PCでも、スマホでもお好きな方でどうぞ
カプコンより2017年8月3日に発売予定の、大法廷バトルゲーム『大逆転裁判2』体験版が公式サイトで配信中だ。ムジュンを突きつける爽快感や、ディレクターの巧舟氏によるケレン味たっぷりのテキストを堪能できる。本稿では、その体験インプレッションをお届けしよう。
なお、本体験版はウェブブラウザ上で遊ぶことができ、操作はすべてクリック(スマートフォンの場合はタップ)で行う。当然、ニンテンドー3DSで発売される製品版とは操作感が異なり、また、テキストのスキップができないなど、内容についても多少の差異がある点は押さえておこう。
誰かの墓前で何かを誓う御琴羽寿沙都
体験版は、墓参りをする御琴羽寿沙都(みことばすさと/声:花澤香菜)のムービーシーンから始まる。前作『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』の物語をざっと振り返り、主人公の成歩堂龍ノ介(なるほどうりゅうのすけ)とともに倫敦の法廷で活躍していたことを回想する。
そして、翌日、寿沙都自身が法廷に立つことになると言うのだ。明治時代という時代設定上、女性である寿沙都は弁護席に立つことができないはずなのだが……。
主人公交代!? 龍太郎の正体はいったい何沙都なんだ……
そして翌日、大審院の第壱法廷の弁護席に立つのは……
成歩堂龍太郎という青年。なんでも、成歩堂龍ノ介のイトコだという。学帽に詰め襟姿で、色白で細眉。田舎の大学で法律を学ぶ学生という設定だ。まったく正体がわからない。いやもう、僕には全然、わからないなあ。
ここからは『逆転裁判』シリーズおなじみの法廷パートとなるのだが、法廷初体験の龍太郎は、目が泳ぎ、アタマが真っ白になるという慌てっぷり。
下画面をクリックして“法廷記録”を確認し、裁判長からの質問にこたえることになるのだが、ここで誤った答えを選択してもペナルティーはないので、いろいろな答えを試してみるのもおもしろい。正解するとストーリーが進行し、事件の概要が説明されるぞ。
そして容疑者として逮捕されたのが、寿沙都の親友でもある村雨葉織(むらさめはおり)。
この後、裁判は進行し、証言台にふたりの証人が登壇する。
そして、揺さぶりながら証言を引き出し、証拠品と食い違う点……“ムジュン”を見つけて突きつける! 本シリーズならではの爽快感も、しっかりと味わえる。最終的には
……となって、体験版は終了する。プレイ時間は30分くらい。想像以上に充実した内容で、たっぷりと楽しめた。
裁判の詳しい内容は避けるが、事件現場の写真を詳しく見てみたり、証拠品や人物の詳細な情報をみてニヤニヤしたりと、細部まで楽しめる。とくに、前作から続編を楽しみにしていた僕のような者にとっては、非常にうれしい内容だ。
スマートフォンで遊ぶ場合、多少モタつきを感じたり、文字の小さに読みづらさを覚えることもあるかもしれないが、通常のサイト同様拡大して読めば問題なし。画面にタッチをする感覚は、ニンテンドー3DSでのタッチ操作時に近く感じたし、なによりスマートフォン上でアプリのインストールもなく手軽に遊べるというのが、新感覚で、すこしおもしろい。
何かと移動時間が増えるゴールデンウィーク中、これまでシリーズを遊んだことがなかった人も、試しに遊んでみるいい機会ではないだろうか。
※スマートフォンでのプレイ時は通信量が多くなるので、Wi-Fi接続でのプレイがオススメです。
※ゲームは中断したところから初められるので、すこしずつ進めることもできます。