“ガシャポン”は40年で34億590万個を販売!

 バンダイは、同社が展開するカプセルトイ“ガシャポン”が登場してから2017年で40年を迎えたことを受け、イベントやキャンペーンなどを精力的に展開。7月には、“ガシャポン”史上もっとも話題を集めた商品を復活させるとしている。

以下、リリースより。


バンダイが展開するカプセルトイ・ガシャポンが、アニバーサリーイヤーを迎えます!
「ガシャポン40周年」
商品・イベント・キャンペーンなど勢力的に展開

2017年は“ガシャポン”40周年! 人気商品の復刻やイベント・キャンペーンなどで、アニバーサリーイヤーを盛り上げる_11

 株式会社バンダイ(代表取締役社長:川口勝、本社:東京都台東区)が展開するカプセルトイ・ガシャポンは、今年40周年を迎えます。
 1977年、バンダイは、当時20円の自販機が主流だったカプセルトイ市場に、異例の100円機で参入しました。ハンドルを「ガシャ」っと回すと玩具が入ったカプセルが「ポン」と出ることから自社のカプセルトイを「ガシャポン」と名付け、人気の定番キャラクターから最新キャラクターに加え、オリジナルキャラクターなど豊富なラインアップで商品化し、老若男女、幅広いお客様のニーズに応え続けています。
 現在では、自販機を全国に約36万台設置し、国内のカプセルトイ市場で約7割のシェアを誇るナンバーワン企業として業界をリードしています。40年間の販売数は、のべ34億590万個になります(2017年3月末時点)。
 また、海外へも事業を拡大しており、2002年よりアジアで本格的にカプセル自販機事業を開始し、現在では約2万台をアジアの9つの国と地域に設置しています。
 そして、誕生40周年にあたる本年は、イベントやキャンペーンを勢力的に展開し、ガシャポンの楽しさや魅力を発信していきます。
 7月には、ガシャポン史上、最も話題を集めた商品を復活させて発売する予定です。詳細は、6月1日(木)~4日(日)に東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2017」で発表します。

●ガシャポン40年の進化●

<カプセル自販機>
 当時20円の自販機が主流の中、バンダイは100円機で商品の販売を始めました。現在の自販機は、100円~500円まで硬貨が投入できるようになり、カプセルの形もサイズも多様化しています。
 2010年には、ICカードに対応した自販機の稼働を海外の4つの国と地域でスタートしました。2014年には、購入した商品を使ってその場で抽選ゲームが楽しめる「くじガシャポン」を稼働させるなど、自販機自体も時代とともに進化しています。

【カプセル自販機の進化】

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▲初期型
▲最新型

【カプセル自販機の種類】

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▲ICカード対応自販機(2010 年~)
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▲ガシャポンカン(2014 年~)/筒型のカプセル専用自販機
▲くじガシャポン(2014 年~) /『仮面ライダーブットバソウル』

<カプセル>
 梱包材としての役割を担うカプセル(直径45mm~75mm)は、PP(ポリプロピレン)と、PS(ポリスチレン)の2種類の材料を使用し、2分割していたものが一般的でしたが、2012年に、同素材で上下が一体化したカプセルを開発。新たなカプセルは、PSを使用せずPPのみで作られているためリサイクルがしやすく、これまでの約6割の原料で作れるなど環境に配慮した作りとなっています。
 その後、2014年にこの構造を応用した筒型の「ガシャポンカン」(直径62mm、長さ102mm)が誕生し、より大きなサイズの商品もカプセルに入れられるようになりました。近年では、カプセル自体も商品の一部としてお楽しみいただける商品も多数展開し、人気を博しています。

【カプセルの進化】

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▲1977年~
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▲2012年~
▲2014年~

【カプセル自体が本体になる商品(例)】

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▲『ドラえもん クリアなおっきなぷらりんドラえもん』
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▲『カプキャラ 藤子・F・不二雄キャラクターズ』
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▲『機動戦士ガンダム EXCEED MODEL ZAKU HEAD(エクシード モデル ザク ヘッド)』

<商品>
 過去の商品は小さなサイズの PVC(ポリ塩化ビニル)製単色フィギュアが定番となっていましたが、1994年、子どもだけでなく大人も満足できる、上質な造形と彩色にこだわった「HIGH GRADE REAL FIGURE(HG)」シリーズが誕生し、ガシャポンの常識を覆しました。以降、ガシャポンは高品質なクオリティにこだわり続けています。現在では、造形や彩色だけでなく、関節が24カ所以上可動するフィギュアや、LEDを内蔵・発光する商品など、価格以上の価値を提供することを目指しています。

【商品の進化】

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▲「SDガンダム」シリーズ(1985~)
<彩色>
▲「SDガンダムフルカラー」シリーズ(1994~)
<可動>
▲「ガシャポン戦士 f(フォルテ)」(2017~)
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▲「SDウルトラマン」シリーズ(1987~)
<造形>
▲「HGウルトラマン」シリーズ(1994~)
<発光>
▲「アルティメットルミナス ウルトラマン」シリーズ(2016~)
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▲現在のガシャポン売場(量販店 一例)

<ロケーション>
 自販機は電力不使用で設置場所を選ばないため、設置できるスペ-スがあればどこでも販売することができます。かつてはデパートの屋上や駄菓子屋などの軒先に単体で設置されていることが主でしたが、近年では量販店や家電店に専用のスペースが設けられ、大々的に展開されています。また、人の集う駅構内や観光地などでも設置が進み、多くの人々の目に触れることで、購入層が拡大しています。
 2015年~2016年にかけて、ファッションビルで20~30代の女性をターゲットとした期間限定の販売コーナー「Brilliant Capsule(ブリリアント カプセル)」を展開し、これまでにガシャポンを購入したことがない方も多く来場しました。また、2017年3月にオープンしたガシャポン初のオフィシャルショップ「TOKYO GASHAPON STREET(トーキョー ガシャポン ストリート)」(東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 地下1階)では、地方からの観光客や訪日外国人も来場しており、4月には、空港を利用するさまざまな層のお客さまに向け、羽田空港国内線 第一旅客ターミナル地下1階に「GASHAPON SHOP(ガシャポン ショップ)」がオープンしました。
 今後も、国内外問わず多くのファンを獲得するため、さまざまなロケーションで販売していきます。

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▲「Brilliant Capsule」
▲「TOKYO GASHAPON STREET」
▲「GASHAPON SKY SHOP」

●イベント情報●
東京おもちゃショー2017
会期:
【商談見本市(バイヤーズデー)】
2017年6月1日(木)10:00~17:30、6月2日(金)10:00~17:00
【一般公開(パブリックデー)】
2017年6月3日(土)9:00~17:00、6月4日(日)9:00~16:00
会場:東京ビッグサイト 東1~3ホール(東京都江東区有明 3-10-1)
入場:
【商談見本市(バイヤーズデー)】業界関係者(招待制・無料) ※当日登録受付あり
【一般公開(パブリックデー)】一般(無料)
主催:一般社団法人 日本玩具協会

東京おもちゃショー2017 公式ホームページ→こちら