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アメリカのフロリダ州オーランドで開催中の映画「スター・ウォーズ」のファンイベント“Star Wars Celebration”で、エレクトロニック・アーツのアクションシューティング『スター・ウォーズ バトルフロント2』が初お披露目。グローバルで2017年11月17日にプレイステーション4/Xbox One/PCで発売することが発表された。

数日前にティザー的な動画がリークされてしまったため、すでにチラッと内容を見聞きした人もいるかもしれないが、公開されたトレイラーは更に長いロングバージョンで、会場では開発チームにより詳しいディテールも話された。というわけで早速その内容をご紹介しよう。
キャンペーンモードでは、独自キャラを交えつつ、EP6と7の間の空白を描く
『スター・ウォーズ バトルフロント2』の前作からの最大の違いは、前作は対戦メイン+シングルで遊べるチュートリアル的なミッションという内容であったのに対し、今回は独自のストーリーを描くキャンペーンモードが存在するということ。
そのメインキャラクターとなるのが、帝国軍側の特殊部隊インフェルノ・スクワッドを率いるアイデン(Iden Versio/ジャニナ・ガヴァンカーが演じる)。映画のエピソード6「ジェダイの帰還」終盤で第2デス・スターが破壊された際、地上で掃討任務にあたっていたおかげで難を逃れた彼女が、皇帝のための復讐を誓う……というのが基本的なストーリーライン。ファースト・オーダーの勃興までの30年間を範囲に、ルーク・スカイウォーカーやカイロ・レンなどのキャラクターを交えつつ描かれる予定。カットシーンなどは俳優陣のパフォーマンス・キャプチャー(モーションだけでなく顔の演技も含めてキャプチャーする)を通じて演じられる。

DICEとともに本作のキャンペーン部分を開発するEA傘下のゲームスタジオMotiveのマーク・トンプソン氏(役職はゲームディレクター)によると、エピソード6とエピソード7「フォースの覚醒」の間に作中で30年の時間があることに着目。またエピソード6で第2デス・スターの破壊からの一連の流れは多くの人・種族の勝利の象徴として描かれるが、それを復讐すべき敗北と捉える人もいたはずだと考えたのが発端だと言う。
確かに、「スター・ウォーズ」シリーズは善悪/光と闇の切り離しがたい表裏一体がテーマのひとつ。またアイデンたちはエリート特殊部隊であるため、タイファイターのパイロットになることもあれば、破壊工作などを決行することもあり、さまざまなシチュエーションを描ける(ちなみにアイデンは肩口に浮遊型のドロイドを同行しており、電磁ショック能力などでサポートする模様)。
またキャンペーンモード中では、アイデン以外のルークなどのキャラクターでプレイする場面もあるそうで、面白い視点でエピソード間の空白を埋めるストーリーが楽しめそうだ。パネルディスカッションには、ルーカスフィルムでクリエイティブ・エグゼクティブを務めるスティーブ・ブランク氏も登壇。新たなキャラクターやストーリー、ロケーションを作るにあたっては、ルーカスフィルムの監修・コラボレーションにより開発が行われているとのこと。

マルチプレイは最大40人の大規模バトル
一方マルチプレイでは、最大40人が参戦可能(モードにより人数は異なる)。エピソード1のダース・モールから、エピソード7以降のレイやカイロ・レンまで、メインシリーズのすべての時代をカバーしており、一般兵士としての外見などはそのゲームモード/マップに合わせた(スター・ウォーズ内の)歴史的に正しいものになる一方、能力などのカスタマイズ内容は持ち越し可能とのこと。

バトルフロントシリーズの特徴としては、マルチプレイの中で主役級のヒーロー/ヴィランになれることと、さまざまなビークル(乗り物)に乗れることが挙げられると思う。
まずヒーロー/ヴィランについては、前作ではフィールド上に少量登場するシンボルをゲットすると変身できるという形を取っていたが、今作ではより多くのプレイヤーがヒーロー/ヴィランとしてプレイできる形を目指すとのこと。
そしてビークルについては、レースゲームを得意とするスタジオのCriterionと協力。タイ・ファイターやX-Wingなどの代表的な宇宙戦闘機はもちろんのこと、惑星ホスの騎乗生物トーントーンなども出てくるというのが面白い(トーントーンはトレイラーでも強烈なタックルを見せている)。

シリーズ40周年にふさわしい大作へ
というわけで、前作で足りなかった部分なども補足しつつ、オールスターキャストで「スター・ウォーズ」世界に没頭できる、シリーズ40周年にふさわしい作品となりそうだ。E3前に行われる自社イベント“EA PLAY”への出展も告知されており、期待が高まる。




