ランダム生成されるクリーチャーや部位破壊要素なども注目
地球に襲来したエイリアンと戦うターンベースのタクティカルストラテジー“X-COM/XCOM”シリーズ。その初期作品を手掛けたJulian Gollop氏が率いるゲームスタジオSnapshot Gamesが、新作『Phoenix Point』を発表。Figでクラウドファンディングを開始した。出資希望額は50万ドル(約5564万円)で、締め切りは6月7日まで。製品版はPC/Mac/Linuxをプラットフォームに、2018年の第4四半期リリースを目指している。
本作の時代設定は2047年。エイリアンが襲来し急速に勢力範囲を広げる中で、残された人類の攻防を描く。『X-COM』シリーズのクリエイターが自ら手掛ける後継作ということで、ゲームの基本は近年のリブート版『XCOM』を踏まえた、正統派のターンベースタクティカルストラテジーという感じ(ただ、ちょっと心配になるぐらい画面の雰囲気が『XCOM』に似ていたりもする)。
ちょっと興味深いのは、エイリアンの各パーツが入れ替え可能なデータ構造になっていて、自動生成的に異なる組み合わせ・能力のエイリアンが出てくるといったところだろうか。大きめのクリーチャーと戦う際は、特定のパーツを狙って攻撃することで、移動速度を低下させたり、視界を悪化させたり、攻撃手段を減らすといった戦術を取ることもできるという。また自動生成要素はマップにも存在し、マップ中の爆発物に敵を巻き込むことで戦闘を有利に進めるといった対応が可能な模様。
もちろん戦闘だけのゲームではなく、リサーチ&開発などの戦闘外のマネージメント要素も存在する。さらにさまざまなポリシーを持つ他のグループに協力して同盟を組んで報酬を受け取ったり、あるいは逆にそれによって敵対関係に陥るといった、人間側の勢力要素もあるようだ。