王子を巡るイベントで戦うことになるデスコピオンを討伐するまでの流れを、プレイステーション4版とニンテンドー3DS版で披露してくれた。さまざまなアドバイスや情報が堀井氏や齊藤氏によって語られたが、その中で記者が気になったものをピックアップし、下にまとめた。

【プレイステーション4版】

・バトル演出は、さくせんコマンドでいつでもフリー移動バトルとオートカメラバトルのどちらかを選択できる。

・主人公はウマに乗れるが、ウマに乗りたいときには、キャンプにある鐘を鳴らせばいい。なお、R2ボタンを押し続けていれば、ダッシュしたまま移動できる

・ウマに乗っている状態でダッシュすると、モンスターを弾き飛ばすことができる。ただし、大型のモンスターに当たったときは、そのまま戦闘に突入する模様。

・いままでのシリーズ作品と同様に、パーティメンバーに作戦を指示できるが、もちろん自分でコマンドを入れてもいい。ちなみに、“まんたん”だとMPがもったいないと思う人も安心の、ちょうどいい塩梅で回復できる“ほぼまんたん”というコマンドもかなり有用だった。

・試遊版でのパーティメンバーは主人公、カミュ、ベロニカ、セーニャの4人。旅芸人のシルビアは、この時点ではゲストキャラクターで、戦闘には参加してくれるが、プレイヤーは操作できない。

・武器や盾を変えれば、見た目も変わって表示される。

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【ニンテンドー3DS版】

・キャンプにある像にて2Dモードを選択。この像は教会と同じような機能を持っているようだ。ドット絵になると、雰囲気は全然違うものに。

・2Dモードでは、3Dモードのシンボルエンカウントとは異なり、ランダムエンカウント。下画面のマップは世界地図と周辺マップを切り換えられるので、見やすいものを選択できる。シンボルエンカウントではバトルを回避できるが、ランダムエンカウントのドキドキ感もいい!

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質問コーナーでも驚きの情報が……!

 ひととおりプレイが終わったところで、堀井氏への質問コーナーへ。ここでも気になる新情報が飛び出したので、ピックアップしていこう。

質問1:新作を作るにあたり、参考にしたものやインスピレーションを受けたものは?
 こちらの回答では、堀井氏は片道20時間くらいかけてペルーのマチュピチュに行き、その素晴らしさに感銘を受けたそうで、フィールドに反映されているかも……とのこと。

質問2:“ドラクエライフ”のサイトで見かけた白い生き物は何者?
 確かにサイトのイラスト】には、謎の生物が描かれているが、この正体は“時の化身”という存在。詳細は「ネタバレになるからあまり言えない」そうで、いろいろな場所でちょくちょく見かけることになるとのことだが、くわしい内容はシークレット!

新情報満載のスペシャルステージの詳細をリポート!【DQXIカウントダウンカーニバル】_14
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▲“ドラクエライフ”のサイトで公開されているイラストのここに注目!
▲これが謎だらけの“時の化身”。いったいどんな存在なのか……?

質問3:イシの村やデルカダール王国以外にどんな村や町がある?
 拠点とされる町やお城の数は20くらいだそうだが、ここで未公開のイラストが発表! 和風のイメージが色濃い、火山や温泉もあるその場所は“ホムラ”という名前で、「『DQIII』のジパングっぽい曲も流れます」、「大変なイベントが起きます」とのこと。気になるが、そこは続報を期待したい!

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▲こちらが新しく公開された“ホムラ”のイラスト。気になる!

まだまだ新情報、あります!

 さらに、ここで初出しの感動的な『DQXI』特別WEB映像の「あの頃、僕らは勇者だった」(彼女がハードの電源を抜いてしまうシーンは必見)が公開され。会場から大きな拍手が。こちらは現在、YouTubeでも公開されているので、ぜひチェックしてほしい。

 さらに“ドラクエライフ ドラゴンクエストのある暮らし”で商品化が決まった、「勇者をダメにする」ほど気持ちのいいビーズクッション“スマイルスライム ビッグクッション スライム”の実物が初披露。実際に座ったJOYさんが「本当にダメになる」と太鼓判を押したほどの気持ちよさらしいので、発売を待ちたい!

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▲「こう持っていいの?」とJOYさんは気にしていたが、正解な気が。

 そして、最後に堀井氏からダメ押しの新情報が飛び出した。それが“しばりプレイ”。今回公開されたのは“買い物ができない”というルールをプレイに課すもの。ほかにもいくつか設定できるそうで、冒険の書を作るときに、どのしばりプレイで遊べるかを選べるようだ。辛ければ、途中でいつでも「まいった」ができるとのこと。齊藤氏は「これで配信すれば楽しい」と説明したが、さらなる情報は追々発表されるそうなので、こちらも続報を待とう。

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▲これが1枚だけ公開された“しばりプレイ”の画面。

 1時間弱のあいだに、これだけの情報が飛び出したスぺシャルステージ。こちらは各会場で開催されるので、会場に行けない人も配信をチェックする価値は大! 2017年5月27日のスペシャルステージの模様はこちらでも視聴可能となっているので、合わせてチェックしてみよう。

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